P.F・ドラッカーに学ぶ人生・起業・社会設計のすすめ|今岡善次郎のマネジメント・メルマガ

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ソチオリンピックと修業

2014年2月25日 21:26

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                   第297回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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 「ソチオリンピックと修業」
 
 
お早うございます。
 
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2月26日の朝を迎え今日一日が充実した日でありますうに。
 
●ソチオリンピックが終わって選手が帰国しました。
 
メダルは取れなかったが
最悪な状態から世界が感動し涙する演技を見せた浅田真央、
 
19歳で初出場で一度失敗しながら
2011.3.11の地震から立ち上がり
全身で氷の上で自分を表現して金メダルを取った羽生選手、
 
努力と創意を継続し41歳で銀メダルを獲得し
20歳代の若手と団体で銅メダルをとった葛西選手。
 
禁欲的な練習に打ち勝った姿は姿は
美しい。
 
 
●スポーツも仕事も強い思いと
繰り返しの鍛錬修業によって成果を上げられる。
 
成果は金メダルではなくても
最初の地点から集中し熱中することでどこまで行けたか。
 
気付いた時から人生の終末までどのように
人生をマネジメントしたか。
 
「修身・斉家・治国・平天下」とは
自分や自分の家族のマネジメントが出来て
会社や社会のマネジメントできることなのだそうです。
 
 
●本メルマガと僕が主催する「ドラッカーマネジメント塾」は
僕自身の修業(修身)であり、
 
先人の知を換骨脱胎して自分なりに体系化しして
参加する塾生の皆さんと
共有し毎年進化することを狙っています。
 
第7期(2014年春期)企画中です。
 
現在ゲスト講師10人の方とテーマ、日程の調整をしています。
 
近いうちにチラシを公開します。
 
しばらくお待ちください。
 
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.天人合一(森信三全集)
2.仕事は奴隷がすべきだった(ドラッカー「ポスト資本主義社会」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「複雑さを超越するシンプルさ 」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.天人合一(森信三全集)
 
■人間が創った産業社会、組織や製品やサービスは
現代の先進諸国で生活水準の向上をもたらしました。
 
一方で
環境破壊をもたらし、
人間社会の分断対立は解消していない。
 
 
■森信三によると
人間を含む動植物、山や川の自然は天による第一の創造であり、
人間が創る産業社会や組織や製品は第二の創造であり、
現在の人類の危機は
第一の創造と第二の創造の
「調和的原理」から離れていることが原因だと言う。
 
調和の原理とは
宇宙の極大から原子や素粒子の極小に到るまで
無限の諸相(現象)はいのちの動的体系で
平衡していることだと言う。
 
難しいですが、
アメリカサンタフェ研究所の複雑系研究のコンセプトも
同じことを分かりやすく言っています。
 
■自然は植物でも地形でも
ミクロとマクロも相似形である。
 
樹木も葉も同じ形をしている。
 
5万分の1の三浦海岸の海岸線の地図も
世界地図でみる大陸と海洋の海岸の地図も
尺度を変えると同じ形が見つかる。
 
細胞も器官も身体もそれぞれ生命としての
同じ機能を持っている。
 
これを複雑系研究では
フラクタル現象という。
 
ドラッカーの社会性生態学も人も組織の社会も
相似形のエコシステムと言える。
 
 
■人間が作る製品も組織も社会も
天が作る第一の創造である自然と調和しなければならない。
 
人工物と自然界は動的調和していなければならない。
 
ポスト資本主義時代の社会生態系も
動的調和の中で新しい産業社会が生まれ
政府の役割も銀行の役割も進化する。
 
異質なものの組み合わせの中で
新しい釣り合い、バランスが取れる。
 
区別して分離したままではいのちが失われる。
 
天人合一(天である自然と人間の行為が統合される)
でなければならない。
 
二宮尊徳の「天の理と人の理の統合」
が必要なのだと。
 
 
 
2.仕事は奴隷がすべきだった(ポスト資本主義社会)
 
■ドラッカーによると
歴史的には、恐らく日本以外では、
仕事は奴隷が行うものだった。
 
フレデリック・テ―ラ―が仕事の研究をする以前は
生産力を上げるのは
より長時間働くことであった。
 
マルクスも経済学者も技術者も
みな同じように考えていた。
 
■テイラーは仕事の研究によって
西洋を襲いつつあった資本家と労働者の深刻な対立が
無くなると考えた。
 
仕事に知識を応用することによって
すなわちマネジメントによって
資本家と労働者が共通の利益を見出して
対立から調和をもたらすことができると考えた。
 
■生産性革命、マネジメントの進化は
資本家も労働者も、
経営者も従業員も
雇用する者も雇用される者も
共に生きる(共生する)ためにあるにも関わらず
長い間誤解されづづけました。
 
ドラッカーは戦後日本は例外だったと言いました。
 
1970年代の日本では西洋の影響もあり
労使は敵対関係にありました。
 
21世紀の現代において
大企業の労働組合の幹部が
私が客員教授として奉職している多摩大学大学院の
マネジメントを学んでいます。
 
■テイラーもドラッカーも
労使の対立ではなく調和を望んでいたのです。
 
マネジメントは資本家のツールではなく
人類の福祉に貢献するという理想を実現するために
あるのです。
 
テイラーやドラッカーが西欧社会において
否定した労使対立の思想を日本人は逆に近代的だと
理想化する人々がいます。
 
日本人が低流で違和感を持つ
経営者や技術者など知識労働者対現場労働者という
対比は歴史的文化的背景があったのです。
 
それは
「仕事は奴隷がすべきもの」
という仕事蔑視の思想です。
 
現在で失われつつありますが、
日本人の低流に流れているのは
「仕事は誰にとっても尊い」と考える思想です。
 
ピーター・センゲ等アメリカのMITの先生など
「仕事は神聖な行為と見るシステム」が
学習する組織に必要だと述べています。
 
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「複雑さを超越するシンプルさ」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
■現代は情報が氾濫し、
仕事は細分化され官僚的な仕事や
無意味な数量化や細事に多大なエネルギーが
浪費されている。
 
リーダーは複雑化、多様化、あいまいさの中で
埋没してはいけない。
 
 
■良いものと悪いもの
活力のあるものとただ生きているだけのもの
 
人々の希望や権利を尊重することと
それらを踏みにじるものを
区別しなければならない。
 
リーダーは
価値観を育み、礼節を守らなければ
ならない。
 
■現実はどんな複雑に見えても
根本はシンプルである。
 
労働の尊さ、お互いに奉仕しあう責任。
 
このような精神的なシンプルな価値観があれば
複雑に見える現実を解決できる。
 
■活力ある経営とは
「複雑さを超越するシンプルさ」を求めることだと
ハーマンミラーでは考えている。
 
そしてその根本的行動原理は
「礼節」であると言う。
 
礼節を知る組織では
人々が礼儀正しく振舞い、組織を尊重し、
優れたものを理解する。
 
明治の日本の産業化に貢献した渋沢栄一
「論語と算盤」を書いて
「仁義礼知信」を重視した原理とも
ドラッカーの原理とも共通性があります。
 
 
 
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返信でご意見よろしくお願いします。
 
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

プロジェクトマネジメント実学のツール

2014年2月18日 19:59

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第296回   
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 「プロジェクトマネジメント実学のツール」
 
 
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2月19日の朝を迎え今日一日が充実した日でありますうに。
 
●一昨日17日月曜日の夕方、
僕が客員教授として奉職している多摩大学大学院で
研究科長交代にともなう会合と懇親会が開催されました。
 
テレビでお馴染みの日本総合研究所理事長
三井物産戦略研究所会長
そして多摩大学大学学長という
産官学の重要機関の要職を勤めている
寺島実郎さんのお話をお伺いする機会がありました。
 
日本と世界を変える「志」をもって実務である
プロジェクトをこなせる人材を養成することを
我々教員に期待するというものでした。
http://tgs.tama.ac.jp/modules/outline/index.php?cat_id=1
 
 
●私もほぼ同じ考えで先人の知をツールとした
実務のマネジメント手法を提供しています。
 
ドラッカーとジャストインタイムとTOC(制約理論)を
ベースとしたプロジェクトマネジメントの方法論を
 
介護や仕事を含む
人生で体験してきたプロジェクトや有名な成功事例を
交えて講義しています。
http://lnews.jp/2013/10/f100308.html
 
●また手軽に参加できる
飲食付きの交流会を中心にした私塾、
 
コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント」、
ドラッカーの「社会生態学思想」を中心として
東西の知の巨人をツールとした
私塾を主催しています。
 
↓2013年秋コース
http://www.bizdyn.jp/seminar.html
 
2014年春コース準備中です。
 
●本メルマガは僕自身の修業とマネジメント実学ツールの進化
を読者の皆さまと共有するために発信させて頂いています。
 
今後ともよろしくお願い申しあげます。
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.生命の動的調和(森信三全集)
2.資本主義の由来(ドラッカー「ポスト資本主義社会」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「推進力を高める環境づくり 」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.生命の動的調和(森信三全集)
 
■いのちの統合原理である「調和」とは
穏やかな静的なものではなく
異質なものが相互に成立する動的調和であると
森信三は言う。
 
異質的な要素がなければ調和は成立しない。
 
 
■宇宙空間の運行は引力と反対方向に斥力(せきりょく)
の調和による。
 
電気も陰極と陽極の調和によって電流が調和している。
 
人間も男と女で調和している。
 
人間界における相反、闘争も根本的には
動的統一の投影であるという。
 
 
■大海の水も平穏なること鏡のような日もあれば
巨船を覆す激浪大波の日もある。
 
昼もあれば夜もあり
生もあれば死もある。
 
大小無数の波乱は異質なるものの
動的調和であると言う。
 
 
■生命と言うものは熾烈ないのちの緊張的調和で
成り立っている。
 
相反する異質的両極が互いに火花を発しながら
切り結ぶところに
いわゆる生命の動的調和の真意があるのだと
森信三は言います。
 
人間の苦悩の解脱は現実を動的に把握して
自己を照応させることで可能になる。
 
すなわち現実に自己を投入し自分も変わりシステムも
変わることである。
 
要は人の批判や組織の批判ばかりして
自分は安全なところにいるのではなく
自分も行動し自己修正することで苦悩が解消するのだと。
 
 
 
2.資本主義の由来(ポスト資本主義社会)
 
■ドラッカーの分析によると
資本家が経済社会の中心に入り込んだ経緯は
生産活動が職人の技能中心から
技術と資本に分離したことだった。
 
西洋では
中世以前の技能中心の生産活動の代表は
べネチア共和国政府の兵器工場や
マイセンの磁器工場のように
18世紀の工場は国有だった。
 
■資本主義を生んだ技術とは
1751年デドローとダランベールの「百科全書」
が契機となって多様な製品の工場が乱立した。
 
技能が知識となって体系化され
経験が知識になり徒弟制度が教科書になり
秘伝が方法論になり、
 
生産手段が大規模化し組織化され経済の制約が
技能から資本に移行した。
 
■技能が技術という知識になったが
そもそも歴史的に知識は
「効用」でも「行為」をも意味していなかった。
 
知識とは
プラトンやソクラテスの哲学や孔子の儒教など
道徳的な思想や精神的なもの、人間の生き方を
論じるものであった。
 
生産活動に役立つ知識と哲学は全く別であった。
 
 
■産業革命が起こり資本家と技術集団は
分化して経済と社会は大きく成長した。
 
生産活動は活発に行われ生活水準は世界的に
向上した。
 
しかし、生産手段が職人から巨大な資本家に握られ
プロレタリアは窮乏化するという
マルクスの説が力を得た。
 
ドラッカーによると西洋社会は
マルクスの資本主義批判に同意した。
 
資本主義は社会の分裂膨張のプロセスで生まれ
いずれ崩壊するシステムと見なされた。
 
しかし現実はマルクスの予言通りに
資本主義は崩壊していない。
 
経済社会の制約が資本では無くなったことは
現在日米欧の経済は資本家の役割から中央銀行に
移っていることで証明されました。
 
資本家の役割が崩壊した世界で
重要な役割を担う人や組織が
脱資本主義社会の主役になるだろうと考えられます。
 
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「推進力を高める環境づくり」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
■リーダーは組織に推進力を与え
それを維持しなければならないと
ハーマンミラー社では考えています。
 
 
推進力とは人々が前に進むための
共有する感覚である。
 
プロジェクトマネジメントを推進する
人間力と言えます。
 
 
■どんな企業でありたいかというビジョン。
 
ビジョンを実現する周到な戦略。
 
社員が実行に移すための方針や計画。
 
このようなものが推進力になるのです。
 
■推進力を高めるためには
戦略と戦術について正しい認識を持つことが必要です。
 
 
ドラッカーによると
成果と効率の違いを理解しなければならない。
 
成果とは正しいことをすることであり、
効率とは正しく行うことである。
 
リーダーは戦略として正しいことを行って
成果に責任を持たなければならない。
 
しして全員が正しく行うことによって
効率を上げなければならない。
 
■つまり、企業が社会に役だって業績を上げるには
「誰のために(顧客は誰か)」「何をすべきか」という
戦略を持つこと、
 
そして「どのように行うか」という効率を上げる
戦術を持つこと。
 
この二つが推進力を高めるのだろ
ハーマンミラーは考えています。
 
 
戦略と戦術はそれぞれ
成果と効率に対応して仕事の推進力を高めます。
 
マネジメントは実務としての
プロジェクトマネジメントの推進力にかかっています。
 
 
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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企業は社会の一部である。
 
 

大雪の東京

2014年2月11日 20:35

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                   第293回   
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2月12日の朝を迎え今日一日が充実した日でありますうに。
 
 
●2月8日土曜日都心に大雪が降りました。
 
 
予定していた家族会の世話人会が大雪警報で中止になり、
一日中部屋に閉じこもってPCで資料を作っていました。
 
外を見ると街灯に照らされた雪の青梅街道が
きれいに映っていました。
 
自宅マンションの部屋から眺める雪景色の青梅街道を
facebookで公開しました。
https://www.facebook.com/zenjiro.imaoka
 
 
●9日は雪の中投票所に行きましたが
東京都知事選挙の投票率が低く
盛り上がりに欠けましたね。
 
争点が脱原発か否か、福祉重視か経済重視か、
オリンピック派手にやるか慎ましくやるか、
防災都市に力をどの程度入れるか。
 
僕は政策論争よりも
どんな人物が相応しいかという点から
投票ししました。
 
ドラッカーマネジメントは
戦略より精神が大事だからです。
 
何をやるかより誰のためにどんな使命を持つか。
 
言葉や巧みに政策を語るけれど
どうも胡散臭い候補に対して違和感があります。
 
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.調和という「いのち」の原理
2.資本主義と技術革新と職人
3.事例研究:
ハーマンミラー社「心の関係」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.調和という「いのち」の原理
 
■人と人からなる組織や社会も
人と自然からなる生態系(エコシステム)も
動物や植物である有機(オーガニク)システムも
すべて西洋思想の日本語訳である。
 
最近は「複雑系」も同じく米国サンタフェ研究所発の
概念もまた同じであろう。
 
■森信三によると
日本人にとって西洋のロゴス(論理)概念は
難解である。
 
哲学的思想を日本人にとって
使いやすい生きるツールにするために
心情的な日本人にふさわしい大和ことば「いのち」を
用いるのが適当だと。
 
 
■「いのちのシステム」を構成している
それぞれ相互関係のある部分も又
「いのち」である。
 
いのちである組織や人も又いのちである。
人の身体を構成している器官もいのちである。
 
器官を構成している細胞も又いのちである。
 
いのちを統合する原理は何か?
 
西洋的主体と客体を分離する概念では
統合とは
「支配するものとされるものとの統合」であり、
「制御するものとされるものとの統合」
「包むものと包まれるものとの統合」である。
 
 
■それでは日本人の古来の統合(インテグレーション)の
概念は何かと森信三は問い答えた。
 
日本人にとって「いのちの統合」の概念は
「調和」などだと言う。
 
ピーターセンゲは有機システムを統合する概念は
「フィードバック」だと考える。
 
フィードバックは森信三がいのちの原理は
「呼応関係」「照応関係」と同じです。
 
ジャストインタイムからTOC(制約理論)を発案した
ゴールドラット博士は
晩年システムの統合原理は「和(わ)」だと言った。
 
相互批判ではなく相互対話という「調和」が
組織の体質改善に重要なのですね。
 
 
 
2.資本主義と技術革新と職人
 
■資本主義と技術革新が18世紀から20世紀にかけて
新しい世界文明を創りました。
 
その原動力は「知識(ナレッジ)」だったと
ドラッカーは分析しています。
 
知識がカネを生む社会になったがこれは知識社会ではなく
知識経済とも言える資本主義社会である。
 
 
■ジェームスワットの蒸気機関が
鉱山用揚水ポンプとして発明され、引き続いて、
製鉄業の溶鉱炉の送風機に応用され
繊維産業の動力源になり、
蒸気船の使われ、
鉄道に使われ、
あらゆる製造業の動力源となった。
 
製造・物流・人の移動などサプライチェーンが拡大して
経済社会を変えた。
 
■技術が社会を変えるのは古代にも中世にもあった。
 
西洋では
「鐙(あぶみ)」が馬上の騎士を生み
戦士を支える職人集団と農民を生み、
封建社会が創られたという。
 
技術が知識を必要としない古代では
職人は奴隷だった。
 
知識(技術)によって職人は市民になった。
 
西欧では知識が普及して市民社会が出来たが
第3世界においては
新技術は社会的影響をもたらさなかった。
 
職人は最下層のままだった。
 
 
■ドラッカーの分析によると
唯一の例外は日本だった。
 
職人階層は誇り高い独立した存在だった。
 
武士も職人と同じ技術集団だった。
 
宮本武蔵の「五輪の書」に大工仕事に喩えた
武術論があります。
 
技術集団は西洋社会や第3世界のような
底辺社会ではなかった。
 
ドラッカーはマネジメントは職人や外科医のような
実務だと言いましたが、
カネを生む技術や知識ではなく
社会的使命を達成する実務だと言いました。
 
ポスト資本主義社会を生むヒントは
昔の日本社会にあるかもしれない。
 
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「心の関係」
'Leadership Is an Art'
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■ハーマンミラー社のリーダーシップで重視するのは、
土地とかキャッシュなどの「資産」ではなく、
自由に才能を活かせる「場」であると言う。
 
互いに成長し自分らしく振舞い、
多様性を活かせる場を与えあう場が
もっとも大事な資産である。
 
 
■反対意見を聞き合うことのできる「心の関係」
が資産である。
 
大事なことは「何をするか」ではなく
「どうなりたいか」である。
 
「どんな場が欲しいか」と先ず考える。
 
人々が団結しお互いのニーズを満たし
全体が調和する場である。
 
 
■「ビジョナリ―カンパニー」で有名なジムコリンズによると
 
「どこに行くか」より「誰をバスに乗せるか」
を重視している企業が長寿企業の特徴だという。
 
ビジョンや価値観を同じくする場の方が
優れた戦略を持つ企業より優れている。
 
 
ハーマンミラーではアイデア、開放性、敬意、喜び、癒し、
仲間意識などを醸成する場づく理に熱心だという。
 
■リーダーの責任は
マネジメントに必要な専門知識やスキルなどの仕事上の
ビジネスリテラシーを向上することは
一面でしかない。
 
「心の関係」が大事なのだと言う。
 
そしてそれは「品格と美」から来るのだと。
 
 
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

共に生きる社会

2014年2月 4日 22:27

◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第293回   

     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 

     

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 「共に生きる社会」

 

 

お早うございます。

 

今日もルマガお読み頂きありがとうございます。

 

2月5日の朝を迎え今日一日が充実した日でありますうに。

 

 

●2月2日日曜日8時「TBS駆け込みドクター」

 

‘10年間で14倍に増加!アルツハイマーを学ぶ’ 

 

家族会で親しくしている伊藤金政さんご夫妻が

出演しました。

 

病気発覚してしばらく人生どうなるかと不安で一杯

パニックで仕事やめたが今は現実を受け入れて

「毎日共に充実したセカンドライフの人生を送っている」

「妻に感謝している」と語りました。

 

奥様は家事は出来ないが

間違ったも怒らない。

 

映像から笑いと優しい笑顔とカラオケを楽しむ

前向きの生き方が伝わりました。

 

そこに要介護者と介護者という

区分は無い。

 

新しい形の夫婦ができている。

 

スタジオでは思わずゲスト出演者が涙を漏らした。

 

 

さっそく電話して本人の了解をとってFB公開しました。

 

https://www.facebook.com/zenjiro.imaoka

 

金政さん、ありがとう! (写真9枚)

 

●数年前私も

「たけしの本当は怖い家庭の医学アルツハイマー病」で

俳優さんによる再現ドラマあり、インタビューあり

夫婦で散歩している映像あり15分に渡って全国放映されました。

 

その後田舎の中学校時代の同窓生が集まって放映ビデオを見て

寄せ書きを書いて送ってくれました。

 

しばらくは妻の病気を伏せていましたが、

公開して孤独介護から脱した方が楽になることを学びました。

 

 

障害者とその家族が閉じこもらないで

医療や介護の専門家とともに市民社会と繋がることの

ありがたさを実感しました。

 

助けられる弱者と助ける強者という主客分離から

共に生きる共生の主客統合の社会

「共に生きる社会」

これからの時代のテーマではないでしょうか。

 

 

■4月以降第7期のドラッカーマネジメント塾開講に向けて

準備しています。

 

参加した方もまだ参加していない方も

メルマガ読者にご意見お願いします。

 

 

ゲスト講師として話すテーマのある方

聞きたいテーマのある方

どんなことでも結構です。

 

例えば

・ドラッカーを実践して良かったこと難しかったこと

・自分がやっていることは

ドラッカーが言っていることだった

・・・

 

 

お待ちしています。

 

 

さて、

本日のテーマ

===================

1.安心立命のために

2.新マルクス主義

3.事例研究:

ハーマンミラー社「リーダーは世話役」

'Leadership Is an Art'

(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

 

===================

 

 

1.安心立命のために

 

■我々人間は自己を取り巻くすべてのことに

正しい認識をして

自分の立ち位置を確認したい存在です。

 

何のために生きているか、

 

仕事とは何か、

 

周辺で生や死や病気などに無数の無常に直面して

正しく現実を認識して

正しく働きかけ正しい処理が出来た時

一切の矛盾が解決して安心します。

 

■自分とは何か、

仕事とは何か

何のために生きているか・・・

こんな青臭い議論や思考を避けなくなった時

大きな力が得られる。

 

深く考えること

哲学的、または形而上学的努力が必要なのです。

 

稲盛和夫が再生したJALでは

青臭い議論ができるようになったと言う。

 

人間は自分が生きている時と場所から

極大と極小の世界を知りたいと考える。

 

 

■無限大なる倍率を持つ天体望遠鏡と

無限小なる微生物や元素を見る電子顕微鏡を

心の中に持つ。

 

そして一瞬の内に交互に転換ように操作する。

 

この二つの顕微鏡を操る修業が

「哲学」なのだと森信三は言います。

 

■現実を正しく認識して

成すべきことを成すマネジメントこそ

哲学が必要なのです。

 

ドラッカーもそう考える哲学者でもありました。

 

現在直面している問題は内から見ても分からない。

 

外から(顧客から)見る

遠くから(顧客の顧客から)見る。

 

内なる現場を見て遠い外から自分を見る。

 

一瞬にして交互に転換する。

 

知的シュミレーションも哲学的思想である。

 

哲学的思想が安心立命に不可欠なのです。

 

 

 

2.新マルクス主義

 

■ポスト資本主義社会についてのドラッカーの考察は

20世紀を総括することがスタートラインでした。

 

そして問題は20世紀の血なまぐさい世紀を経験した

日米欧の先進国が何を学びどうするかだと。

 

それに入る前に新興国や第3世界についての分析が

大事なので紹介します。

 

 

■20世紀後半に現れた第3世界の英雄、

インドのネール、中国の毛沢東、キューバのカストロ、

ユーゴのチト―、チェゲバラ・・・

 

革新系の知識人が持ちあげた人々。

 

これら第3世界が

世界の新しい秩序を創造すると期待された。

 

しかし、

ドラッカーは彼らを新マルクス主義者とみなした。

 

マルクス主義者が血なまくさい世界を作ったように

第3世界の英雄達も冷酷な世界を作ったと。

 

■21世紀の現在も

シリヤ、アルジェリア、エジプトなど中東諸国も

中国も20世紀先進国が経験した乱気流と激動の時代は

終わっていない。

 

 

ポスト資本主義社会は日米欧で起こると

ドラッカーは言う。

 

21世紀の現在、

金融資本主義は隆盛と崩壊を繰り返し、中央銀行が

経済の安定化のために強権を使っている。

 

 

■政治家が強権を使っていないのが救いです。

 

マルクス主義、新マルクス主義という

知性に頼る全体主義が20世紀の主流だったが

それが崩れた。

 

ポスト資本主義社会とは

知的理想論による全体主義が破壊された後に

新しい社会を創るものは何かに答えることではないか。

 

このようにマルクス主義と新マルクス主義を

総括をすることが次世代の社会を創るのに

有効だ思います。

 

3.事例研究:

ハーマンミラー社「リーダーは世話役」

'Leadership Is an Art'

(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

 

■一般に解釈されているリーダーは

組織の所有者か権限の所有者である。

 

ハーマンミラーの元CEOマックスデブリ―によると

リーダーは組織の世話役である。

 

「人の上に立つ人は仕える者のようになりなさい」

(新約聖書)

 

がリーダーの本質であると。

 

■最近リーダーシップ3.0とか

サーバントリーダーと言うコンセプトが認知されているが

その思想的原点も同じである。

 

世話役としてのリーダーは

人に命令したり苦痛を与えるのではなく

自ら責任と苦痛に耐える。

 

 

人が仕事をやり易いように

現実を正しく認識しなければならない。

 

■リーダーは頭脳ではなく

全身のたたずまいであるという。

 

マックスデブリ―は

リーダーは偉大さでもカリスマでも有名であることでもないと

言う。

 

ドラッカーによるとカリスマは人々の自由を奪うという。

リーダーの資質は「真摯さ」にあると。

 

■メンバーがそれぞれ自由に潜在能力を

フルに発揮しているかどうかがリーダーの評価になる。

 

メンバーがリーダーの顔色を伺う組織のリーダーは

最悪である。

 

自説を説くだけで聞く耳を持たないリーダーではなく、

人の話を真摯に聞く品位がリーダーの

条件であると。

 

 

●ご質問ご意見は気軽に

返信でご意見よろしくお願いします。

 

imaoka@bizdyn.jp

 

今岡善次郎

 

 

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