セミナー:もの創り製品開発イノベーション

好機は備えある心に宿る

1980年代はジャパンアズナンバーワンと称賛され半導体・自動車・電機などものづくり日本が最盛期でした。しかし初め日本経済のバブルがはじけて失われた20年が30年に伸びようとしています。

不良債権による金融機関の破綻だけではなく日本のものづくりの力の源泉であった製造現場は円高で海外移転で空洞化が進んでいる。

米国シリコンバレーのようアップル、グーグル、マイクロソフト、フェースブックなどICTによる世界を変える起業が日本では起きていない。

■三洋電機やシャープのようなものづくり日本の代表的企業が中国や台湾の資本の傘下にはいる。日本人はベンチャー精神に劣り、中国や韓国の台頭で日本は再び第二の敗戦などと言われています。

一方でスマホなど電子部品の大部分は日本の中小のものづくり企業が支え下請け化している。大企業はキャッシュを増やしながらも欧米型の本社主導の経営計画、経営管理が普及し慎重すぎる事業計画が時期を逸する。好機を求める企業家精神が委縮し挑戦する喜びや苦しさを楽しむ心と頭が危機を機会にできなくなっているのではないか。

■国家財政はGNPを超え1000兆円を超える債務を抱えている。しかし、銀行、企業や家庭の財務状況をすべて連結すると日本は対外債権は断トツの世界ナンバーワンであるということは知られていません。

企業家精神の欠如とキャッシュを貯める保守経営ではなく生きがいをもって挑戦するイノベーションが日本の復興に必要ではないでしょうか?

■明治150年を振り返ってみると日本は欧米の進んだ科学技術を取り入れながら鉄道も自動車も電機も世界最高水準まで進化させました。日本のものづくりは理論やコンセプトよりも現場現実現物でのムダ取りという愚直な徹底ぶりがコアコンピタンスとなり成功しました。 しかし現代ではMBA/MOTや欧米のコンサルタントファーム、ITベンダーから導入された理論やコンセプトで押し切るやり方に現場は戸惑っているのが現状と思われます。

■現状打破のために必要な対策は理論やコンセプトを無視することではなく、戦後復興でジャパンアズナンバーワンと言われた先輩達のように現場現実現物から科学的に独自に製品や事業を創ることではないでしょうか?

天才や神様ではない人間は多くの実例と実例から原理をまとめた先人の知見を学びましょう!

 

セミナー概要

現状の製品の改良改善も重要ですが、既存の技術と違うカテゴリーの新技術が現れて現状と見劣りしてもいずれ既存の市場を破壊するかもしれません。古典的事例の1つのが帆船から蒸気船、蒸気機関から内燃機関、内燃機関から電動機というイノベーションが世代を超えて起こります。思いつきのアイディアだけの発想法やイノベーション論ではなく歴史的事例からイノベーションを体系化したクレステンセン、ドラッカー、シュンペータ、そして自然科学で多くのノーベル賞に輝くに日本人、欧米由来の列車、自動車を世界1にした日本人のイノベーションマインドなどから成果を上げる「もの創り製品開発イノベーションマネジメント」について学びましょう!

 

 

セミナー:もの創り製品開発イノベーション3つの特徴

コアコンピタンス戦略

コアコンピタンス戦略とは米国MBAの反省の中から生まれた教訓と言えます。短期的利益を狙う製品と市場をターゲットにして実現可能性を第一に考えると現製品の改良や慣れ親しんだ市場からはみ出すことはありません。しかし、このようなSBU(戦略的事業単位)のみではいずれ技術が枯れ成長が止まるリスクがあります。自社の持っている中核的能力(コアコンピタンス)が根であれば製品は幹であり、枝葉と言えます。根をしっかり育成することを重視しながらSBU戦略を練ることが重要です。

セレンディピティの法則:好機は備えある心に宿る

「好機は備えある心に宿る」(セレンディビテイの法則)とは思わぬものを偶然に発見する法則であり、セレンディップの3人の王女が何か面白いものはないかと旅をして道中、新しいことをたくさん発見した物語りから来ています。「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」(クレステンセン他、翔泳社)に掲載された物語りですが、製品開発においても何か面白いものはないかと、社内に閉じこもらないで、いろんな人に会い、いろんな物を見ることで技術や製品やビジネスモデルの発見があるかもしれない。セレンデイピテイの法則以外にも創造的イノベーションのマインドセットを「サプライチェーン18の法則」(今岡善次郎、日本経済新聞)を参考に考えてみました。

イノベーションの最大の壁は人々の認識にある

・イノベーションとはパラダイムシフトを伴います。新技術や新ビジネスモデルがもてはやされる頃はアーリーマジョリテイと言われる市場の半分が追従した時期です。そこまに行くまでは1000人に1人か100人に1人のイノベーターやアーリーアダプターの受け入れ段階の修羅場があります。アーリーアダプターが受け入れても、そこから先には大きな裂け目があり多くは裂け目に落ち込み死ぬ運命が待ち構えている。裂け目という土壇場で生き残ってから成功事例を作り世間に訴えることができるかどうか正念場を経て初めてアーリーマジョリテイによってパラダイムシフトが完結します。頭で考える戦略だけではなく愚直に一歩づつ進むことが秘訣でありそれを支える理念と行動を共にする仲間の実行力が問われます。

セミナー内容

企業の安定と成長のために新事業・新製品開発において技術とイノベーションをどのようにマネジメントしたらいいかの気づきを得たい経営者、技術者、管理者を対象とします。米国主要MBAで使われているMOTのバイブル「技術とイノベーション」の日米の事例と手法に加えて、日本的経営とドラッカーやミンツバーグ、ゴールドラットなど米国のMBAでは異端だが日本的経営に重なる手法も参考にします。講師の過去の体験だけではなく多くの事例から学びながら現在進行中のプロジェクトも事例を交えながら相互の交流を通してイノベーションの障害や問題を克服する知見を紹介します。

 

 
項目

1.米国式MOT/MBAと日本のイノベーション

MBA/MOT、ミンツバーグのMBA観、米国一流MBAのMOTコースの教材「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」、コトラー戦略論とマネジメント能力、コア・コンピテンス、イノベーションマネジメント、新製品開発組織論最近事例にみる日本型イノベーション
2.全体的プロセス連鎖モデル:サプライチェーンマネジメント TOC(制約理論)、シンクロナイゼ―ション、タイムベースマネジメント、米海兵隊とボイド大佐のタイムベース戦略OODA
3.5段階プロジェクトマネジメント 思い、ビジョン、ドラッカーのマーケテイングとイノベーション、問題解決・発想法ツール、帰納法、弁証法、川喜多二郎、SECIモデル、孫子、プラニングのツール
4.ものづくり日本の手法の展開 トヨタ式経営、品質工学、ドラッカーの日本観、エコシステム経営、宮本武蔵の五輪書、ソニー創業、ピーターセンゲと日本的経営、
5.MOT/MBA/日本のものづくりの知見に基づいた技術開発の効果的な活かし方 コア・コンピタンスと技術ポートフォリオ、プロジェクト時間管理手法CCPM、コンカレントマネジメント、ゲートサイクル法、
6.事例:回転軸振動低下技術のイノベーション 振動低減理論とバランス理論、新カテゴリーの回転軸振動低減理論、運動方程式と数値計算、応用と構造

ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。

コメント・ご意見・お問合せフォーム

(例:山田太郎)

必須

(例:sample@yamadahp.jp)

必須

テキストを入力してください