セミナー資料サンプル:もの創り製品開発イノベーション
全200頁スライド
 

セミナー概要

現状の製品の改良改善も重要ですが、既存の技術と違うカテゴリーの新技術が現れて現状と見劣りしてもいずれ既存の市場を破壊するかもしれません。古典的事例の1つのが帆船から蒸気船、蒸気機関から内燃機関、内燃機関から電動機というイノベーションが世代を超えて起こります。思いつきのアイディアだけの発想法やイノベーション論ではなく歴史的事例からイノベーションを体系化したクレステンセン、ドラッカー、シュンペータ、そして自然科学で多くのノーベル賞に輝くに日本人、欧米由来の列車、自動車を世界1にした日本人のイノベーションマインドなどから成果を上げる「もの創り製品開発イノベーションマネジメント」について学びましょう!

特徴

 

セミナー:もの創り製品開発イノベーション3つの特徴

コアコンピタンス戦略

コアコンピタンス戦略とは米国MBAの反省の中から生まれた教訓と言えます。短期的利益を狙う製品と市場をターゲットにして実現可能性を第一に考えると現製品の改良や慣れ親しんだ市場からはみ出すことはありません。しかし、このようなSBU(戦略的事業単位)のみではいずれ技術が枯れ成長が止まるリスクがあります。自社の持っている中核的能力(コアコンピタンス)が根であれば製品は幹であり、枝葉と言えます。根をしっかり育成することを重視しながらSBU戦略を練ることが重要です。

セレンディピティの法則:好機は備えある心に宿る

「好機は備えある心に宿る」(セレンディビテイの法則)とは思わぬものを偶然に発見する法則であり、セレンディップの3人の王女が何か面白いものはないかと旅をして道中、新しいことをたくさん発見した物語りから来ています。「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」(クレステンセン他、翔泳社)に掲載された物語りですが、製品開発においても何か面白いものはないかと、社内に閉じこもらないで、いろんな人に会い、いろんな物を見ることで技術や製品やビジネスモデルの発見があるかもしれない。セレンデイピテイの法則以外にも創造的イノベーションのマインドセットを「サプライチェーン18の法則」(今岡善次郎、日本経済新聞)を参考に考えてみました。

イノベーションの最大の壁は人々の認識にある

・イノベーションとはパラダイムシフトを伴います。新技術や新ビジネスモデルがもてはやされる頃はアーリーマジョリテイと言われる市場の半分が追従した時期です。そこまに行くまでは1000人に1人か100人に1人のイノベーターやアーリーアダプターの受け入れ段階の修羅場があります。アーリーアダプターが受け入れても、そこから先には大きな裂け目があり多くは裂け目に落ち込み死ぬ運命が待ち構えている。裂け目という土壇場で生き残ってから成功事例を作り世間に訴えることができるかどうか正念場を経て初めてアーリーマジョリテイによってパラダイムシフトが完結します。頭で考える戦略だけではなく愚直に一歩づつ進むことが秘訣でありそれを支える理念と行動を共にする仲間の実行力が問われます。

セミナー内容

企業の安定と成長のために新事業・新製品開発において技術とイノベーションをどのようにマネジメントしたらいいかの気づきを得たい経営者、技術者、管理者を対象とします。米国主要MBAで使われているMOTのバイブル「技術とイノベーション」の日米の事例と手法に加えて、日本的経営とドラッカーやミンツバーグ、ゴールドラットなど米国のMBAでは異端だが日本的経営に重なる手法も参考にします。講師の過去の体験だけではなく多くの事例から学びながら現在進行中のプロジェクトも事例を交えながら相互の交流を通してイノベーションの障害や問題を克服する知見を紹介します。

 

 
項目

1.米国式MOT/MBAと日本のイノベーション

MBA/MOT、ミンツバーグのMBA観、米国一流MBAのMOTコースの教材「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」、コトラー戦略論とマネジメント能力、コア・コンピテンス、イノベーションマネジメント、新製品開発組織論最近事例にみる日本型イノベーション
2.全体的プロセス連鎖モデル:サプライチェーンマネジメント TOC(制約理論)、シンクロナイゼ―ション、タイムベースマネジメント、米海兵隊とボイド大佐のタイムベース戦略OODA
3.5段階プロジェクトマネジメント 思い、ビジョン、ドラッカーのマーケテイングとイノベーション、問題解決・発想法ツール、帰納法、弁証法、川喜多二郎、SECIモデル、孫子、プラニングのツール
4.ものづくり日本の手法の展開 トヨタ式経営、品質工学、ドラッカーの日本観、エコシステム経営、宮本武蔵の五輪書、ソニー創業、ピーターセンゲと日本的経営、
5.MOT/MBA/日本のものづくりの知見に基づいた技術開発の効果的な活かし方 コア・コンピタンスと技術ポートフォリオ、プロジェクト時間管理手法CCPM、コンカレントマネジメント、ゲートサイクル法、
6.事例:回転軸振動低下技術のイノベーション 振動低減理論とバランス理論、新カテゴリーの回転軸振動低減理論、運動方程式と数値計算、応用と構造

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