半導体工場で使う冷却用エアコン、大きな動力を使う成型機械など産業用モーターを使う工場の省エネ対策

現在、世界中の電力消費量は増える一方です。

電力消費が増える背景には、新たに先進国への一歩を踏み出し始めた新興国の存在が挙げられます。電力消費量が多い先進国に加えて、新興国の電力消費量が爆発的に増加したため、世界的に電力消費量が増えるのは当然と言えるでしょう。

こうした電力消費量のうち、その多くを占めているのがモーターの動力です。世界で使用される電力消費量の60％以上がモーターによるものだと言われています。

モーターといっても家庭用・業務用・産業用モーターなどの種類があり、家電やAV機器、産業機器、乗り物など、身のまわりはモーターが使用される製品であふれているのです。

つまり電力消費量を削減するのであれば、モーターを高効率のエネルギーに変える努力が行われており既存技術では限界と見なされています。世界的な電力不足を解消するため、特に先進国においては、より省エネ性の高いモーター駆動系技術開発が求められています。

既存の技術で新技術を評価するのではなく新規な技術や現象に好奇心を持つイノベーションマインドが必要とされます。