兵站戦略における重点管理とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

兵站戦略における重点管理とは

 ■元米国大統領ケネデイ政権における

ロバート・マクナマラは

軍事物資の調達問題を解決する必要に迫られていました。

 

編み出した方法は

兵站戦略における重点管理だった。

 

戦闘に必要な物質の何をどれだけ何処に置いておけばいいか。

 

軍事物質の不足は戦闘能力を下げるし、

不用な量は予算の無駄であり、

長期保存では陳腐化します。

 

■長い間

この問題に対して無数の検討が行われたが

改善どころか悪化する一方だったのです。

 

これは兵站(へいたん)、又はロジスティクスと

呼ばれビジネスにおける生産・物流の問題です。

 

現在ではサプライチェーンマネジメントのテーマです。

マクナマラ以前は

総額と総品目を尺度に決定を行っていた。

 

■マクナマラは何を行ったか。

 

金額の大きい主要物資を上位から選別すると

上位からわずか4%で総額の90%を占めていることが

分かりました。

 

一方戦闘能力に影響する重要度で

上位から選別するとこれも

わずか4%で全体の90%を占めた。

 

この両方を考慮して、重複を避けて、

戦闘能力と金額の大きい上位6%の重要品目を

選定して重点管理の対象とした。

 

■6%の重点品目と94%の一般品目を分けて

在庫と調達と使用状況を管理する仕組みを作った。

 

この兵站戦略変更のポイントは

決定基準を総額と品目数から

重要度に応じた区分管理の勝利だと

ドラッカーは紹介しています。

 

現代のサプライチェーンの問題解決に照らすと

ABC分析(重要度分類)による在庫管理とも言えます。