多元社会とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

多元社会とは

 ■日米欧先進国の国家財政が

破綻に向けて進んでいる中

ドラッカーは近代の国家主権による集権化は

機能不全になると見ていました。

 

長い歴史を見れば

スターリンによる軍、企業、病院のあらゆる組織から

自立を奪う集権化とその失敗が始まりだったそうです。

 

■日本の明治維新の廃藩置県も欧州の国民国家も含めて、

近代の集権的主権国家の歴史は新しい。

 

それまでの長い歴史において

社会は本質的に多元社会だった。

 

領主、家族、商人などが権力と富を基盤にして

コミュニテイを形成していたという。

 

欧州ではナポレオン戦争以降、近代の国民国家が

誕生し聖職者さえ集権国家の公僕とされた。

 

■21世紀に入った現代、

中世の多元主義は死んだが権力と自立を求めて様々な

多元主義の社会に戻りつつある。

 

近代企業、労働組合、官僚機構、病院、大学、NPO、

地方自治体そして多数の個人自営者が

自立する多元社会になりつつある。

 

しかし800年前の多元社会と違うのは

財力と権力を基盤にしていないことである。

単一の役割と機能を基盤にしている。

 

いずれの多元主義も問題は自分達だけの

内向きになっていることであると

ドラッカーは指摘しています。

 

■これから始まる新たなる100年、1000年を

考えるとき、最大の課題は何かと

ドラッカーは自問自答します。

 

あらゆる個人も組織も自分の役割を絞り込み、

自立性を激しく保ちつつ社会と一体化すべく

成すべきことをする使命と能力を

新たにつけていくことであると。

 

まさにドラッカーが発明した

マネジメントが必要だと言うことですね。