共生関係とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

共生関係とは

 先進国が国家財政の破たんに

直面している。
 
ドラッカーの「社会生態学」視点を利用して
危機の要因を観察して成すべきことを
考えましょう。
 
自然生態学においては、
 
「ある生物の種」は「他の種」と間で相互に
一方の産出物を他方が利用しあうという
「共生」の連鎖関係で
生態系は生きていますよね。
 
人間と大腸菌などもそうです。
 
■我々の社会での経済活動も、
ドラッカーの言う「経済連鎖」
(または供給連鎖というサプライチェーン)でも
企業間、産業間、国家経済圏は「共生」していると言えます。
 
皆が「共に」生きているのです。
 
どんな製品でもサービスでも買い手(需要者)と売り手(供給者)
連鎖するネット(網)を構成しています。
 
隣接する企業間では、
一方が産出したモノ(実物)、カネ、金融商品(債権)
を相互に取引して共生しているわけです。
 
生態系ではどんな「種」も単独では
生き延びることができないように、
 
人も企業も、産業も、国家も
単独では生き延びることはできないでしょう。
 
 
■すでに1980年代には日本や欧米では
実物経済がマイナス成長になった。
 
欧米ではサッチャーやレーガンが出てきて、
 
規制緩和を進め、「金融経済」という「人工の種」を
増殖させて「共生」させて
実物経済も再生させた。
 
金融工学を駆使して人類が創造した「種」が作り出す
「金融商品」が共生関係の中で取引される内に
「不良在庫」(デッドストック)になった。
 
経済連鎖の中で「人工の種」が急激に退化して
心筋梗塞で血流が悪くなるように
カネの流れが詰った。
 
 
■トヨタも又、
 
獲得した利潤で潤沢な資金を使って
 
GMと同じように
 
過剰な自動車ローン、サブプライムローンで
創造された「共生すべき種」を
 
育てて急拡大を続けた。
 
しかし、急成長させた
「人工の森林の早期伐採」は
生態系の一部を破壊してしまった。
 
西洋文明は
社会生態の共生関係を
破壊してしまったのです。
 
東西の知を結集するドラッカーが
活きます。