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Q&A用語解説

ドラッカーの創造的模倣戦略とは


ドラッカーの創造的模倣戦略

 

ドラッカーが「イノベーションと企業家精神」で述べている
創造的模倣戦略について説明しています。

一番手のイノベーションを行った者にひきづいて
社会貢献する製品やサービスを普及させる戦略です。

■代表的事例を引用します。

IBMは1930年代初めに天文学者のために
高速なコンピュータを作ったが、
それを捨ててENIACに乗り換えた。

そしてそれが多目的コンピュータの標準となった。

IBMはパソコンでもイノベーターではなく、
模倣者だった。
イノベーターはアップルだった。

■ソニーのトランジスターラジオも半導体を自ら
開発したのではないし、

セイコーのクオーツ時計も、

P&Gのほとんどのトイレタリー製品も創造的模倣だった。

戦後日本のモノづくりにおいて代表的大企業になった、
現在パナソニックと名前を変えた
松下電器は「まねした電機」と揶揄されていた。


■誰かがイノベーションしたモノを短期間で
顧客が望み、満足し、代価を払ってくれるものに仕上げる。

創造的模倣戦略を行うものは、
仕事を始める頃には市場性は明らかであり
すでに市場は生れている。

製品やサービスを自ら発明しないが、
市場における位置付けや利用しやすい形態への
変換を行う。

創造的模倣は社会的イノベーションとして
ドラッカーは高く評価しています。

トヨタ式経営やTOC(制約理論)などの
マネジメントもドラッカーのマネジメントも
そもそもマネジメントは
生き方や仕事の仕方ですから
歴史的人類の知を創造的に模倣していると
言えます。