P.F・ドラッカーに学ぶ人生・起業・社会設計のすすめ|今岡善次郎のマネジメント・メルマガ

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生命システム

2014年1月28日 22:07

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第293回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
 「生命システム」
 
 
お早うございます。
 
●東日本大震災が発生した2011年3月11日の直後の4月開講した
コミュニティカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
3年経過し今年1月で第6期終了しました。
 
 
今年4月から今までの塾生として参加して頂いた方を
又ドラッカー思想に共鳴する方を中心に
それぞれの専門のテーマをお持ちの方を
ゲスト講師とお呼びしたいと考えています。
 
 
有名な大学の教授やコンサルタントから
医師、経営者やサラリーマン、公認会計士、税理士、社労士、
OL,介護専門職、NPO法人理事長など有名無名、多様な職業の方に
ご参加いただきました。
 
特別依頼しない段階から
すでに数人がゲスト講師引き受けても良いとあり難い
お声を頂いています。
 
追ってテーマと日程の調整の依頼させて頂きます。
 
 
■試行的に
6期最終回の平日1月23日と土曜25日
ゲスト講師お願いしました。
 
○1月23日は
タイトル「ロルフィングによる身体のイノベーション」
ゲスト講師 米国認定ロルファー 川口舞子さんに
プレゼンした頂きました。
 
 
ドラッカーの社会生態学マネジメントを
「人・部門・会社」を
「細胞・器官・身体」のメタファー(比喩)
の原理で説明しました。
 
アイダ・ロルフという生理学者が東洋思想も取り入れ
独自の解剖学知見にもとづいて20世紀後半
米国で開発発展したロルフィングは
身体の調律を行って生命力復元という身体の統合を行う。
 
身体の構造を筋膜のネットワーク連鎖でモデル化するのは
僕がテーマにしている企業や産業をサプライチェーンで
モデル化するのと類似しています。
 
生産システムの統合と同期化がイノベーションになるように
身体システムの統合と同期化も生命力の復元になります。
 
FBで写真公開
https://www.facebook.com/events/203415203184475/
 
 
○1月25日は
タイトル「米海兵隊とボイド大佐のタイムベース戦略OODA」
ゲスト講師 コンサルタント 有富嘉哲さんに
プレゼンして頂きました。
 
意思決定のフィードバックサイクルが早いこと
現場現実観察を重視すること
冷静な勇気による自律的決断
戦闘機(設備)と操縦士(作業員)との一体化
 
現場現実からのフィードバックサイクルを速く回す
階層構造の指揮命令ではなくネットワーク構造の自律判断は
TOCやTPSの生産システムと似ている。
 
ドラッカーは
「成果を上げるものは時間から入る」
「予測に頼る判断ではなくフィードバックが補完する」
の原理と同じです。
 
 
FBで写真公開
https://www.facebook.com/events/1418246645080214/
 
 
上記二つの事例
身体システムもネットワーク自律組織も
生命システムと見ることができます。
 
 
■4月以降のゲスト講師の募集。
 
(上記お二人には再度ゲスト講師お願いします)
 
約1800人のメルマガ読者やfacebookでご紹介させて
頂きます。
 
カフェ「ドラッカー塾」にて交流PRの場となります。
毎回10人の参加者を予定しています。
 
講師料はお支払い出来かねませんが
当日のカフェ塾は無料とさせて頂きます。
 
ご希望の方
テーマと主旨をお知らせ下さい。
 
お待ちしています。
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.いのちの体系
2.社会による救済の終わり
3.事例研究:
ハーマンミラー社「多様性を持つ人間」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.いのちの体系
 
■森信三が「いのちの体系」と言っているのは
 
生命システム、有機システムであり、
ドラッカーの社会生態系、
ソーシャル・エコロジー・システムである思います。
 
この生命システムである宇宙は
無限に大きく無限に小さく
無限に広く又無限に狭く
無数のものからなり立っている。
 
サンタフェ研究所では
複雑系と言う。
 
■かって政府系機関からの委託研究で
サンタフェ研究所の研究フォーラムに参加して
研究報告をまとめた経験があります。
 
その時、
「主体と客体の分離から統合」、すなわち「主客統合」
の意味が完全には理解していませんでしたが
森信三によって理解が深まりました。
 
主客分離とは身体と精神の分離、
主客統合とは身体と精神の統合である。
 
心身二元論から心身一元論が主客統合である。
 
これは「いのちの体系」すなわち
生命システムを理解する手立てであることが
理解できました。
 
 
■人間の知性は二元論的分裂、
分別的な宿命を持っている。
 
 
キリスト教世界ではアダムとイブが「知恵」という
木の実を食べてしまって楽園から追放されたという
物語が有名です。
 
知性があると命が理解できない。
 
命が理解できないと
人間の迷い、人類の不幸の原因になる。
 
比較・分析・分裂は知性と言う魔物をを人間が
取り入れた結果であると
森信三は言います。
 
■どうしたら人間は救われるか。
 
「比較・分析・分割」という知性を捨てることではなく
分割したものを再統合する。
 
全てがお互いに影響し合っているシステムとして
理解する。
 
統合(インテグレーション)とは生命システムへの
復元である。
 
統合された生命システムとはどんな特徴を持つか。
 
要素間の「呼応」「相照」であると言う。
 
つまり「呼んだら答える」「照らしたら照り返す」
ともに助け合い共生する関係にあるものの集まりが
生命システムであると。
 
事例として
花と花粉と虫が植物生態系として生命システム
を創っている。
 
主体と客体と言う分裂の思想ではないことが
分かります。
 
 
2.社会による救済の終わり
 
近代社会は国民国家が強くなり
国家や社会など全体が個人を救済するという
信仰を拡げた社会だったと
ドラッカーは分析しました。
 
100年以上にわたり救済を約束する
世俗的世界宗教が栄えた。
 
それはマルクスのインターナショナルという
共産主義グローバル宗教だった。
 
■現実には
共産主義は冨を創出する代わりに貧困を、
経済的平等の代わりに経済的特権官僚を
もたらした。
 
ドラッカーの表現によると
マルクス主義は人間を改造して
地上に楽園を約束する世俗的宗教が
知的武装されたものだった。
 
■マルクス理論では人間の本性は変わらなかった。
 
新しい人間を創りだせなかった。
 
21世紀の現代でも生き残っている中国共産党を、
もしドラッカーが生きていたらなんというか?
 
 
伝え聞くところによると
共産党特権階級の腐敗、貧欲、権力欲、不信、圧政、
秘密主義、威嚇・・・
ドラッカーがソ連崩壊前に見たものと同じです。
 
■人間とは悪も善も愚も賢も煩悩に満ちている。
 
人間とは救いようのないものだから
宗教や理論で人間を改造するか
さもなくば社会は存続できないと考える
二元論的思考が近代社会であった。
 
そして脱近代の今、多大なる犠牲者を生む実験によって
経済を含めて全体最適のシステムによる社会の救済
と言う信仰はあり得ないことが分かった。
 
人間の本質という現実に立脚した社会、
個々の人間が重視される社会になる。
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「多様性を持つ人間」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
 
■ハーマンミラーの創業者が若いころに
人間とは何かについて
ある有能な職人の死に際して学んだという。
 
弔問に訪れてみ未亡人がすばらしい詩を朗読した。
 
「すばらしい詩ありがとう。作者は誰ですか?」
と聞いた。
 
その答えは無くなった職人である夫だと答えた。
 
■職人のかたわら詩を書いていたのか、
詩を書くかたわら職人として仕事していたのか
どちらが本職だったのかと長い間考えたそうです。
 
人は多様な能力を持っているが
職場での能力は一面に過ぎない。
 
人は職人であり詩人であり、
親であり子であり、
先生であり生徒である。
 
■リーダーは組織にいる人間の個性を認めなければならない。
 
人々の才能、力量、スキル、生き方の
多様性を認めなければならない。
 
一部分のみではなく
全体を理解しなければならない。
 
■人は多様であるから皆それぞれの方法で
組織に貢献できるのです。
 
職場がこのような個性や多様性を認めることで
人は仕事に意味を持たせ充実感を持ち
目的を見出すことができるのです。
 
仕事の中に美や喜びや愛も得られるのだと
ハーマンミラーの元CEOのマックスデブリ―は
言います。
 
職人の死をきっかけに人間を理解した
お話でした。
 
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
 
imaoka@bizdyn.jp
 
今岡善次郎
 
 
■■■■■寄付金のお願い■■■■
 
いつもご寄付ありがとうございます。
 
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
 
これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。
 
金額やお名義は問いません。
 
請求や領収書など入金管理はしません。
 
一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。
 
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
 
寄付金(お布施)箱(口座)
 
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン
 
 
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登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。
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バックナンバー
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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

日米マネジメントのハイブリッド

2014年1月21日 21:42

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第292回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
 「日米マネジメントのハイブリッド」
 
 
お早うございます。
 
●大寒が過ぎて真冬の東京も
日照時間が長くなりつつあります。
 
身が引き締まる寒さの中、快晴の青空の下
昨日21日の昼前近くの青梅街道杉山公園から
中野通りを北に一人散歩しました。
 
人通りの多いJR中野駅周辺を通り抜け
早稲田通りを越えて新井薬師公園まで30分弱
の道は通常の散歩コースの一つです。
 
新井薬師公園では子供を連れた若いお母さんが
シルバー世代の男性のギター演奏
を聞きいっていました。
 
●忙しい週の静かなスタート切りました。
 
今週は木曜、金曜、土曜、日曜連続で
 
カフェ塾2013年秋平日コース最終回
多摩大学大学院2013年秋期最終講義
カフェ塾2013年秋週末コース最終回
家族会の定例会
 
と続きます。
 
 
もうすでにご案内済みですが再度最終案内します。
 
■■カフェ「ドラッカーマネジメント塾」ご案内■■
 
テーマは「日米マネジメントのハイブリッド」です。
 
サブテーマは「ドラッカーと日本的イノベーションTPS]と
「日本的経営とドラッカー、ゴールドラット、ジムコリンズ」
です。
 
23日ゲスト講師のロルフィングも
日本的感性と米国の合理的科学的な身体感のハイブリッド、
 
25日ゲスト講師による海兵隊と時間ベース戦略も
日本の武士道やモノづくりのスピードと
米海兵隊の多芸と現場実践のハイブリッドに見えます。
 
 
■1月23日木曜
タイトル「ロルフィングによる身体のイノベーション」
ゲスト講師 米国認定ロルファー 川口舞子氏■
 
 
ドラッカーの社会生態学マネジメントを
「人・部門・会社」を「細胞・器官・身体」のメタファー(比喩)
の原理で説明しました。
 
アイダ・ロルフという生理学者が東洋思想も取り入れ
独自の解剖学知見にもとづいて20世紀後半
米国で開発発展したロルフィングについて
解説して頂きます。
 
身体の構造を筋膜のネットワーク連鎖でモデル化するのは
僕がテーマにしている企業や産業をサプライチェーンで
モデル化するのと類似しています。
 
サプライチェーンマネジメントが企業の高収益体質を
目的とするように
ロルフィングは身体を通して心身の体質
改善(イノベーション)する目的を持ちます。
 
米国を中心にプロのスポーツや芸術やパイロットなどの
パフォーマンス改善に広がっているそうです。
 
■川口舞子さんは自ら施術を行うボディセラピストでもあり、
ボデイケア・サロンのマネージャーでもあります。
 
僕の多摩大学大学院の公開講座で知り合い、
現在当大学院の院生でもあり、
又カフェ「ドラッカー塾」の塾生として
何度か参加して頂いています。
 
医療や健康などの効能を訴えることが主目的ではありませんが、
腰痛予防の座り方など即役立つ生活方法もお話してくれます。
 
大自然が創った身体の神秘から
人間学によるマネジメントに大きなヒントが得られます。
 
 
■1月25日土曜
タイトル「米海兵隊とボイド大佐のタイムベース戦略OODA」
ゲスト講師 コンサルタント 有富嘉哲氏■
 
ドラッカーマネジメントを「精神・戦略・実践」
で説明してきました。
 
実践の領域ではドラッカー原理を「時間・フィードバック」
の項目でドラッカーのメッセージを紹介しました。
 
仕事における戦略や実践は
戦争における勝利の原則が有効であることは「孫子の兵法」や
「ランチェスター戦略」で有名です。
 
このカフェ塾でも「孫子」や
「ゼロ戦のパイロット坂井三郎の生還戦略」
についてご紹介しました。
 
■有富氏は富士通総研、三菱総研にて
コンサルタントの経験を得て
現在独自の手法を研究しています。
 
僕がドラッカーから東洋思想や西洋の脱近代思想に
関心が深まったように
 
有富氏もコンサルタントとしての経験と
戦略論や東西の思想の研究の中で僕のドラッカー塾を知り
第6期の塾生として参加しています。
 
 
ボイド大佐は朝鮮戦争での凄腕空戦パイロットとして
戦闘状況の勝因分析を元に、さらに他学問を含めた”総合”
という視点から、時間が決め手になる意思決定論OODA
(Observation Orientation Decision Acttion)を
理論化しました。
 
 
最近米国でスピードの重要性を日本のジャストインタイムとともに
OODAがビジネスの世界で研究されているそうです。
 
戦争の目的は古来、破壊や殺人ではなく平和への手段であり
マネジメントの一部です。
 
ドラッカー思想の中でOODAを学ぶことは
実践につながります。
 
 
ホームページ(写真付き)
http://www.bizdyn.jp/seminar.html
 
チラシ更新
http://www.bizdyn.jp/images/community_chirashi201308.pdf
 
 
スポット参加大歓迎!
 
 
 
スポット料金参加費4000円
(1期~5期フルコース参加者は
スポット参加料金半額の2000円です)
 
 
申し込みお待ちしています。
 
このメール返信でお申込下さい。
 
・開催日
・お名前
・所属
のみで結構です。
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.天地一切がいのち
2.社会が個人を従属させる国民国家
3.事例研究:
ハーマンミラー社「リーダーシップ3つの人間の特徴」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
===================
 
 
1.天地一切がいのち
 
 
■前回は主体と客体と言う西洋的論理思考の
限界を指摘しました。
 
論理的な思考では
神が人間を作ったように人間が自然や社会を
客体として
コントロールしてマネジメントしようとした。
 
森信三はこの主体客体区分は
主体重視、個人主義の基礎であり、
個人的自我を絶対視する弊害の元だと言う。
 
 
■客体としての自然を生命の無いもの
として扱う。
 
主体と客体の区別は
創るものと創られるものを分ける。
 
創造者と被創造者を分ける。
 
旧約聖書では創造者を「神」という。
 
だから神と人間は一緒にできない。
 
 
■森信三哲学によれば西洋はロゴス(論理)的
である。
 
それに対して東洋、日本では
パトス(精神)的であり、
「いのち」が「いのちの分身的創造」をすると
考える。
 
分身と言うのは己が身を割いて
相手に全存在を与えるということである。
 
人は神の一部である。
 
日本の神話の神も人のように強欲であったり
慈悲深かったりする。
 
 
■「宇宙世界とは何か?」の問いは
人間とは何か
自然とは何か
そして人生とは何か、仕事とは何かの問い
など根本的な問いに繋がっているのです。
 
どんな答えをしても自由なのだが、
人生にとって社会にとって意味のある答えが欲しい。
 
森信三哲学は
この大自然あるいは宇宙は天地一切のいのちが
人間のいのちを創り
人間が創るものにいのちが宿る
という思想です。
 
企業も社会も自然も自分と同じいのちなのである。
 
エコシステム(生態系)もいのちです。
 
 
 
2.社会が個人を従属させる国民国家
 
 
■ドラッカーが予測した通り
ベルリンの壁が崩壊しソ連の共産党国家が20世紀末に
無くなり、そして今
欧米の資本主義社会である国民国家も
財政的に行き詰っています。
 
西洋では400年前君主国家から国民国家が誕生し、
日本では150年前に
徳川幕藩体制から明治政府の国民国家が
誕生しました。
 
 
■西洋における国民国家とは何か、
ドラッカ―は興味深い洞察をしています。
 
国民国家の誕生つ繋がる思想の元祖は
ライプニッツのキリスト教世界の再統一だった。
 
個人の自由に任せると世俗的信仰が台頭し
虐政にならざるをえないとした。
 
だからキリスト教で国民を支配する
国民国家を作ろうとした。
 
ルソーはその一世紀後にキリスト教ではないが
全人類を完全無欠にすることで社会を救済できると
考えた。
 
個人を社会が支配すべきだとした。
 
その延長にマルクスが「個人」を
「歴史的客観法則」に従って社会に従属すべきだとした。
 
そしてヒトラーもその延長線にあり
社会による個人の救済を目的としたというのです。
 
新しい人間を創ることによって
理想の国を創る野心に燃えた。
 
国民国家の権力が強化される歴史だった。
 
■そして
第2次世界大戦の後、西洋の旧植民地から
200近い新しい国民国家が誕生した。
 
ドラッカーは国民国家が衰退するとは言っても
逆の君主制に戻るとは言っていません。
 
国民国家の権力の強化が限度を超え、
国家が唯一の権力機関ではなくなったと言っています。
 
■国家の機能が民営化されNPO化され
分権化される一方で
超国家的なグローバルな機関として企業も現れた。
 
国家の機能は弱まるが一人ひとりの自由な創意によって
社会が変わると考えた。
 
人々は多元社会の一部としてしか国家を見ない。
 
現実の日本でも行政に依存する組織から
企業も非営利法人も独自の事業で社会福祉に
貢献する時代にないました。
 
もうすでに
国家に国民は従属していないのです。
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「リーダーシップ3つの人間の特徴」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
 
■ハーマンミラーの元CEOである
マックスデプリ―はリーダーシップに欠かせない
人間の特質を3つ上げています。
 
 
第一が誠実さ(integrity)
第二が関係を創る手腕
第三がコミュニテイを創る手腕
 
です。
 
■第一の誠実さとは一個人ではなく
人と人の関係である社会のための原則だと
デプリ―は言います。
 
誠実さの欠如は文明社会における自制の役割を
理解していないことから生じる。
 
日本的な言い方であれば「謙譲」の役割を
理解していないことかもしれません。
 
売り手と買い手が交叉する
自由市場を維持する大原則である。
 
信用の根本が誠実さである。
 
■第二の人間関係を維持し育むことは
リーダーのスキルである。
 
人は誰でも組織を必要としている。
 
人それぞれ持っている
能力やスキルを発揮する機会が欲しい。
 
その場を与えるためには
人間関係を構築する能力を身につけなければならない。
 
このスキルは「心」の問題である。
 
上記の「誠実さ」が元になる。
 
■第三のコミュニテイを創る手腕とは
他人に奉仕して他人と知り合うことで
敬意や感謝を示し、
持ちつ持たれつの生活を支え合うことが出来る
能力である。
 
みんなコミュニテイがあることで
誰もが自己を最大限活かすことができる。
 
誠実さがあって
人間関係を構築する能力があって
コミュニテイを創る手腕が発揮できるのです。
 
 
 
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
 
imaoka@bizdyn.jp
 
今岡善次郎
 
 
■■■■■寄付金のお願い■■■■
 
いつもご寄付ありがとうございます。
 
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
 
これからもあらためて
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ご寄付(お布施・献金)お願いします。
 
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請求や領収書など入金管理はしません。
 
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

外から見た日本

2014年1月14日 21:55

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第291回   
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
 「外から見た日本」
 
 
お早うございます。
 
日本列島に寒気が押し寄せています。
 
身体が硬くなりがちですがどんな状況下でも
日々の生活も仕事も心身ともに最高の状態に
維持努力するのもマネジメントです。
 
「ドラッカーマネジメント塾」第6期は
後一回最終回を残すのみとなりました。
 
■■カフェ「ドラッカーマネジメント塾」ご案内■■
 
2013年秋期最終回第8回は
1月23日(木)平日コース
25日(土)週末コースです。
 
テーマは「外から見た日本」です。
 
サブテーマは「ドラッカーと日本的イノベーションTPS]と
「日本的経営とドラッカー、ゴールドラット、ジムコリンズ」
です。
 
4月開講の第7期は今までの塾生も含み
何回かゲスト講師をお願いしたいと考えていますが
その試行(プロトタイプ)として
 
6期最終回第8回
1月23日(木曜)平日と25日土曜に
それぞれ最近の塾生2人の方にそれぞれ
「身体のイノベーション」と
「タイムベース戦略」と題して
ゲスト講師お願いしています。
 
 
いつもの事例研究にかわりゲスト講師による
以下のテーマでお話して頂きます。
 
■■1月23日木曜
タイトル「ロルフィングによる身体のイノベーション」
ゲスト講師 米国認定ロルファー 川口舞子氏■■
 
 
ドラッカーの社会生態学マネジメントを
「人・部門・会社」を「細胞・器官・身体」のメタファー(比喩)
の原理で説明しました。
 
アイダ・ロルフという生理学者が東洋思想も取り入れ
独自の解剖学知見にもとづいて20世紀後半
米国で開発発展したロルフィングについて
解説して頂きます。
 
身体の構造を筋膜のネットワーク連鎖でモデル化するのは
僕がテーマにしている企業や産業をサプライチェーンで
モデル化するのと類似しています。
 
サプライチェーンマネジメントが企業の高収益体質を
目的とするように
ロルフィングは身体を通して心身の体質
改善(イノベーション)する目的を持ちます。
 
米国を中心にプロのスポーツや芸術やパイロットなどの
パフォーマンス改善に広がっているそうです。
 
■川口舞子さんは自ら施術を行うボディセラピストでもあり、
ボデイケア・サロンのマネージャーでもあります。
 
僕の多摩大学大学院の公開講座で知り合い、
現在当大学院の院生でもあり、
又カフェ「ドラッカー塾」の塾生として
何度か参加して頂いています。
 
医療や健康などの効能を訴えることが主目的ではありませんが、
腰痛予防の座り方など即役立つ生活方法もお話してくれます。
 
大自然が創った身体の神秘から
人間学によるマネジメントに大きなヒントが得られます。
 
 
■■1月25日土曜
タイトル「米海兵隊とボイド大佐のタイムベース戦略OODA」
ゲスト講師 コンサルタント 有富嘉哲氏■■
 
ドラッカーマネジメントを「精神・戦略・実践」
で説明してきました。
 
実践の領域ではドラッカー原理を「時間・フィードバック」
の項目でドラッカーのメッセージを紹介しました。
 
仕事における戦略や実践は
戦争における勝利の原則が有効であることは「孫子の兵法」や
「ランチェスター戦略」で有名です。
 
このカフェ塾でも「孫子」や
「ゼロ戦のパイロット坂井三郎の生還戦略」
についてご紹介しました。
 
■有富氏は富士通総研、三菱総研にて
コンサルタントの経験を得て
現在独自の手法を研究しています。
 
僕がドラッカーから東洋思想や西洋の脱近代思想に
関心が深まったように
 
有富氏もコンサルタントとしての経験と
戦略論や東西の思想の研究の中で僕のドラッカー塾を知り
第6期の塾生として参加しています。
 
 
ボイド大佐は朝鮮戦争での凄腕空戦パイロットとして
戦闘状況の勝因分析を元に、さらに他学問を含めた”総合”
という視点から、時間が決め手になる意思決定論OODA
(Observation Orientation Decision Acttion)を
理論化しました。
 
 
最近米国でスピードの重要性を日本のジャストインタイムとともに
OODAがビジネスの世界で研究されているそうです。
 
戦争の目的は古来、破壊や殺人ではなく平和への手段であり
マネジメントの一部です。
 
ドラッカー思想の中でOODAを学ぶことは
実践につながります。
 
 
ホームページ(写真付き)
http://www.bizdyn.jp/seminar.html
 
チラシ更新
http://www.bizdyn.jp/images/community_chirashi201308.pdf
 
 
スポット参加大歓迎!
 
 
 
スポット料金参加費4000円
(1期~5期フルコース参加者は
スポット参加料金半額の2000円です)
 
 
申し込みお待ちしています。
 
このメール返信でお申込下さい。
 
・開催日
・お名前
・所属
のみで結構です。
 
 
第7回は4月開講しますが幾つか変更します。
 
一つは毎回とは限りませんが
ドラッカーの社会生態学マネジメントのコンセプトに
関係するゲスト講師にお話して頂くことです。
 
さらに一つは
一回2コマ(2限)を1コマ(1限)に統一して
時間を短縮する代わりに8回を10回コースにする。
 
詳細は追ってご案内します。
 
 
 
さて、
本日のテーマ
===================
1.主体と客体
2.資本から知識へ
3.事例研究:
ハーマンミラー社「リーダーシップはアート(芸・技)である」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
===================
 
 
1.主体と客体
 
 
■主体と客体、それぞれ
subjectとobjectという西洋哲学の訳語として
作られた外来語です。
 
難しいですが、分かり易く言えば
自分(subject)と自分以外の人やモノ対象(object)を区分して
両者の関係を示す言葉です。
 
この世界は
人と人、人と物、物と物との
三つの関係がある。
 
 
■主語と目的語を明確にする西洋語に対して
日本語は自分と相手(人も物)の境界を
はっきりさせない傾向があります。
 
 
西洋思想は自分以外の人も
物と同じように客体として扱い境界を設けて
戦う相手か克服し制御する対象とする。
 
対して東洋、特に日本では古来、
自分はシステムの一部であり
自分以外の人も物も全てを含むシステムの一部であるから
相互に補完しあう関係にあるとする。
 
 
■森信三によれば
西洋のヒューマニズムは絶対価値のように見えるが
日本人の感性から見ると
その根底にあるものは人間本位であり
人間以外の動物も植物も自然は客体と見て
一線を画す。
 
日本人は動物も植物も山も川も海も
自然との間には一体感を持ち境界を作らない。
 
 
これはドラッカーが日本画を観察して
日本人を評価した言葉と同じです。
 
■主体と客体という言葉が日本人には分かりにくい。
 
明治以降の西洋文明で薄れてきたとはいえ
日本人は古来より
人間は自分以外の人と物に対して
同じいのちを持つものと考えて来た。
 
 
最近は西洋哲学でも
主体と客体の統一の重要性を主張しているのです。
 
西洋人の論理的思考を借りて
日本の先人の思想を復活させることが重要かもしれない。
 
 
2.資本から知識へ
 
 
■マルクスの定義によれば
資本主義社会の次に来るポスト資本主義は
共産主義でした。
 
しかし現実にはソ連は崩壊し、
中国は共産党による資本主義の国になった。
 
共産主義も資本主義も
社会を形成する要素として生産手段が資本であると
見ることに変わりはない。
 
所有者が資本家か労働者かの違いにしか過ぎない。
 
■21世紀の現代に所得格差や資産格差があっても
富豪が社会の中心では無くなっている。
 
富豪、ブルジョアが社会を動かしているわけではない。
 
 
企業においては資本ではなく
トップもミドルも現場も
仕事に必要な資源はビジョンや知識である。
 
■ポスト資本主義社会はポスト社会主義と同じく
生産手段が資本から知識(ナレッジ)に
移行する知識社会であると言えます。
 
知識を要素として新しい組み合わせで
社会にイノベーションを起こす。
 
資本は万能ではなく
原材料や設備や人と同じように一つの資源でしかない。
 
資本を持つ富豪だけが知識を独占できない。
 
■専門家の知識が細分化されて膨大な情報になる。
 
知識が仕事に応用される時代となった。
 
知識を新しい組み合わせの中で創造する人、
知識を使って仕事をする人が
ネットワークとなって連結統合される社会となる。
 
現在の教育もマネジメントも
全く新しい組み合わせが起こる時代だと
ドラッカーは観察していました。
 
 
3.事例研究:
ハーマンミラー社「リーダーシップはアート(芸・技)である」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
 
■米国の世界的家具メーカーハーマンミラー社は
数多くの世界的デザイナーがいて
「最も働きがいのある会社」
「最も称賛される会社」
と呼ばれています。
 
製品は革新的で、生産性は高く、
収益性も優れている。
 
この会社を育てた元CEOのマックス・デプリ―が
'Leadership is an Art'
「リーダーシップはアート(芸・技)である」という
名著を書き
20年以上読み継がれているという。
 
■ピーター・ドラッカーが絶賛したということで
私が主催している「ドラッカー塾」に参加してくれた
ある出版社の社長からこの本を頂きました。
 
リーダーシップをマネジメントに置き換えると
ドラッカー思想で語れると思います。
 
前に紹介した伊那食品と同じく
会社の存在は社会のものであり社員のものであり
仕事は人生を豊かにするためにあるという
信念があります。
 
■この優れた会社のリーダーシップとは何か。
 
 
・社員の強みに思い切って任せる
 
・全員が自分の義務をわきまえる誠実さをかもしだす
 
・り―ダーは人々の仕事の障害を取り除くことである
 
・リーダーは聞き役である
 
■ハーマンミラーのリーダーシップも
ピーター・ドラッカーのマネジメントも
その本質は人間の内面を充実させることにある。
 
人を解き放ち
最も効率よく人間味のある方法で
働いてもらうことだと言う。
 
リーダーシップはアート(芸・技)である。
 
 
 
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今岡善次郎
 
 
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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 

統合(インテグレーション)

2014年1月 7日 21:41

 ◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆

                   第291回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
 「統合(インテグレーション)」
 
 
●お正月はいかがでしたでしょうか?
 
北半球に寒波が襲来し米国で死者がでているようです。
 
異常気象の原因は
地球環境破壊の影響が無いとはいえません。
 
 
●正月の東京は車も人口も減って
夜空の星が良く見えました。
 
 
正月が終わって5日から6日にかけて
千葉房総の鴨川で一泊しました。
 
寒いが夜空の星が綺麗に見えました。
 
青い空に冷たく澄んだ群青色の海も
美しかった。
 
高層の15階の部屋からの眺望は
空、山、海、地平線、海岸、街並みが
俯瞰的に見渡せる
 
●地上にいると景色の一部を切り取った
断片しか見えません。
 
分割分業された現代人の生活空間にいると
世界を俯瞰的に見る習慣が薄れます。
 
 
部分しか見えないことと
環境破壊は繋がっています。
 
俯瞰して統合して観察しなければなりません。
 
明日の塾もそのテーマです。
 
■■新春の仕事始め
カフェ「ドラッカーマネジメント塾」開講のお知らせ
 
2013年秋期第7回は
1月9日(木)平日コース11日(土)週末コースです。
 
テーマは「統合(インテグレーション)」です。
 
分析・分解・分業・診断・帰納で現状を分けてみる科学的
方法論が現代文明を進化させました。
 
同時に人間的要素を消し、
木を見て森を見ない専門家ばかり増えて多くの問題を生み
企業の持続性を蝕んでいます。
 
専門分野を統合するロジスティクスにヒントがあります。
 
ロジスティクスは戦略論では兵站(へいたん)と呼ばれる
全体システムのネットーワーク理論です。
 
二つのテーマ扱います。
 
・「ロジステックスにおける統合:コンテナとクロスドック」
そして
・「ロジスティクスにおけるニュートン力学制約理論TOC)」
 
です。
 
私のがサプライチェーンマネジメント探求の原点を語ります。
 
サプライチェーンマネジメント」(今岡善次郎、工業調査会、1998年)
http://www.amazon.co.jp/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E3%82%92%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E4%BB%95%E6%8E%9B%E3%81%91-%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E2%80%95%E8%A4%87%E9%9B%91%E7%B3%BB%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A8%E5%88%B6%E7%B4%84%E7%90%86%E8%AB%96%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%9F21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%89%8B%E6%B3%95-%E4%BB%8A%E5%B2%A1-%E5%96%84%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/476936119X/ref=sr_1_7?s=books&ie=UTF8&qid=1388456095&sr=1-7&keywords=%E4%BB%8A%E5%B2%A1%E5%96%84%E6%AC%A1%E9%83%8E
 
 
 
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スポット参加料金半額の2000円です)
 
 
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さて、
本日のテーマ
===================
1.創造の秘儀
2.進行中のポスト資本主義社会
3.事例研究:ハーマンミラー社「奉仕するリーダーシップ」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
===================
 
 
1.創造の秘儀
 
 
■人間の知性は自分を主体として
他を客体(対象)とする。
 
チームメンバーも仕事も自然も
知性から見れば
 
利用すべき対象であり、
変化させるべき対象であり、
治療すべき対象であり
排除すべき対象である。
 
客体(相手)も主体(自分)を主張するから
主体と主体がぶつかり
各主体は絶対ではなく
相対的であることが理解できないで
社会は多くの問題を抱える。
 
家族でもプロジェクトでも国家でも
同じ問題を抱えています。
 
■お互いが認め合う主体、
すなわち森信三が言う相対的主体である
「超主体」が存在する時
創造は一歩前進するという。
 
家族も組織も社会も、
無数の主体から成り立っている。
 
 
■人間の有限な知性は分析的であり
すべてを主体と客体に分割する。
 
分割する対象はいのちである。
 
いのちは分割するといのちではない。
 
ドラッカーは半分のパンは有用だが
半分の赤ん坊は死骸でしかないと
言いました。
 
 
■人間の知性は主体的であり分割的であり
いのちの理解力に限界があるという。
 
ドラッカーは
科学的管理法で分割する手法は学んだが
大事なのは総合することであると言いました。
 
大事な創造とはいのちを創ることである。
 
総合することである。
 
人間の知性の宿命的な制約は
対象を分析することに終わることです。
 
いのちとは何かを理解することが
絶対的な創造の秘儀かもしれません。
 
知性に誇りと驕りを持つことではなく
自然のいのちに感謝と謙虚さを持つことが
創造の秘儀だと言うわけです。
 
 
 
2.進行中のポスト資本主義社会
 
 
■ドラッカーは「ポスト資本主義社会」を書いた
20世紀末に何を観察していたでしょうか?
 
一つはソ連の崩壊が予想通り実現したこと。
 
そして資本主義も先進国で金融資本主義となって
社会的機関として機能しなくなったこと。
 
そして政府の役割も機能しなくなったこと。
 
■国家と企業の関係も大きく変わらざるを得ない。
 
西洋では君主制国家から市民主権国家へ
移行して400年経過した。
 
主権国家が無くなることはないが、
国家の役割は低下する。
 
国家は幾つかある統合体
例えばNPO,企業、組合、家族会、学校などの
一つに過ぎなくなる。
 
■時代の過渡期において何が変化要因となるか?
 
ドラッカーは断定していないが
幾つか示唆しています。
 
インターネット、IT,知識、
大学進学率向上、
そしてなんと非西洋社会である日本の存在などが
ポスト資本主義社会に影響するかもしれないと。
 
 
■先ず第一に上げているのが
主権国家の政治体制が相対的弱体化せざるを得ないと
見ていました。
 
ドラッカーが亡くなった2005年以降、
世界はリーマンブラザーズの破綻で
欧米も日本と同じく国家財政の危機に直面している。
 
量的緩和という金融政策で経済が持続しているのを見ると
ドラッカー説とは逆に
国家の役割が強化されているように見えます。
 
しかしながら
財政的に弱体化した政府に
経済が頼っていること自体が健全ではありません。
 
国家の役割の最後のあがきかもしれません。
 
 
 
3.事例研究:ハーマンミラー社「全社員がオーナー」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
 
 
■ドラッカーが「リーダーシップについて
どの本より明確でエレガントで説得力がある」と絶賛した。
 
 
生産性の向上に役立つ意見を提出した労働者に、
利益に応じて報酬を与える
「スキャンロン・プラン」を採用している。
 
アメリカの企業では珍しい社員持株制度である。
 
この制度は、全員が会社のオーナーになることにより、
日常的な仕事の場面で、社員としての責任や、
オーナーとしての役割を互いに分担している
という意識が芽生える。
 
■一人ひとりの働く人達に
一種の品性が身につくことが重視される。
 
個人も企業も会社の所有者であるという意味において、
同じ立場でリスクを覚悟する意識も生まれることになる。
 
 
このように、
「従業員も会社を所有する主要なメンバーである」
ということが徹底して意識できる。
 
デザインや研究・開発など、クリエイティブ・ワークや
イノベーションヘの取り組みを、
何よりも重視する。
 
■松下幸之助は創業時代に
「社員稼業」とか「社員は主人公」という
表現で全社員にオーナーシップ感覚を期待したそうです。
 
ハーマンミラーも社員が雇われているという感覚ではなく
自営業者としてお互いに協力しあう。
 
自分と会社との間に一体感をもつことができ、
互いのメンバーをイコールパートナーとして意識し、
自由な雰囲気の中で、
創造的な仕事を遂行できるようになる。
 
■一人ひとりの人間には、
ちがった才能があるということを認める。
 
リーダーシップの技術を、
「人びとをその気にさせる」
小手先の心理学的な動機付けの技術だとは考えていない。
 
「誰のための仕事か」
すなわち
顧客のため、同僚のため、家族のため、取引先のために
という人と人との関係の中で動機づけするのです。
 
 
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
 
imaoka@bizdyn.jp
 
今岡善次郎
 
 
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いつもご寄付ありがとうございます。
 
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
 
これからもあらためて
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ご寄付(お布施・献金)お願いします。
 
金額やお名義は問いません。
 
請求や領収書など入金管理はしません。
 
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ベースとして随時受け付けます。
 
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
 
寄付金(お布施)箱(口座)
 
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新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン
 
 
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
多摩大学大学院客員教授
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 
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