セミナー資料サンプル:主体性あるひとづくり(ドラッカー)
全336スライド頁

セミナー概要

2011年から2015年の4年間の今岡ドラッカー塾10回分をセミナーとしてまとめました。江戸時代の日本画から日本人の感性に共感したピーター・F・ドラッカーは社会生態学思想家であり「いのち」の人間学に立脚したマネジメントを発明しました。日本人の多神教は西洋の一神教とは違う生態学的思想文化でありものづくりひとづくりのマネジメント思想にも反映されています。ひとり一人が神であり自律した主体的な存在としてマネジメントに関わることがイノベーションを起こすという思想です。ドラッカーを元に東西の知を換骨奪胎し、心と頭と身体(心技体)の枠組みでツールとして「マネジメント」のツールとして習慣化するきっかけを作ります。

 

 

 

 

セミナー「主体性あるひとづくり(ドラッカー)」
3つの特徴

心技体(精神・戦略・実践)

ドラッカーの著作全てを読みこなして心に残ったメッセージの膨大なメモを分類すると9のカテゴリーになり更に集約すると3つに集約できました。それが精神、戦略、実践という心技体の三位一体のスポーツや武道に共通する教えと同じであることを発見しました。ビジネススクールで重視する論理思考、戦略論、財務、マーケテイング論などマネジメントの一部であり核となるのは日本的経営で重視する古典的な人間力であります。

エコシステム思考

ドラッカーは自ら社会生態学者と自称していました。同じような思想を持っている「学習する組織」で有名なMIT教授のピーター・センゲのシステム思考は伝統的マネジメント思想からのパラダイムシフトです。共通するのは欧米のトップダウン方式、カリスマ天才に頼るマネジメントではなくひとり一人が全体とつながる一部として自律的に問題に取り組むことが長期的に成果を生むということです。

日本的経営

ドラッカー思想になじむと企業と社会の関係を強く意識することになります。マネジメントとは社内の管理ではなく顧客や取引先との関係性の維持向上であり「三方良し」の日本的経営、二宮金次郎(二宮尊徳)の報徳思想など西欧文明の入る前の江戸時代の思想家が唱えていたことと同じです。江戸初期に多くの書物を残した三河武士出身の僧侶、鈴木正三にたどりつきます。

セミナー内容

江戸時代の日本画から日本人の感性に共感したピーター・F・ドラッカーは社会生態学思想家であり「いのち」の人間学に立脚したマネジメントを発明しました。日本人の多神教は西洋の一神教とは生態学的思想文化でありものづくりひとづくりのマネジメント思想にも反映されています。

ドラッカーを元に東西の知を換骨奪胎し、心と頭と身体(心技体)の枠組みでツールとして「マネジメント」のツールとして習慣化するきっかけを作ります。

 
項目

1.ドラッカーの社会生態学マネジメント

ドラッカーの日本画観賞、複雑系と有機システム、そしてエコシステム、身体の組織と企業の組織、人類の英知、東西の知、脳科学
2.人間の本質:個人と組織社会の関係 ドラッカーの人間観と目標管理、梅棹忠夫の文明生態史観、狩猟民族と農耕民族、日本のマネジメント元祖二宮尊徳、東洋思想とは
3.マーケティングとイノベーション 顧客の創造、人類の福祉、義務としてのイノベーション、人間の進化と社会の進化、第一と第二の創造(森信三)、産業革命、フレデリック・テ―ラ―、遺伝的アルゴリズム
4.「心技体」(心頭身体)のマネジメント 精神、戦略、実践の3つの領域、儒教の知仁勇、三種の神器の鏡勾玉剣、感性論哲学、知偏重の西洋思想と中庸の東洋思想のマネジメント
5.使命とマネジメント ドラッカーマネジメントは誠(インテグリテイ)、義、宇宙生命に繋がる個、トヨタ式経営の原点、柳井正とドラッカー、U理論、統合の精神
6.正しい答えより正しい問い 状況把握、問題解決より問題定義、根本問題、成すべきことは何か、孫子の兵法、ゼロ戦の坂井三郎、米国海兵隊ボイド大佐のOODA,診断から処方へ
7.観察・理論・実験 帰納・演繹・発想(アリストテレス)、弁証法、今西錦司・梅棹忠夫・川喜多二郎、ドラッカーの効率と成果、仕事のサイクル、現場経営の本質
8.時間によるマネジメント TPS(トヨタ式生産システム)の本質、5Sと標準化、米国の分析タイムベース競争、フィードバックサイクル、目を開けて運転、ドラッカーの洞察「仕事からではなく時間から」
9.インテグレーションによるマネジメント 分析と設計、診断と処方、分割と統合、TOC(制約理論)、クリテカルチェーンプロジェクトマネジメント、ジャストインタイムと統合、コンテナ船と統合、在庫の本質
10.日本的マネジメントの本質と西洋の知の融合 近江商法、日本的経営とドラッカー、ジムコリンズと中江藤樹、ゴールドラットと大野耐一、TQC・シックスシグマ、TQCとTOC、TPSとTOC、生態系としての経営システム

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