scm導入で解決できる問題とメリットとは?在庫に焦点を当てる経営改善の方法

scmを導入することで、解決できる問題は数多くあります。モノとカネの流れを滞留させ収益を悪化させる負の連鎖が根本問題です。在庫削減や人や設備の効果運用など次世のオペレーションマネジメントがSCMであり、それによって企業の負の連鎖を断ち切ることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

こちらでは、scmの導入で解決できる問題やメリット、scmの18の法則などをご紹介します。

サプライチェーンとは?ERPとはどう違う?~SCM導入をご検討中の方はISDI今岡システムダイナミックス研究所へ~

サプライチェーンとは、物流システムにおけるすべての工程を表す言葉です。業種・形態により工程は様々ですが、一般的には、製品の部材調達から製造、流通、販売といった経路を辿ることになります。この一連の工程を指した言葉が、「サプライチェーン」なのです。

このサプライチェーンを自社内でまかなっている企業もあれば、物流管理・在庫管理・生産管理など、数社に業務委託し、サプライチェーンを構築している場合もあります。複数社で構築している場合には、顧客の消費動向に応じた対応が困難になりがちです。

そうした問題がある中で、SCMの活用が注目されています。SCMを導入することで、部門別ではなく全体的な生産性が向上し、関係するすべての企業がその利益を受けることが期待できるのです。

SCMとERPの違い

SCMとよく混同されがちなのが、「ERP」です。このERPとは、「Enterprise Resource Planning」の略で、「統合基幹業務システム」とも呼ばれています。ERPは人材・設備・情報など企業を構築するデータを活用し、経営全体を可視化します。あらゆる業務の情報を一元管理することで、経営を可視化し、互いに関連する業務を円滑に連携することが主な目的です。一方で、SCMは社内外を問わず製品販売における一連のプロセスを可視化します。

SCP導入をご検討中の方はISDI今岡システムダイナミックス研究所にご相談ください。最適なシステム環境を提供いたします。SCMに関するセミナーも開催しておりますので、お気軽にご参加ください。

scm(サプライチェーンマネジメント)が解決する問題とメリットとは?

チョークで書かれたMeritの文字

scm(サプライチェーンマネジメント)を導入することで解決できる問題は沢山あります。

過剰在庫削減、過少在庫による欠品、リードタイム長期化、売上不振企業が抱える問題は多く、それらの解決手段として弊社のscmの導入が有効です。

例えば、効率向上や積極的な経営計画が機会損失や過剰在庫を引き起こした場合、モノとカネの流れが停滞して売り上げの低迷やコストアップに繋がる場合があります。そうなると、当然収益が悪化してしまい、最悪の場合、廃業や倒産に追い込まれてしまうのです。

しかし、過剰在庫をなくそうと在庫の削減を行うと、今度は欠品が増えてしまうことになります。

これを工場作業に置き換えてみると、在庫を減らすことで作業工程の待ち時間が増えて、結果的に稼働率が落ちてしまうこともあります。

その他、scmが必要となる原因には「プロダクトプッシュ」「大ロット化」「マスマーケティング」「計画至上主義の破綻」「コストベースの部分的最適化」「グローバル化やバーチャル化」「拠点の分散化」「部分中間財のサプライチェーン」などがありすべて「在庫」に現れます。

上記の問題を解決するにはScmという考え方と手法を導入することです。結果的に工程間の同期化レベルが上がり、流れが良くなり全体の効率も上がることによって、結果的にコストも下がり収益も上がります。少ない在庫でありながらも機会損失が発生しないようオペレーションを可能とし、経営資源のムダがなくなり企業収益力が高まるのはscmを導入するメリットといえるでしょう。

ISDI今岡システムダイナミックス研究所では、製造業のコンサルタントを行っております。サプライチェーンマネジメントで様々な問題の解決を希望している方は、ぜひご相談ください。

サプライチェーンマネジメント18の法則

高い所から夜の夜景を見る人

scm導入の前に、成功事例から抽出した「18の法則」を念頭において現実を観てみましょう。

  1. 在庫はコストというより時間である
  2. 流れの速さが収益力を決める
  3. 組織連携のムダは在庫に現れる
  4. 効率向上は必ずしもムダを無くすことにはならない
  5. 理論より現実が優先する
  6. 全員に能力があっても全体に能力があるわけではない
  7. 個の自律性があって全体の統合度が上がる
  8. 根本原因となるわずかの独立変数が最終損益を決定する
  9. 情報共有とチームワークが同期化を促進する
  10. 小口多頻度の供給が滞留を無くして流れを良くする
  11. 業務統合によりストックポイントは減る
  12. 常に目を開けて運転することが安全で流れの良いドライブに不可欠である
  13. 人間は組織を超えた存在である
  14. 供給地点を需要地点に引き寄せる
  15. 熟練はチームワークの連携、同期化を促進する
  16. 人や設備の余剰は在庫を減らす
  17. 成功体験は同じ行動を持続する慣性力をつけて変化への抵抗となる
  18. 需要と供給は相対的な関係にある

これらの法則を参考にscmを導入すれば、早期に成果を得ることができます。

ドラッカー思想による自律人材養成と在庫に焦点を当て企業収益力アップを実現するscm導入

scmを導入すれば企業の負の連鎖を断ち切ることができ、効果的に企業収益力アップを実現する手段にもなります。経営に流れをもたらすことで、キャッシュフローの収益力を高めるのです。scmには成功事例から抽出した「18の法則」が有効です。解決策としてぜひお役立てください。

ISDI今岡システムダイナミックス研究所では、戦略(知)・精神(志)・実践(行)の人間を中心に考えたコンサルタントを行っております。自律人材養成(ドラッカー)に興味がある方は、ぜひISDI今岡システムダイナミックス研究所にお声かけください。

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