郵便制度のイノベーションとは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

郵便制度のイノベーションとは


郵便制度のイノベーション

 

■郵便制度はシーザーの古代ローマにもあったし、
17世紀ヨーロッパにも、
18世紀のアメリカ植民地にもあった。

しかし、郵便制度のイノベーションで
顧客を創造したのは
19世紀初めのローランド・ヒルだった。

ヒル以前は、
郵便料金は受取人払いであって、
距離と重さという提供者の論理で計算され
料金も高く、時間もかかった。

■ヒルは、
料金を距離に関係なく一律にして、
前払いにして印紙を貼らせた。

一夜にして郵便は誰にでも利用できる
便利で簡便なものになって
値段も10分の1になった。

特許がとれそうなノウハウや技術があったわけではない。

配達人がいて定期的に郵便を届ける。

便利で誰もが利用できる値段になって顧客が
急増した。


■宅配便、コンビニエンスストアなどの
近年のイノベーションも
ローランド・ヒルの郵便制度と同じ

小口多頻度のロジスティクスの
イノベーションだった。

しかし、
どんな制度もいつか陳腐化する。

時代の過渡期にイノベーションするには
どうするかの問題解決より
何をすべきかの問題定義が重要ですね。

■郵便制度のイノベーションから
分かることは

配送などのロジスティクスの技術的イノベーションは
利用者にとって社会にとって

簡単で便利で使いやすくする心理的限界を
打破する課金システムなどのルールが伴って
始めて成功するということでしょうか。

技術は必要だが十分ではない、
ですね。