天が見ているとは|株式会社21世紀ものづくり日本用語集

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Q&A用語解説

天が見ているとは

 

■孟子は「天が見ている」という言葉で

個人が「私」から「公」へ思いを馳せる心情を述べています。

ドラッカーのメッセージとも共通点がありますよ。

なぜならば、


80歳のオペラ作曲家ヴェルデイの言葉
「いつも失敗してきた。だからもう一度挑戦する必要があった」

という言葉に20歳代の青年ドラッカーが
に感動して自分を鼓舞しました。


そして、
自分の仕事の基準をビジョンに照らして妥協しない。

人間と社会のことを論じ、人間の持つ善を信じ、

人間は社会とつながった存在としての義務があると

孟子もドラッカーも共通して考えました。

 

■日本の武士道が唱えている「個は公のためにある」

という考え方を古めかしい封建主義と切り捨てる

個人中心の現代社会が危うくなりましたね。

武士道は歴史的に悪用されました。

国民への忠誠ではなく、私的存在としての軍事官僚への忠誠、
臣民への忠誠ではなく、私的存在としての藩主への忠誠などです。


■新渡戸稲造の「武士道」を読んでいると、

近代科学以前の古代ギリシャ
やキリスト教の思想とのあまりに共通点が多いのに驚かされます。

そして孔子や孟子の儒教思想とも。

そして個人主義と経済中心の現代社会が

今乱気流の時代に巻き込まれている。

人間と社会を切り離した現代科学が危うい。

 

「神々が見ている」や「天が見ている」という

自分に課すストイックな(禁欲主義的な)行動基準は

まさに武士道に受け継がれていますね。


モノづくりのマネジメントでも
本来は人々の生活のためという社会貢献だったものが、
利益を得る為の私的理由になってしまった。