P.F・ドラッカーに学ぶ人生・起業・社会設計のすすめ|今岡善次郎のマネジメント・メルマガ

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人的ネットワーク

2014年5月19日 10:55

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第309回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
「人的ネットワーク」
 
 
お早うございます。
 
今日もルマガお読み頂きありがとうございます。
 
 
■先週5月15日、さつきのど真ん中
僕の誕生日でした。
 
週始めの月曜日、社会人向けの多摩大学大学院で
「ドラッカーとSCM」講義後、僕と同じ日が誕生日の院生がいて
誕生会を兼ねる交流会となりました。
 
沢山参加して頂きありがとうございます。
 
 
■そして5月15日当日、誕生日とは関係ない要件で
午後3時からと午後5時からの別々に2人の来客と
アポイントをとっておりました。
 
そこに当日朝突然に娘が今夜誕生日だから
一緒に食事しようと電話してきました。
 
急遽先に約束していた二人に
同席して一緒で良いかと無理を言って
それぞれ別件の話を同時並行で進めました。
 
大変失礼は話ではありましたが、
6時になって二人にお引き取り願い、
娘と食事に行きました。
 
来客のひとりは70歳、もう一人は50歳の男性で
仕事もキャリアも性格も全く違うお二人でしたが、
なんと初対面の2人は帰路、
9時半まで一緒に飲んだそうです。
 
■このようにして人的ネットワークは
創られて行くのですね。
 
人的ネットワークというと難しい言い方ですが、
家族や組織や社会は全て人的ネットワークです。
 
マネジメントを発明したと言われる
ドラッカーはその原理に人的ネットワーク、組織における
マネジメントにおいて、
人間とは何かという観察がありました。
 
人間の本質は「知性」ではなく「心」にある、
心が知性を使い実践する身体を使う。
 
■■次回第3回はドラッカーを「心技体」(精神、戦略、実践)
のフレームワークでお話します。
 
マネジメントは専門知識だけではない。
 
心と心の関係であり、人と人の繋がりであり、
世界のマネジメントの神様のドラッカーと
日本で経営の神様と言われた松下幸之助と言葉は違うけど
実は同じなのだということを証明します。
 
●ゲスト講演は
「もし経理部長がドラッカーを応用したら?」
と題して公認会計士の野田弘子さんにお話しして頂きます。
 
野田さんもドラッカー塾の修了者で何回も参加されました。
 
又均等法前の東大法学部出身女性
~求人ゼロからのキャリアの作り方~
も話題の一つにして頂きます。
 
<野田弘子さんのプロフィール>
約20年にわたり、複数の外資系金融機関で経理部長を歴任し、
財務報告、管理会計等広く財務経理業務に携わる。
 
2006年より会計コンサルタントとして、
経理部の活性化と経営に役立つ会計のセミナーに取り組んでいる。
 
東京大学法学部卒。大乗淑徳学園淑徳大学公開講座講師、
亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科 
戦略会計担当 非常勤講師
 
会計に限らずいろんな分野の専門家が
ドラッカーマネジメントを理解することで
幅が広がる。
 
どんな仕事している人も参考になると思います。
 
あなたの参加をお待ちしています。
 
■スポット参加大歓迎です。
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
 
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
 
 
申し込み方法等
詳しくは以下をご覧ください。
ホームページ
http://www.bizdyn.jp/seminar.html
 
ダウンロードチラシ
http://www.bizdyn.jp/docs/community_chirashi201403.pdf
 
 
お待ちしています。
 
 
TOCトップコンサルタント
セミナーご案内
 
■製薬業向けの
企業全体(ホリステック)に改革を行う
TOC(制約理論)に基づくマネジメント手法を紹介します。
 
 
講師はイスラエルのヤニフ・ディヌール氏です。
 
TOC(制約理論)の開発者であるイスラエルの
故ゴールドラット博士とともに実践的応用において
第一人者です。
 
事前にヤ二フの講演資料読みましたが
実践的な素晴らしい内容です。
 
僕が言うのもおこがましいですが
理論だけではない、感性に共通点を見ました。
 
私、今岡善次郎もこの手法が何故強力なのか
ジャストインタイムのトヨタと比較する「前座」を務めます。
https://www.toc-ccpm.net/seminar/shousai.php?s=20140527
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.内なる声を聴け(森信三全集)
2.組織とコミュニテイ
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「場という贈り物」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.内なる声を聴け(森信三全集)
 
 
■森信三によると
本質的なものは外から内へ発展するという。
 
善とか悪は独りで暮らしていれば
意味を持たない。
 
人と人の関係、社会において意味を持つ。
 
 
■善への要請、悪の遮断は個人が
集団の一員である時、個人へ要求される。
 
人類の歴史をたどれば先ず善悪の概念があり、
その後宗教が生まれ、
そして後世において法律として分化した。
 
■宗教や法律が人間社会で創られる以前から
我々人間は自己の内の奥深いところから
声を聞いて行動していた。
 
「汝、善人たれ!」
 
「善人でなければせめて善行せよ!」
 
現実の人間存在の根本的心性では
常に善は行い難く悪は抑えがたい。
 
しかし、誰しも「善」への要請の内部の声を
聴かざるを得ない。
 
■今日の我が言動は悪では無かったか。
 
悪ではないといえ、善行とは言えないではないか。
 
その善意は私心の混じる混濁があったのではないか。
 
内省、省察の内なる声を聴くことが人間本来の姿である。
 
人間は未完成のまま内なる声で生きて行く存在であると
森信三は言います。
 
 
2.組織とコミュニテイ
 
 
■企業や病院などの組織は地域社会という
コミュニテイに住み、その仕事の成果は
コミュニテイのために役立つ。
 
身体の器官が身体の一部であることは
器官の健康は身体の健康に影響し
身体の健康も器官に影響する。
 
■組織はコミュニテイにおいて活動し、
組織の激変はコミュニテイを動揺させ混乱させ
継続性を断つこともある。
 
企業が反社会的な経営をすれば
コミュニテイが壊れる。
 
心臓の病気は身体を不全にし生活を不健康にする。
 
 
■ドラッカーによるとポスト資本主義社会は
分権化された社会だと言う。
 
人間の身体は60兆の自律した細胞からなる社会であり、
自律した器官からなる社会でもある。
 
二者択一の論理から見ると
自律と依存という相反する関係にある。
 
社会が変化すれば組織も変わる。
 
必要とする知識や技能が不要になるか
別の知識や技能が必要になることは変化の時代の
特徴である。
 
■人口構造の変化、環境問題、
又は新しく発見される生命科学の知は組織の経営や理念に
反映されなければ継続性が断たれるかもしれない。
 
 
組織はコミュニテイに依存しながら
自律して行動しなければならないのです。
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「場という贈り物」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
 
■ハーマンミラーの目標は皆が潜在能力を発揮する場を
創りだすことだと言う。
 
リーダーは社員一人ひとりに
自己実現できる場を与えなければならない。
 
リーダーのみが自己実現で満足する場ではない。
 
 
■「場」と言う贈り物をもらう権利は誰にもある。
 
健常者も障害者も
男も女も
若人も老人も
介護者も被介護者も
 
信条、性別、才能のレベルにかかわらず
「場」をもらう権利は平等にある。
 
 
■資本主義社会の排他的システムではなく、
 
強力な頭の良いリーダーによる狂信的な組織ではなく、
 
トップリーダーの名誉のために皆が従うだけの組織ではなく
 
参加型の組織がハーマンミラーの成功を支えている。
 
 
■場を与えるとひとり一人のいのちが活性化する。
 
自分が誰かの役に立つという意識こそが
人の内面を豊かにする。
 
ハーマンミラーはCEOの自己満足で経営しているのではない。
 
何よりも
ひとり一人に「場」を与える経営を目標にしている。
 
 
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
 
imaoka@bizdyn.jp
 
今岡善次郎
 
 
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

TOC(制約理論)とドラッカー

2014年5月13日 21:06

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第308回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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「TOC(制約理論)とドラッカー」
 
 
お早うございます。
 
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■5月8日木曜日と5月10日土曜日
4年目第7期コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
第3回開催しました。
 
ゲスト講師にリコーの画像システム開発本部の
リーダーである馬場 圭三さんに講演して頂きました。
 
馬場さんはTOC(制約理論)に精通し、
本塾の修了者であり、その後も再度何回か参加されています。
 
多くのプロジェクトをマネジメントしており、
自ら自分のスタッフに
毎日ドラッカ―勉強会を開催したそうです。
 
失敗成功の事例紹介は説得力ありました。
 
開発プロジェクトは事前にタスク(必要な業務)が
定義できない、目標の見直しが入る、従って進捗が
測定できない。
 
一方ドラッカー勉強会ではシステムエンジニアが
誰のための仕事か、使命は何か、何のために仕事するか
と言う精神の領域に最大の関心を持ったそうです。
 
 
■後半は私が
「ドラッカーのマーケティングとイノベーション」
を紹介しました。
 
誰のための仕事か「顧客は誰か」を問う
マーケティングと
世のため人のため「顧客のため」の改革を問う
イノベーションは
プロジェクトの目標設定や全員が目標を共有する
マインドセットに役立つ言葉に溢れています。
 
どんなプロジェクトも全体の目標や理念から
設定しないと正しいタスクやプロジェクト目標は
失敗に終わる可能性がある。
 
 
■交流会では様々な仕事と背景を持つ参加者で
盛り上がりました。
 
どんなプロジェクトでも個人と組織と顧客や仕入先などとの
繋がっている。
 
現代社会はあまりにも仕事が細分化されて
繋がりを疎かにしている。
 
とても良い議論ができました。
 
馬場さん、ありがとうございました。
 
■■次回第3回はドラッカーを「心技体」(精神、戦略、実践)
のフレームワークでお話します。
 
マネジメントは専門知識だけではない。
 
心と心の関係であり、人と人の繋がりであり、
世界のマネジメントの神様のドラッカーと
日本で経営の神様と言われた松下幸之助と言葉は違うけど
実は同じなのだということを証明します。
 
●ゲスト講演は
「もし経理部長がドラッカーを応用したら?」
と題して公認会計士の野田弘子さんにお話しして頂きます。
 
野田さんもドラッカー塾の修了者で何回も参加されました。
 
又均等法前の東大法学部出身女性
~求人ゼロからのキャリアの作り方~
も話題の一つにして頂きます。
 
<野田弘子さんのプロフィール>
約20年にわたり、複数の外資系金融機関で経理部長を歴任し、
財務報告、管理会計等広く財務経理業務に携わる。
 
2006年より会計コンサルタントとして、
経理部の活性化と経営に役立つ会計のセミナーに取り組んでいる。
 
東京大学法学部卒。大乗淑徳学園淑徳大学公開講座講師、
亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科 
戦略会計担当 非常勤講師
 
会計に限らずいろんな分野の専門家が
ドラッカーマネジメントを理解することで
幅が広がる。
 
どんな仕事している人も参考になると思います。
 
あなたの参加をお待ちしています。
 
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講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
 
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
 
 
申し込み方法等
詳しくは以下をご覧ください。
ホームページ
http://www.bizdyn.jp/seminar.html
 
ダウンロードチラシ
http://www.bizdyn.jp/docs/community_chirashi201403.pdf
 
 
お待ちしています。
 
 
セミナーご案内
 
■企業全体(ホリステック)に多くのプロジェクトを
同時に回すTOC(制約理論)に基づく
プロジェクトマネジメント最新の手法
を紹介するセミナーをご案内します。
 
講師はイスラエルのヤニフ・ディヌール氏です。
 
TOC(制約理論)の開発者であるイスラエルの
故ゴールドラット博士とともに実践的応用において
第一人者だと思います。
 
新薬開発が困難になりジェネリックなど
数多くの製品を短期間で市場に出すことで
世界的に実績を持っています。
 
私、今岡善次郎も前座を務めます。
https://www.toc-ccpm.net/seminar/shousai.php?s=20140527
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.善と悪はいのちの根源(森信三全集)
2.死と再生
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「品質は義務によって創られる」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.善と悪はいのちの根源(森信三全集)
 
 
■人も組織も社会もいのちであり、
いのちを支配する行動ルールは何かと
森信三の思想は深まります。
 
道徳や宗教は文明文化と称せられており、
世界の歴史上いろいろと類型化されているが
人類に共通するものは無い。
 
もっと深いところで人間のいのちを支配するものは
「善」と「悪」ではないかと問題提起します。
 
■道徳も宗教も心の問題を扱うが
所詮外側からの考察で生じた思考であると。
 
いのちの内面的な体験を自分で確かめる「自証」
で得たものではない。
 
内面的な体験においては
善悪の概念こそ、いのちの奥底にある概念であると。
 
善は実行するのに理性と努力を必要とし容易に実現できない。
 
悪は人間の本能に根ざしており避けることも容易ではない。
 
■腸内細菌に悪玉菌と善玉菌があり、
心筋梗塞に繋がる悪玉コレストロールと免疫細胞を作る
善玉コレストロールがあるという。
 
最近の生命科学では悪玉も善玉も免疫システムの維持に
役立っていると言う。
 
 
いのちを維持する免疫システムは
自律神経の交感神経と副交感神経があり、
アドレナリンとエンドドルフィンという相反する
ホルモンの影響を受ける。
 
■森信三は言う。
 
切れば血の出るいのちの表現として
善は無条件に肯定し、悪は無条件に否定される常識には
否定的である。
 
いのちの奥深いところでは
宗教や道徳ではなく「善悪」が行動を支配している。
 
宗教の行動ルールは異教徒を殺害することを肯定するが
ひとり一人が持っている善悪の行動ルールでは
どんな人でも殺害を否定する。
 
善悪と言う「陰陽」の交換が生命なのかもしれません。
 
 
2.死と再生
 
 
■ドラッカーによると
成功する組織は現状の活動すべてについて
体系的放棄を行うという。
 
 
方針や活動、手続きなど徹底的に見直し、
これで良いのかと検討を加える。
 
■そして同時に改めて今何を行うべきか問う。
 
新しい方針や活動を取り入れる。
 
放棄したものの中から選択することも拒否しない。
 
最適と思い標準化した手順でさえ放棄する。
 
ドラッカーは優れた日本企業はそのように
行動していると言った。
 
リーン生産方式の命名者、MITのウォ―マック博士は
トヨタ自動車を研究している時、
標準化は4半期毎に見直していることを
知って驚愕した。
 
 
■人間の身体は60兆の自律的ないのちである
細胞から成る社会であると言う。
 
毎日1兆個が死に、1兆個が新しく生まれる。
 
死と再生を同時に行う動的平衡が生命の特徴だと言う。
 
 
再生した1兆の細胞の内、5000億は
ガンなどの異形細胞でありいのちの保全システムである
免疫システムが異形細胞を攻撃し無力化する。
 
 
■成功する組織は日々従来の組織を見直し検討する。
 
価値を提供する顧客は誰か問い、
方針はこれで良いかと問う。
 
見直してみて問題があれば再度の見直しを行う。
 
 
イノベーションは放棄と再生を繰り返す。
 
動的平衡の原理もドラッカーの「継続的放棄」も
生命の健康、生命力の秘訣のようです。
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「品質は義務によって創られる」
'Leadership Is an Art'
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■ハーマンミラーでは品質とサービスの品質は
品質検査ではなく
人間関係の質、コミュニケーションの質
によって創られると考えている。
 
心と心の関係やお互いの約束の質によって、
すなわち誠実さの観点から品質を捉えている。
 
 
■誠実さとはIntegrityであり、
ドラッカーが言う、真摯さ(Character Of Integrity)
と同じです。
 
IntegrityとはIntegration(統合)から来ており、
Integerとは手を繋ぐと言う意味の繋がりだそうです。
 
人と人の関係において
名誉とか義務が発生する。
 
 
■製品やデザインや製品開発において
顧客の潜在的ニーズを探し満たすことも義務である。
 
製品やサービスを通じて
社会貢献したいと言う動機を大切にする。
 
■社会に対して敏感であり
社会的責任を担う会社で有り続けたいと
常に考えていると言う。
 
ハーマンミラーの社員は人生と仕事を切り離していない。
 
品質を義務と誠意と考える姿勢は
日本の常識であった時代があります。
 
 
 
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今岡善次郎
 
 
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

認知症家族会とドラッカー

2014年5月 6日 19:32

◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第307回   

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認知症家族会とドラッカー」

 

 

お早うございます。

 

今日もルマガお読み頂きありがとうございます。

 

 

■連休中の4日の日曜日

若年認知症家族会「彩星の会」の男性介護者だけの

食事会をプロのシェフである介護者の家に集まりました。

 

みんな介護の最中の男性介護者も含め

プロの料理にお酒を嗜みながら笑いと家族会の運営に

ついて語り合いました。

 

家族会の賛助会員が減り、

会員も定例会に魅力を無くしつつある。

 

会費収入が減り「どうしたらいいか」という

マネジメントの問題に直面しています。

 

■僕は自分の専門を活用してもらおうと

1月から仕事合間でいろいろ思案し

会員の方々と話合い定例会でアンケートとり

一人ひとりから意見を聞いて考えをまとめました。

 

自分なりの「船中八策」(坂本龍馬の明治維新青写真」

を模して「暗中八策」を披露しました。

 

企業はどうあるべきかは

人生どう生きるか、家族はどうあるか、

そして家族会はどうあるべきか

全てに共通する原理がドラッカーです。

 

■男性介護者中心に組織で仕事をした人や

いつも気があう会員は僕の行動と考え方に共鳴してくれますが

現執行部は理解してくれません。

 

家族会でもイノベーションが必要です。

 

組織には必ずここを直すと全部治るという

ボトルネック、又はレバレッジポイントがある。

 

改革の主旨は「誰のために家族会か?」、

「自分達に強みは何か?」「使命は何か?」

「それぞれの会員にとっての義務と使命は何か?」

ドラッカーが大切にしている問いから始めました。

 

 

組織のためであって、現執行部のためではないので

「ヤンチャ者」扱いにされる。

 

幹部の間では「独り浮いて異者扱い」(笑)

だそうです。

 

それも無理ないと考えなおしました。

 

ここで諦めてはドラッカー研究者として

失格である。

 

しばらく引いて

定例会でひとりひとりの介護者の苦悩に向き合い

いずれ

出直そうと考えています。

 

 

家族会関係の読者はメルマガ本号は

役に立ちますから是非最後までお読み下さい。

 

さて、明日から第3回始まります。

 

■■カフェ「ドラッカーマネジメント塾」2014年春第7期

第3回「マーケティングとイノベーション」

ご案内します。

 

 

5月8日木19:00平日コース

5月10日土15:00週末コース

 

 

前半は

■ゲスト講演

テーマ「大企業の開発現場におけるマネジメント」

 

講師は馬場 圭三 (ばば けいぞう)様にお願いします。

 

馬場様は株式会社リコーの画像システム開発本部に緒属する

グループリーダーです。

 

開発現場で起きていることや苦労していることを紹介し、

ドラッカー論と対比させながらお話して頂きます。

 

馬場様は本塾の塾生としてコース終了し、

その後何度か参加されています。

 

 

後半は

■私 今岡善次郎による

「ドラッカーのマーケティングとイノベーション」

のお話をします。

 

誰のための仕事か「顧客は誰か」を問う

マーケティングと

世のため人のため「顧客のため」の改革を問う

イノベーションが

ドラッカーのマネジメントの基盤です。

 

 

馬場様の現実の事例を受けて

ドラッカーのメッセージと関連付けて対話したいと

思います。

 

ドラッカーのマネジメントを

産業革命や米国で発展した科学的管理法との対比、

又TOC(制約理論)との対比なども交流会のテーマにしたい

と思います。

 

 

スポット参加大歓迎です。

講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円

 

2周目以降の方は

講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円

 

 

申し込み方法等

詳しくは以下をご覧ください。

ホームページ

http://www.bizdyn.jp/seminar.html

 

ダウンロードチラシ

http://www.bizdyn.jp/docs/community_chirashi201403.pdf

 

 

 

お待ちしています。

 

 

 

さて、

本日のテーマ

===================

1.一歩外にでないと分からない(森信三全集)

2.イノベーションは専門外から起こる

(ドラッカー「ポスト資本主義」)

3.事例研究:

ハーマンミラー社「歴史の語り部」

'Leadership Is an Art'

(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

 

===================

 

 

1.一歩外にでないと分からない(森信三全集)

 

 

■20世紀の初め、

ドイツの一高校教師だったシュペングラ―が

「西洋の没落」と言う歴史的名著を書きました。

 

きっかけは

トルコ大使館付き研究員となり

西洋文明圏より一歩外に出た事でした。

 

卓越した分析や思想はドイツ国内の

アカデミズの枠組みの中では生まれない。

 

■シュペングラ―の研究はトインビーに影響を与え

当時の西洋文明の中で常識となっていた

西洋の文明は世界文明の中で唯一の

発展進化する文明ではないと結論付けました。

 

森信三は

世界でも長期政権であった徳川幕府でも

300年も持たなかったと言いました。

 

西洋列強という外の世界に触れて

徳川政権は崩壊した。

 

人のいのちと同じように

文明も文化も政治体制と同じく

盛衰興亡があり生があり死がある。

 

■人間は1つのシステム、又は組織の中にいると

その中に埋没して、自分を含むシステム全体が

分からなくなる。

 

外に出て

過去から現在までの流れを俯瞰して初めて

自分が分かり、自分が属しているシステム、

社会が分かる。

 

シュペングラ―もトインビーも西洋社会の外に出て

初めて西洋文明が理解できた。

 

日本人も海外に出て初めて日本を知る人が多い。

 

僕もビジネス人生で海外に出る機会が多かったので

その理由が分かります。

 

■森信三によると

人間は人間中心の社会からも離れて

自然生態系の中で人間を見ないと人間とは何か

分からないと言います。

 

近代文明は特に

人間中心の世界観しかもてない。

 

近代文明は科学的知識を人間のために利用したが

近代文明の限界は核兵器という

人類を何回も滅亡させるほどの兵器を生んだ。

 

利益中心の資本主義社会の競争で

うつ病になる人間が増え、

生命力の源泉である免疫システムが不調になり

成人病が増加の一方でる。

 

環境破壊で地球が病み、

人間の生活に悪影響を与えている。

 

一歩外に出て見ないと現実の問題が解決しない。

 

豊田佐吉は「障子を開けて外を見ろ。外は広いぞ」

と言って現在モノづり世界一の

会社の基礎を作りました。

 

 

2.イノベーションは専門外から起こる

 

 

■ドラッカーと同じくオーストリア生まれの

シュンペーターはイノベーション(変革)は

創造的破壊」であると言いました。

 

そしてイノベーションは

異質な知識の組み合わせで起こると。

 

ネット社会では

組織が社会に貢献している製品やサービス、

その価値を創造する知識や方法が急速に陳腐化する。

 

 

■ドラッカーは、

習慣化したもの、馴染みのもの、満足すべきものを

体系的に放棄して行かなければ変革はできない

と言いました。

 

そして最大の変化は

変革すべき分野からではなく、新しい知識がもたらされる

別の異なる分野から起こると。

 

馬車業界から鉄道は生まれていない。

 

鉄道から自動車は生まれていない。

 

IPSやSTAP細胞による医薬品開発のイノベーションは

薬学界からではなく、生命科学から行われつつある。

 

 

■今、IPSの中山教授もSTAPの久保方研究者も

研究論文の書き方で糾弾されている。

 

そもそも生命を扱う研究は従来の科学的方法と

違うのではないかと思います。

 

マネジメントのイノベーションも

ドラッカーの方法論は社会生態系といういのちの

観察から導かれている。

 

従来の科学的管理法とは違う。

 

「科学的」を錦の御旗にする

ビジネススクールではドラッカーを読まないと言う。

 

いのちの研究である米国サンタフェ研究所の

複雑系研究は従来の科学的研究の方法論とは

一線を画しています。

 

■いのちに関する知識が急速に進化する中で

ポスト資本主義社会は旧来の方法論が

通用しない。

 

ビジネスも研究も、教育も

ビジネススクールや、

アカデミックな学会や大学からではなく、

全く違う分野の知見や経験が役立つかもしれません。

 

イノベーションは専門外から来る。

 

 

3.事例研究:

ハーマンミラー社「歴史の語り部」

'Leadership Is an Art'

(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

 

■ハーマンミラー社で社員が理念を共有し、

自律的参加型のマネジメントに成功している秘訣は何か。

 

どの会社でも理念を作文することは簡単であるが

その文化を作ることは簡単ではない。

 

その秘訣は

創業当時からの心と心の繋がりを伝える

語り部がいることのようです。

 

■その理由を1960年代後半のナイジェリアの村での

出来事をメタファー(比喩)で説明しています。

 

ある村で電気が引かれて

それまで毎晩村人が焚火に集まっていたが

家に閉じこもるようになった。

 

その集会は古老たちが部族の歴史を語り継ぐ

場所だった。

 

■村の歴史を共有しなくなった部族は

自分達の歴史を失い求心力を無くして衰えて行った。

 

現代社会では家族も企業もあらゆる組織で

語り部がいなくなった。

 

人々を束ねる価値観を失いつつある。

 

創業当時からの連綿と続いた習慣を失えば

自分達は何者かを忘れてしまう。

 

■語り部を失うことは現代技術だけではなく

人々の心を忘れて組織を私的目的に使うリーダーの

存在もあります。

 

自分達の先祖、先人の伝統を否定する自称

革新主義者も又語り部を殺してしまう。

 

活力ある組織や社会には

語り部が必要であることが分かる事例です。

 

 

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今岡善次郎

 

 

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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織

の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか

仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。

科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、

企業は社会の一部である。

 

 

 

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