売り買いとは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

売り買いとは

     

■人間は誰もが売り手であり買い手です。

 

ドラッカーによると、

近代科学の常識は合理性、効率性の追求にあり、

そのための専門家重視であったが、

それが変わろうとしています。

 

企業も政府機関も病院も介護施設も

提供側である売り手に知識があり技術があり主導権があったが

今は需要側である買い手に主導権が移行しつつあると。

 

■近代的合理性では

専門家を集め、集中させ、計画させ、作り、提供した方が

効率的であると考えます。

 

企業では本社のスタッフが企画して現場はそれに従う。

行政は中央官僚が立案し地方の現場は実行する。

病院では医師が絶対的権威を持ち、看護士や介護士、患者や家族は

受け入れる。

 

その方が正しく効率的だとみられてきました。

 

■ところが今起こっている変化は効率やコストを重視する

マネジメントではなく、

 

一人ひとりの顧客にとって、市民にとって、

患者にとって、家族にとって

人間として大事なものは何か、

何が重要かという当たり前の質問が問われる時代に

戻りつつあります。

 

そして

知識が供給者である専門家だけのものではなく、

誰でも入手できるようになりました。

 

顧客は、市民は、患者は、患者家族は

専門家の権威の前でただ黙って選択するしかない時代ではない。

 

認知症の介護のノウハウも成功失敗事例も含めて

ネットでも書籍でもあふれています。

 

患者家族は介護医療の専門家と一緒に考える。

メーカーは消費者と一緒に製品を開発する。

市民は行政に参加する。

 

■今は、供給者が売り手であることの意識より、

需要者のための買い手になることが重要になりました。

 

繁盛している店は

客への売り手ではなく、客のための買い手である。

客に何を売ろうかではなく、

客は何が欲しいかを

考えることが重要である。

 

教員にとって自戒すべきことは、

学生に何を教えるかではなく、

学生はどんな問題を抱えているか何を考えているかに

思いを馳せなければ良い教育はできないだろうということ。

 

コンサルティングの顧客に

自説のサプライチェーンマネジメント原理を売りことではなく、

顧客の事業機会を、共に探すことに思いを馳せることに

心の焦点を当てないと良い成果はあがらない。

シンクロナイズ(同期化)し、流れを作ること。