問題解決より問題定義とは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

問題解決より問題定義とは

 

 
 
「正しい答え」を探すという発想から、
「正しい問い」を探すという発想に
切り替えなければなりません。
 
 
では、具体的にどうすればいいのでしょう?
「正しい問い」を発して社会を変えた企業が
100年前にありました。
その事例をお話します。
 
■20世紀の初め、アメリカの農民は孤立しており、
 
既存の流通システムで必要な商品が買えていなかった
と認識した男がいた。
 
既存の流通システムは
街の消費者のニーズを満たしていたが
農民は違うニーズを持っていた。
 
 
■その男はシアーズの
ジュリアス・ローゼンワルドと言った。
 
ローゼンワルドは、
当時のアメリカの農民のニーズを満たすため
「成すべきは何か」と問うた。
 
■その答えとしてイノベーションが定義された。
 
農民のニーズを満たす低価格のメーカーが必要だ。
 
定期刊行物としてのカタログが必要だ。
 
通信販売で安心して買える「返品保証」が必要だ。
 
注文を処理する仕入・保管・仕訳・梱包・発送の
配送センターが必要だ。
 
どうしたらできるかわからなかった。
どんな知識が必要かもわからなかった。
人も組織もなかった。
 
だが、「成すべきは何か?」と問うた。
 
■既存の流通システムでどうしたら良いか、
とは問わなかった。
 
そして、シアーズのカタログは、聖書とともに
全農家に置かれるものとなった。
 
正しい問いが正解を導いてくれる、
という「ドラッカーの言葉」
いかがでしたか?