メルマガ:生命科学からマネジメントを学ぶ

人も企業も社会組織も生き物です。生命の免疫力や活力を維持する生命科学の知識は企業や社会の健康を維持する方法に大きなヒントを与えます。

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「免疫力強化のための自律神経を鍛える9つの習慣」

「蘇活力」南和友、アチーブメント出版)より

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■南先生は自律神経を鍛えるために9つの習慣を推薦しています。

 

1.生活のリズムを整える

2.食事は腹八分目

3.運動

4.五感を使う

5.呼吸を意識する

6.感動する

7.情熱を持つ

8.薬はほどほどに

9.休暇を取る

 

■南先生の患者で心臓病に罹っている人は

生活のリズムが乱れている人が多いという。

 

薬に頼り、薬の副作用で朝起きられない。

 

本来身体は朝5時に活動モードに入るがそのリズムで

身体が動かない。

 

薬が生活のリズムを壊す。

 

腹八分目にすると食事が美味しい。

 

美味しい、気持ちいい、きれい、楽しい・・・など

感動することが自律神経を鍛えるのです。

 

 

■怒ったり恐れたり不安になったりして

戦闘モードになったら心を切り替えて

呼吸を深く整えて楽しいことや気持ち良いことに

思いを馳せる。

 

 

五感を使うことを特に進めています。

 

五感を鍛える機会は

BGMで音楽を聴く、美しい自然を観察する、美術品を見る。

温泉に行く、ドライブを楽しむ・・・

などたくさんあります。

 

 

 

■9つの習慣はすべて繋がっており、根本は

生活のリズムにあります。

 

生活のリズムが軌道に乗ると

交感神経が優位に働きアドレナリンが出て

血管が収縮し血圧が上がる。

 

しばらくすると血圧を上げ過ぎないように

副交感神経が優位になり血管が開いて血流がよくなり、

脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌され爽快感を覚える。

 

これがすなわち感動なのです。

「インドでは40℃の炎天下でも平気なのは何故か?」

「蘇活力」南和友、アチーブメント出版)より

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■自律神経は生活のリズムによって慣れるのです。

 

インドや熱帯地方で暮らす人は40℃でも平気だけど

日本では異常気象で熱中症で死者が出ます。

 

普通は長時間40℃の中でいたら熱が体内に入ってこないように

交感神経が働いて汗腺が締まり汗がでなくなる。

 

そうすると熱が溜まって体温が下がらないので熱中症になる。

 

インド人はその環境に適応しているので熱が入って来ないように

交感神経が汗腺を締めると同時に副交感神経が働き汗腺を開き

汗を出して体内温度を正常に保つ。

 

交感神経と副交感神経は

汗腺を締めて汗腺を開くというオンオフの制御系である。

 

アクセルとブレーキで正常な運転ができる。

 

瞬時にアクセルとブレーキを切り替える

 

■慣れるというのは習慣化することであり

鍛えることです。

 

アスリートがトレーニンングするのは

筋肉だけを鍛えているのではなく自律神経を鍛えているのです。

 

交感神経と副交感神経の制御系を強化している。

 

マラソンランナーは走っているとき

交感神経で血圧や心拍数を上げて力を出しながらも

同時に副交感神経が働くので末梢血管が開いて

血圧や心拍数をそれほど上げずに走り続けることができる。

 

副交感神経が作用するとエンドルフィンが出て気持ち良くなるので

ランナーズハイの状態になる。

 

■南先生は60歳過ぎても体力が落ちたと感じないそうです。

 

夜中の緊急手術にも耐えられる。

 

40代50代で「体力は落ちた」という人が多い中で

その差は自律神経の鍛え方にある。

 

60歳までは人生のリハーサル、

人生100年時代に活力ある生活をするには

自律神経を鍛え免疫力を強化するのが秘訣です。

 

 

■鍛えるとか訓練というと苦しいといイメージですが

ある程度の負荷を生活のリズムの中に組み込むことなのです。

 

インドでは40℃の高温の環境が生まれたときから

生活のリズムに組み込まれている。

 

AIとかICTで人間は労働から解放されるのか

負荷のない生活リズムに落ち込み

体力や免疫力を失うなって生命体として弱体化する可能性がある。

 

人間が健康に活力を維持して暮らすのに

負荷という苦労は避けながらも負荷によって鍛錬することも

必要なようです。

 

健康のための負荷は

指圧、マッサージ、鍼等の力であり

熱はお風呂、温水シャワー、温泉、お灸など

伝統的な療法は交感神経と副交感神経を

鍛えているようです。

 

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「鳥肌が立つ恐怖と感動を制御する」

「蘇活力」南和友、アチーブメント出版)より

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■自律神経を鍛えるということは

人間が直面する鳥肌が立つほどの恐怖や感動で

自分を失うことなく冷静に行動できる自分をつくることです。

 

甲子園球児が勝っても負けても泣く場面を見ますが

プロ野球選手は嬉しさや悔しさは表現しますが

冷静に感情をコントロールします。

 

よく泣いたり笑ったり怒ったりする人は

「感受性が高い」と誤解されるが

自律神経の閾値が低いのだと南先生は言います。

 

ちょっとしたことで急に交感神経が働き

それに副交感神経が伴って涙がでる。

 

 

■恐怖や感動の体験を何回も繰り返すと

自律神経の閾値があがる。

 

鳥肌も立たないし涙も出ないが

感受性が低くなったわけでも鈍感になったわけでもない。

 

ゆとりをもって深く感じ思考する「感性」が

豊かになる。

 

喜怒哀楽に取り乱さない。

 

 

■外科医が初めて手術すると、

普通なら恐くて息が止まりそうになるそうです。

 

人間の身体にメスを入れるということは

刃物で人を切ることであり

パニックになる。

 

しかし経験を積むと過度の緊張は無くなり

副交感神経がついてくるので脈拍はそれほど上がらず、

冷静に手術できるようになる。

 

 

 

■私たち誰でも自律神経の閾値を上げることができる。

 

交感神経と副交感神経の両方の閾値を上げれば上げるほど

感性が磨かれていく。

 

バランスよく自律神経を鍛えることで鳥肌が立ったり、

怒ったり、悲しんだり、

又は有頂天になって取り乱したりしないで

事態に冷静に対処できる。

 

マネジメントとは

事態が悪化する現実の苦境にうろたえて

短絡的な行動に落ちることなく

論理的戦略を立て実行することです。