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日本ではものづくり改善には「ムダ取り」いうのが一般的ですが、ERP等IT用語では生産革新の目的として効率化、あるいは生産性向上という経済学の用語が使われます。
トヨタ生産方式の7つのムダとは以下の通り現場改善の思想でサプライチェーンマネジメントの視点から言えば「手待ちのムダ」と「在庫のムダ」に焦点を当てます。手待ちのムダを無くすために手持ち在庫と増やす必要があり、手持ち在庫を無くすと手待ちのムダが発生するというジレンマの関係にあります。「ムダ」は解決すべき具体的な問題に焦点を当てますが効率や生産性は時間当りの数量などが使われ、部分の効率を上げることが作りすぎて在庫を増やしたり、不良を増やすこともあります。手待ちのムダは工程での材料不足(欠品)で、注文があっても製品在庫が無いという機会損失も含まれます。これはシステムを俯瞰的全体として「在庫削減と欠品防止」のシステム問題と捉える必要があります。
1.作りすぎのムダ
2.手待ちのムダ
3.運搬のムダ
4.加工そのもののムダ
5.在庫のムダ
6.動作のムダ
7.不良をつくるムダ
今岡式SCMとは制約理論(TOC)がきっかけですが、その本質は「在庫削減と欠品防止」のジレンマ解消をシステムのシンクロナーゼーション(同期化)で解決するシステム論として体系化しました。