昆虫か脊髄動物かとは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

昆虫か脊髄動物かとは

 ドラッカーが生き残るのは「昆虫か脊椎動物か」

というテーマでマネジメントを語っています。
 
 
 
今日は2種類のマネジメントの話
「昆虫か脊椎動物か」を語ります。
 
強力なリーダーシップをもつオーナー経営は「昆虫」で
チームによるマネジメントは「脊椎動物」に喩えられると
ドラッカーは言っています。
 
 
■今米国でGMやフォードが経営危機に瀕していますが、
20世紀の初めから盛衰を何度か経験しています。
 
ドラッカーはその盛衰に
マネジメントの有無を指摘しています。
 
ヘンリー・フォードは「
オーナー企業家」のリーダーシップがあれば充分だと考えた。
つまり、独裁者だったのです。
 
しかし世界市場でリーダーとなって数年後には斜陽化した。
 
そんな時、
フォードに負けていた数多くの自動車メーカーの寄せ集めに
過ぎなかったGMが1人のリーダーに依存しない
チームのマネジメントで成功した。
 
■第一次世界大戦以前の「近代の経営」では
 
フォードと同じように、
トップだけに権限と責任を持たせるべきであるとするのが
西洋の進歩的考えだった。
 
ドイツのジーメンスも
日本で三菱を創業した岩崎弥太郎も
そうだった。
 
マネジメントを拒否したのは
レーニンもスターリンも同様だった。
 
「支配」「秘密警察」「恐怖」「密告」
がマネジメントだった。
 
■昆虫のように硬い皮膚で支える生物は
ある一定以上の大きさと複雑さに耐えられない。
 
ある程度の大きさと複雑な機能を持つには
骨格を持った脊椎動物でなければならない。
 
世界同時不況の危機の中で、
 
生き残るか
それとも衰退して消滅するか、
 
メンバー1人ひとりが
マネジメントの一角を占める
脊椎動物になるしかないのではないでしょうか?