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世のため人のための「義」

2013年2月26日 11:46

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世のため人のための「義」』 

  

●2月23日土曜日に

知人のKIさんの起業10周年の感謝会に招待されました。

 

定年退職後起業され

ベンチャー企業支援や若いビジネスマンの

相談などで活躍されて来られました。

 

●仕事で交流した人々だけではなく、

小学校から大学時代の友人、お孫さんも含む家族全員を

紹介されました。

 

90人くらいの参加者全員が2~3分づつ

スピ―チをするというユニークな会でした。

 

KIさんとの付き合いがあまりなくても

KIさんの人生が分かるという

ノンフィクション自叙伝のような感謝会で

僕にとっては初めてのイベントでしたが

非常に印象に残りました。

 

●いい人的交流の中で、

いい家族に恵まれ、

いい仕事をして来られた背景に

キリスト教徒としての信仰心も伺えました。

 

ドラッカーも明示はしていませんが、

キリスト教だけではなく、仏教や儒教の人間学が

マネジメントの根底にあるように

思います。

 

社会を成り立たせているのは

家族や企業や行政などが自分達だけの

利己心ではなく

世のため人のための「義」が根底にあるのだという

ことをKIさんの人生で見せてもらいました。

 

さて、

本日のテーマ

===================

1.愚になる

2.人間は誇り高く罪ある存在である

3.クロスファンクショナルチーム(CFT

===================

 

1.愚(ぐ)になる

 

■法然から始まった日本的仏教の念仏

「南無阿彌陀仏」(なむあみだぶつ)の他力本願

とは「愚(ぐ)」になることだそうです。

 

「理」による自力で悟りを得るには

限界がある。

 

愚になれとは「理」の代わりに

「情」、あるいは「感性」の力を利用することと

言えます。

 

■法然は自分が秀才であるが故に

「理」によって苦しんだのではないかと

松原泰道師は解説しました。

 

「理」とは言葉による思考で

人と人の間にずれが生じ分裂の原因になる。

 

理屈っぽいとか小賢しいとか

日本では「理」をあまり尊重してこなかった。

 

■法然は闘争の原因である「理」を捨てて

愚になることの必要性を繰り返し説きました。

 

愚になることは「無我」になることと

同じじゃないかと思います。

 

自分と他人の境界を強く意識しない。

 

■「愚」になることは人が人と繋がることである。

 

「理」は孤独な魂(たましい)が内側に向かうそうです。

 

愚になることで

孤独な魂(たましい)が

「阿彌陀仏」(あみだぶつ)という時空を超えた

大きな存在と結ばれるのです。

 

「愚」になることは

人と人との関係の中で楽しく生きることのようです。

 

 

4.人間は誇り高く罪ある存在である

 

ドラッカーは人間とは何かという哲学的な問いに

自問自答しました。

 

マネジメントの目的は

成果をあげることだけれども

成果とは

組織の価値観や信条によって異なる。

 

■家族も町内会も企業も、社会も

どんな仕事にせよ、

一つの絶対的な目標や基準があるわけでありません。

 

利益が唯一の基準ではない。

 

利益にせよ、平和にせよ、

絶対的な基準は自由からの逃避に過ぎないと

ドラッカーは言います。

 

絶対的基準があると悩まない一方で

思考が停止してしまう。

 

自由は楽ではないのです。

 

■特定の理念や理想を唯一絶対とする

理想主義者や狂信的な人々

に対しては現実主義者として

対抗しなければならない。

 

一方で

理想や理念などはあり得ないとする現実主義者

に対しては

理想主義者として対抗しなければならない。

 

一見矛盾する中で

人間は悩み、考えなければ、生き残れないと

ドラッカーは言います。

 

■ドラッカーは「中庸」の思想と同じだと思います。

 

自由とは「不完全」さと「責任」の二元性(中庸)

を基盤とする。

 

選択の「権利」と「責任」の両方が無ければならない。

 

人間とは「誇り高く」しかも「罪ある」存在である。

 

同じものを別の視点から見ると

対立(二元)しているけれども

もっと高い所からみると

同じものなのです。

 

5.クロスファンクショナルチーム(CFT

 

■日産のゴーン革命で有名なのが

CFT(クロスファンクショナルチーム)です。

 

CFTとは機能横断チームのことで

各部門から部門にまたがる全社的課題解決の

意欲のある人材を集めました。

 

■経営課題は部門ごとに完結するのではなく、

いろんな部門に関わります。

 

通常プロジェクトチームや

委員会と称する改善チームが作られますが、

その運営は巧く行かないことが多い。

 

全社的目的や意義が意識されず

責任逃れになりやすい。

 

■ゴーン氏が入る前の日産は

経営陣が方向を失い、

成すべき優先順位を見失っていたと言う。

 

全社員がビジョンを共有していなかった。

 

切迫した危機感もなかったと

ゴーン氏は振り返ります。

 

■「問題の定義と解決の鍵は社内にある」

これがゴーン氏の下した処方箋でした。

 

通常コンサルタントの仕事も

社内で問題解決のヒントを見つけることです。

 

社内で自主的に問題解決案を提供させる場として

CFTを作ったのです。

 

社員の手足を使うのではなく

社員の頭と心を使うツール(道具)が

CFTだったのです。

 

又社内報、社員メール、意識調査など多用しました。

 

ビジョンの共有と戦略の見える化が

会社を変えた。

 

 

●ご質問ご意見は気軽に

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諸行無常

2013年2月19日 17:48

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諸行無常』 

  

●17日日曜日 二人の娘と病院へ

妻に会いに行きました。 

 

いつもはエレベーターホールにある懇話室に

車椅子で移動させて

家族全員で食事介助します。

 

この日は

インフルエンザの予防のため、

病室内での食事介助でした。

 

●ほとんど眼を閉じた状態ですが、

スプーンを近づけると口を開ける。

 

おいしそうに快食しました。

 

娘達のやかましい話声に少し眼を開けて反応する。

 

娘達は感喜の声を上げる。

 

●面会が終わるといつものように

3人で昼ごはんを一緒にする。

 

娘達が小学校中学校時代に

妻は教育ママとして厳しかったがとても

優しかったと昔話で盛り上がりました。

 

嫁ぎ先での喜怒哀楽の嫁姑との話も

母としての妻が聴いてやれない分、

頼りにならないかもしれないが父として

僕が聴いてやりました。

 

●男の独り住まいの寂しさの中で

妻を介在させて家族の絆を取り戻すことが

できました。

 

家族の歴史に思いを馳せる時

諸行無常(あらゆるものは変化する)

を感ぜざるをえません。

 

さて、

本日のテーマ

===================

1.法然の三心(さんじん)

2.自由とは責任ある選択である

3.数字から理念へ

===================

 

1.法然の三心(さんじん)

 

■他力本願で救われると説いた法然は

三心(さんじん)という3つの心の

大切さを教えました。

 

松原泰道師の解説です。

 

至誠心(しじょうしん)とは誠実な心であり、

深心(しんじん)とは深く信じる心であり、

廻向発願心(えこうほつがんしん)とは、

他のしあわせを念ずる心なのです。

 

空海の3密の中の意密(こころ)を掘り下げた

思想と解釈したいと思います。

 

口密(ことば)と身体密(からだ)の

根源は意(こころ)にある。

 

■言葉での人間の知性が行き詰った時、

始めて理解できる高次の知恵が心の世界にある。

 

心の世界は知性や理性ではない。

 

人間の能力開発が知性に偏り

エネルギー問題、環境問題、経済社会問題の解決

に行き詰っています。

 

■至誠心(しじょうしん)とは誠実な心であり、

自分自身の正直な素直なこころ。

 

深心(しんじん)とは深く信じる心であり、

自分自身を深く掘り下げると自分より大きい存在の

こころとつながる。

 

オットー・シャ―マーのU理論で

プレゼンシング(存在を感じ取る)と言って

真正の自己(オ―センティックセルフ)

を感じることで未来が開けると言います。

 

深心(しんじん)と通じると思います。

 

廻向発願心(えこうほつがんしん)とは、

他のしあわせを念ずる心で私から公へ「義」に

繋がる心と言えます。

 

■施政者やリーダーや投資家が

自分の利益や経済的な動機で

エネルギー問題、環境問題、経済社会問題の解決

することでは問題は解決しない。

 

自力と他力の一体化。

 

知的能力に頼る前に

三心(さんじん)の心の持ち方が

問題を解決すると

教えてくれます。

 

 

2.自由とは責任ある選択である

 

自由とは法律や制度ではない。

 

社会的な価値の選択に関わる概念であると

ドラッカーは言います。

 

企業でも社会でも

規定や法律の前に意見を言う自由がなければ

組織は窒息してしまう。

 

価値観は制度やシステムで決められない。

 

生身の一人ひとりの人間の判断です。

 

■目的を達しても失敗するプトジェクトは

たくさんあります。

 

一部の人の利益にしかならないプトジェクトより

世のため人のために役立つプロジェクトが

成果を上げる。

どんな仕事も目的が問われます。

 

目的は価値に関わります。

 

PTT是か非か。

 

■一人ひとりが自由に考えて、

何を犠牲にして何が得られるか。

 

誰のためか。

 

正しい問題定義ができない議論は自由が無い。

 

経済学者や技術者と言えども

専門家として如何に目的を達成するかに

焦点を当てる前に、

その目的が正しいかどうかを

考えなければなりません。

 

目的が正しいかどうかは

自由な価値観の表明が必要です。

 

■アベノミクスにおける日銀の金融緩和、

財政政策、経済成長における、

規制緩和、グローバル化、TPP

 

いろんなプロジェクトが動き出す。

 

グローバルなプレイヤーが

自分の利益機会として耽耽(たんたん)と

狙いを定めている。

 

日本人として市民として

自由意思の元で

「誰のためか」を議論する必要がある

と思います。

   

 

3.数字から理念へ

 

■日産を再生させたゴーンは

コミットメントという言葉を良く使いました。

 

V字回復のために利益に焦点を当てて

売り上げやコストや利益について

社員のコミットメントを要求しました。

生ぬるい、焦点のボケる会社のエネルギーを

数字に集中しました。

 

■そして

V字回復果してからは

「日産ウエイ」という企業理念を制定し

理念経営にシフトしました。

 

トヨタが経営理念トヨタウエイを世界に

浸透させたように日産も

価値を全面に打ち出す経営に舵を切りました。

 

数字のコミットメントは

主として株主に対する利益責任ですが、

消費者や社会に対しても企業は責任がある。

 

■「顧客は誰か」と問うドラッカーマネジメント

の原点に回帰した。

 

消費者、社会に対してコミットすべきは

品質であり、サービスであり、ブランドであり、

何よりも信頼である。

 

社会の信頼を得るべき

コアバリュー(中核的価値)を制定したのです。

 

■日本的経営ではあれもこれもと

同時にいろんなテーマが混在する。

 

ゴーン氏は、又欧米人の強みは

ある時期において

一つのテーマに絞るのが巧い。

 

利益へのコミットメントから

バリューアップの理念経営へのシフトに

現れています。

時には一つに焦点を当てて集中し、

時には全体を見て理念を思う。

 

この切替えが大切です。

 

 

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全体の関係の中での存在

2013年2月12日 11:13

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全体の関係の中での存在』 

  

● 2月8日金曜日

ホテルニューオータニ宴会場にて

東京東ロータリークラブの定例会の

卓話する機会を頂きました。

 

ロータリークラブとは地域社会に貢献する

経営者、医師、会計士などで構成され

地域毎に定例会が開催されています。

 

●僕の卓話の演題

「介護とドラッカーマネジメント」

 

修羅場の喜怒哀楽の体験談を

話しました。

 

そして

ドラッカーの人間存在についての名言、

 

部分である人間は全体の関係の中でしか存在できない

 

孤立しがちな介護者が、

家族会で同じ体験者とは話しあうこと、

医療福祉の専門職と触れ合うこと、

市民のボランティアの助けを受けることで

勇気を貰う。

 

アドバイスしたことで死を思いとどまったと

言われたこと。

 

家族、友人、地域社会の中で自立し、

助け合う文化に貢献することの重要性など

話しました。

 

●ドラッカーの

社会生態系の役割としてのマネジメントとは

人も組織も社会の機関(器官)である。

 

顧客の創造とは

仏教の「布施」「度衆生」

と通じることなどドラッカーと

東洋思想との相似性に触れました。

 

熱心に聞いて頂き感謝です。

 

さて、

本日のテーマ

===================

1.仏教の日本化

2.奉仕する権力

3.忍耐と積み重ね:愚直さ

===================

 

1.仏教の日本化

 

■最澄と空海は中国に渡り仏教を学び

日本に多くの経典を持ち帰りました。

 

最澄は比叡山で天台宗を、

空海は高野山で真言宗を

開宗しました。

 

中国伝来の仏教の日本における

教祖と言えます。

 

■仏教は修業による悟りを求めます。

 

最澄も空海も

自分に対して激しく修業しました。

 

どちらも山に籠って自己修錬を要求しました。

 

■最澄や空海は「自力による悟り」を重視したのに

対して在家仏教の法然は

「他力による悟り」を開発しました。

 

「阿弥陀仏(あみだぶつ)」にすがって念じることで

救われると教えました。

 

強い自分を作り人も自分も助ける仏教から

より大きなもの(仏)にすがる他力本願

の仏教が法然によって始まりました。

 

後の親鸞、一遍、日蓮にも繋がる

日本化路線の始まりです。

 

お経を唱えるだけで救われるという

他力本願の日本仏教の特徴と言えます。

 

■「仏」とは真理を把握した理想の人間像であり

人間は悟りを開いて「仏」になるのだというのが

本来の仏教だと思います。

 

日本古来の神道では

「神」は大自然、宇宙、社会など

自分を含む大きなシステムなのです。

 

だから人間は「神」にはならないが「神」の一部であり

「神」と共生していると

考えるのです

 

他力本願の「仏」に

神道の「神」を見るというのが

僕の解釈です。

 

阿弥陀仏も妙本蓮華経も

人と人、人と社会の絆、共生の安心感

を日本仏教は与えてくれたと

考えては如何でしょうか?

 

より大きな存在の一部であるとの

安心感が日本仏教の特徴であると。

 

そして大きな存在に対しても

責任があるのだと。

 

2.奉仕する権力

 

政治でも民間企業でも

組織にある種の権力があって何かを実現できる

ことは否定できません。

 

意思決定も組織に権力があるから

可能になります。

 

民主政治の場合、権力は選挙によって

与えられます。

 

■政治体制とは社会の目的とその実現のために

権力を組織化するメカニズムであると

ドラッカーは観ました。

 

メカニズムとは道具であって

価値ではない。

 

権力は社会の目的とは関わりがないのです。

 

■おカネは経済活動を回す道具ではあるが

おカネそのものは社会の目的ではありません。

 

権力もおカネを同じように手段であって

目的ではない。

 

おカネや権力が目的となった社会は

住みにくい社会となります。

 

■権力もおカネも

社会を回す道具であり強力なツールであるが、

これを何に使うかが問われます。

 

大事なことは

社会はどうあるべきかを問うことです。

 

一部の人間のために大衆が犠牲にならない社会。

 

権力は誰のために

どんな役割と立ち位置で大衆に奉仕するか

が問われます。

 

 

3.忍耐と積み重ね:愚直さ

 

■日本のモノづくり現場の「改善」は

カイゼン、KAIZENなど国際用語となって普及している反面

製造現場よりITだ、ビジネスモデルだと

言われ続けてきました。

 

日産のゴーン氏は改善魂を

「ステップバイステップの積み重ね」

という言い方をしています。

 

■欧米のマネジメントスタイルは

現場改善より革新、イノベーションを優先します。

 

一気に飛躍することを狙う。

 

しかし日本では現場で愚直に改良を加えていくことを

大事にしてきました。

 

お客様のクレームを聞きながら

不完全な部分の修正を繰り返す。

 

■人間が作ったもので完全なものはありません。

 

完全を求めてもミスがあり、見落としがあり、

失敗もある。

 

想定外の運転条件もあり得ます。

 

人間は不完全だけれどいつまでも完全を求める。

 

問題は無数にあるがいつまでも問題解決に取り組む。

 

学ぶべきことは無数にあるが、いつまでも学び続ける。

 

■このような忍耐と積み重ねの日本的愚直さは

仏教の四句誓願に通じます。

 

「衆生無辺誓願度」

(悩める民衆は無限だが誓って救うことを願う)

「煩悩無数誓願断」

(煩悩は無数だが誓って断つことを願う)

「法門無尽誓願知」

(知識は無尽にあるが誓って理解することを願う)

「仏道無上誓願成」

(仏道は無上だが誓って成就することを願う)

 

MITのピーター・センゲは「学習する組織」において

仕事は生活の手段から

神聖なる自己マスタ―

personnel mastery修業)に変わるべきだと

述べています、

 

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閉じた世界からの解放

2013年2月 5日 14:55

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『閉じた世界からの解放』 

  

● 2月2日土曜日

浴風会ケアスクール主催の

二日間コースの「認知症介護講座」の二日目午前中に

「よくふう語ろう会」家族会会員の一人として

登壇しました、

 

診断当初の家族を襲ったパニックからどう立ち直ったか。

デイサービスになじまないことのいら立ちはどう解決したか。

 

いろいろ困難にあるなかで

介護者と要介護者の閉じた世界からの解放で

コミュニテイの中で救われるのです。

 

●入院させて数年経ちますが

介護体験者の話を聞いたり、自分で思い出しながら

お話していると、

昨日ように蘇ってきます。

 

老若男女

同じ体験した者同士のコミュニテイは

すぐ盛り上がります。

 

さて、

本日のテーマ

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1.発心する時が悟る時

2.人間は完全な善でも完全な悪でもない

3.コミュニテイ意識と耐久力

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1.発心する時が悟る時

 

■空海の言葉に

 

「仏法遥(はる)かにあらず心中にして即ち近し」

 

真理は遠いところにあるのではなく

一人ひとりの心の中にある。

 

という意味です。

「真如(しんにょ)外にあらず」

真理は外には無い

も同じ意味です。

 

■経典や論語やドラッカーを

読むだけで知識を外から得ても真理を知ることには

なりません。

 

自分の中にあるものと共振して初めて

悟りを得ることができます。

 

悟りとは気づきです。

 

■「迷悟我にあれば、発心すれば即ち到る」

 

迷ったり悟ったりするのは

師に言われたり書物を読む事ではなく

自分自身の頭と心でガッテンするかどうかなのだと。

 

■人間は何かを理解するのは

情報の入力ではなく自分の中にあるものが

活性化されることだと。

 

オフになっている流れが

オンになる。

 

人間だれしも持っているが気づいていない。

 

気づいた時が発心であり、悟るときだと

言うのです。

 

 

2.人間は完全な善でも完全な悪でもない

 

 

絶対正義が存在するならば自由は無い。

 

一方正義は相対的であり絶対正義はないと

否定しても自由はない。

 

ヒトラーのような絶対主義を名乗る独裁者がいても

この世に正義も善もないという虚無主義者も

自由は否定されます。

 

■自分は絶対正しいという社長がいる会社は

社員にとって善も悪もない。

 

絶対正義がないとい

会社の判断は強いか弱いかになる。

 

又儲かるか儲からないか

という利益中心になって社員に自由はないと

ドラッカーは言います。

 

■自由とは絶対正義があるという理想を掲げておいて

現実は善も悪もあるという不完全なのが人間であると

認めることで成り立つとドラッカーは言います。

 

人は仏道という理想の生き方ができるが

万人は凡人である。

 

人間は誰でも君子という徳を皆備えているが

万人は小人であることを認めるのです。

 

■自由とは人間自らの弱みに由来する強みである。

 

いかなる人間と言えども完全な善も完全な悪もない。

 

善を追求することが万人に課された責任であるからこそ

自由に意味があると。

 

人間は絶対間違ってはいけないならば

発言する自由は無い。

 

不完全である人間が理想求めることが

大事だと教えてくれます。

 

 

3.下請けいじめか、改善提案か

 

■サプライヤーへ価格引き下げ圧力は

イジメかストレッチか。

 

最近

体罰是か非かの論争が盛んですが

コストダウンや在庫削減には

プレッシャーは付き物です。

 

■トヨタ生産方式は世界で賞賛された一方で

サプライヤーの犠牲の上に成り立っているという

声も聞きます。

 

トヨタでも日産でも下請けイジメのつもりはないでしょう。

 

在庫削減もコスト削減も

サプライチェーンの広域で改善しなければなりません。

 

■日産のゴーン氏はサプライヤーにコストダウンの要請はしても

支払いを伸ばすことはしなかったそうです。

 

サプライヤーにとって運転資金を自分で手当てすることは

その分、コストに跳ね返る。

 

人と人、会社と会社の共生関係の中で

与えるものと与えられるもので共生しているのです。

 

恐怖でいじめる関係なら続かない。

 

■共生関係ならコストダウンの改善は

自律的に行う。

 

体罰が怖くて練習するのではない。

 

自分が成長したいから練習するのです。

 

他人に言われたり命令される

仕事は個性を失います。

 

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今岡善次郎

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多摩大学大学院客員教授

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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織

の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか

仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。

科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、

企業は社会の一部である。

 

 

 

 

 

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