不必要な手術とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

不必要な手術とは

 ■国民国家の主役は国民であって

官僚は公僕で国民が選んだ政治家が官僚の上

にあって政策を決定実行すべきというのが

表向きの常識です。

 

その官僚の行動規範は

現状維持と先送り戦略だというのが

官僚バッシングの理由になっています。

 

■安倍政権になってやっと日本の政治は安定し始めたが

バブル崩壊からデフレ時代を通して

日本政治は迷走しました。

 

自民党も民主党も政治家は信頼を失った。

 

官僚の優位性は決して低下していない。

 

すべて先送り戦略で迷走を続けているように

見える。

 

■ところがドラッカーは20世紀の終わりに

日本の官僚について興味深い別の見方をしていました。

 

官僚より政治家を優位に置くのは

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等

歴史的に若い国で日本だけではなく

イギリス、フランス、ドイツなどの先進国は

官僚が優位にあると。

 

日本の官僚は不祥事と無能の暴露に関わらず

権力を維持してきた。

 

官僚に代わる者がでないし、官僚に頼るしか他に

方法が無い。

 

日本の官僚の先送り戦略は

結局効果を上げるかもしれないと。

 

■現実主義者であり観察者としての社会生態学

としてのドラッカーによれば

不必要な手術をしない外科医が名医であると。

 

不治の病気を手術しても意味のない場合があるように

何もしない先送り戦略が

後世の歴史的評価を得るかもしれない。