事実と仮説とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

株式会社21世紀ものづくり日本トップページ>>Q&A用語解説>>事実と仮説

Q&A用語解説

事実と仮説とは

 ■ 事実と仮説、どちらが始まりか?

 

ドラッカーは仮説、すなわち『意見からスタートせよ』

という。

 

何かを決める時、

「事実からスタートせよ」というのが

合理的思考だとされています。

 

ドラッカーは

「事実からではなく意見からスタートせよ」

と言います。

 

つまり仮説としての意見からスタートせよと。

 

■1つの組織がある案を実行に移すか移さないか

あるいは幾つかの案の中からどれかを選ぶという

意思決定の問題があるとしましょう。

 

何が正しいかについて意見が対立する。

共通の理解がない。

競合する選択肢が混在する。

 

こんな問題はマネジメントには付き物です。

 

■ここに、違う視点を持つ事実としての「ある物質」

があるとします。

 

科学者はその成分を事実として見る。

 

画家はその色彩を事実として見る。

 

料理人はその味を事実としてみる。

 

意見が無ければ物質の「事実」が見えないのです。

 

 

仮説が無ければ現実の膨大なデータに埋もれてしまい

事実が見えてこない。

 

■どんな事実に注目するか、何を見るかは

「意見」からスタートせよと。

 

意見とは何を判断基準にするか、

何が正しいかの基準になる。

 

誰かに言われたから、自分の利益のためか、

誰かを喜ばせるためかの意見がある。

 

人でも組織でも意思決定にあたり

「意見」からスタートする。

 

ドラッカーがここで言っている「意見」とは

自分が、組織が、

どうありたいかの「理念」

つまり「感性」からスタートするのです。