P.F・ドラッカーに学ぶ人生・起業・社会設計のすすめ|今岡善次郎のマネジメント・メルマガ

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神対人と人対人

2011年1月31日 05:09

                          
   『神対人と人対人』
 
 
「彩星(ほし)の会」
という若年認知症家族会があります。
 
介護する人される人、
私も世話人会の一人として二組の介護夫婦と
数名の世話人とともに
一泊二日の箱根温泉旅行に行ってきました。
 
認知症の奥様を介護しながら
の共通の体験をもつ会員のそれぞれの思いを
交流させ、
冬の富士山の絶景と
ゆったりした温泉と
皆で作った手料理を楽しみました。
 
さて、
●今週のテーマ
====================
1.神対人と人対人
2.国民国家の散財の後
====================
 
1.神対人と人対人 
 
■安岡正篤によると、
西洋では宗教と道徳は別の概念であり、
我々現代人も西欧の影響を受けてそのように思っています。
 
西洋流に分析して考えると
宗教は神と人(神対人)の関係であり、
道徳は人と人(人対人)の関係だと
言うわけです。
 
■ところが
本来の日本人は一神教ではないから
神に対する尊敬とか恥というものを持たない。
 
その代わり本来の日本人は
人に対して敬い、人に対して恥を感じるように
できている。
 
一方
欧米人は人より神への尊敬や恥を感じると言う。
 
■西洋流に考えるようになった
我々現代日本人は人に対して敬い、恥を感じることが
弱くなった。
 
一方で神も信じていない。
本来、人と人との関係で日本人は宗教という
コンセプト元々なかったから
「道徳」がすべてだった。
 
「武士道」なども一種の道徳の形であると。
 
■自分に徳があるとは思っていないから
「徳」と言うと、古臭いと私自身思っていました。
 
しかし
ドラッカーを読み始めて
マネジメントの要諦は「真摯さ」であり、「顧客」であることが
身にしみてわかりました。
 
「徳」とは
マネジメント用語で一番近いのは
「人に貢献する心」かもしれないですね。
 
組織や社会の中で自分の役割を位置づけて
人の為に役に立つ(貢献する)精神を持つ。
 
本来日本人の中には潜在能力として「徳」という
価値観が長く生きづいているのですね。
 
人対人のネットワークであるチームとして成果を上げるには
重要な概念だと思います。
 
 
2.国民国家の散財の後
 
■近代の先進国で共通の
国民国家は不滅の形ではないらしい。
 
国民国家の死は現在の財政破綻の予感を前に
現実になる恐れがありますが、
200年前から予言されていたそうです。
 
税金に頼る政治は税収不足で餓死すると。
 
■政治家はどこの国でも人気取りの政策を続ける。
 
歳出の削減や消費税のアップは
掛け声だけで実現できない。
 
税収というまともな財源ではなく
国債という市民からの借金で食いつないでいる。
 
■ドラッカーが見ても
財政的権限と能力は政府から利害者集団に移行していると。
 
政府への信頼と尊敬が急低下しているのは
日本だけではないようです。
 
政府はグローバル経済の市場の力の前で
力を失っているのです。
 
通貨財政上の主権を喪失している。
 
■ドラッカーはすでに20世紀末に
国民国家の弱体化を述べながら、
21世紀の今のソブリンリスク(国家財政破綻)状況
を見通していたようです。
 
さてこれからどうなるか?
ドラッカーが言って未だ実現していないこと。
 
国民国家の散財の後、
主権の喪失が国民国家を弱体化させた先には
皮肉にも強化されるかもしれないと
言っています。
 
政治経済の混乱が強い政府を生む。
それは少し怖い気がしますね。
 
国家に従順に従うのではなく、
一人ひとりが自立し自己をマネジメントする能力を
持たなければならないですね。
 
 
 
■ドラッカーはマネジメントの対象である企業など組織を
有機体(生き物)として見ていると言いました。
 
食事をすると自然に唾液が分泌され
口から胃へのさらに腸へと必要な神経物質が
分泌され消化が進む。
 
食べ物も血液も神経も
生きている状況は流れです。
滞留は死を意味します。
 
流れを実現する有機体(生きもの)を
機械システム(人工物)との対比でみると
有機体は自律神経による
生命活動全体の同期的動きがあることです。
 
■組織活動も全体の流れを実現するもの、
それは
同期的動き(シンクロナイゼ―ション)です。
 
モノづくりにおいての
調達と生産、生産と販売、前工程と後工程において
速度がバラバラだと過剰在庫と欠品を起こして
流れが悪くなります。
 
道路で
先行車と後行車の速度がバラバラだと
車間距離が長くなったり詰まったりして
車の流れに支障をきたします。
 
食べることと消化する力がバラバラだと
エネルギーを吸収しません。
 
 
仕事を連鎖する業務から成るもの、
すなわち、全体を有機体としてみることから
体系化する必要を感じています。
 
連鎖業務で仕事の流れを作る。
 
流れを作るものは
同期化(シンクロナイゼ―ション)ですね。
 
それは生命現象であり、
細胞・器官・身体の関係と同じように
人生、組織、社会も同じ
仕事の構造(フラクタル構造)で理解する。
 
■現象としての「同期化」を実現するには
どのようにしたらいいか。
 
生きのもとしての
人間が健康で健全に生命を持続する方法が
メタファー(比喩)としてマネジメントの方法に
使えるのです。
 
知的能力だけで生きられないように
マネジメントには
構成員すべて人の全能力を発揮することが大事です。
 
論理思考、クリティカルシンキング等
「知」的スキルにのみ重きをおかないで
 
戦略(知)と精神(志)と実践(行)
3つをバランスさせる ことが
(次回に続く)
 
次回は本セミナーの原点でもあり、
メルマガで散発的に取り上げている
について総括します。
 
 
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今岡善次郎
 
 
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 

心中の賊は破るが難し

2011年1月25日 05:04

 

仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。モノもカネも情報も
人と人との連鎖であるサプライチェーン(供給連鎖)を流れる。
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                   第137回   
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★    
 ~社会生態学的 俯瞰的 マネジメント モデルが開く 
  人生・企業・社会の共通のマネジメント原理~      
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■知識としては知っていることでも
メルマガで定期的に強制的に思い起こすことで、
仕事全体への俯瞰と詳細な作業との関係を見ると
仕事がはかどります。
 
暗礁に乗り上げて全体が見えなくなったプロジェクト
マネジメント、行き詰った経営を打開する思考の整理に
役立ちます。
 
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   『心中の賊は破るが難し』
 
今日もメルマガお読みいただき
ありがとうございます。
 
新年のスタートうまく切れたでしょうか?
独居老人の孤独死が社会問題の一つですが
家族から離れて一人生活の独居生活かどうかの判断に
ある研究者は
1月2日に一人だけだったかどうか聞くそうです。
 
私も一人暮らしですが、
1月2日は孫のいる長男家族が来て、
レストランで食事して、
妻の病院で面会して家族と一緒でした。
 
おかげ様で
「独居」という暗い日ではなかったですね。
 
さて、
●今週のテーマ
====================
1.心中の賊は破るが難し
2.自立を保ち社会と一体化する
====================
 
1.心中の賊は破るが難し 
 
■どんな優れた計画があっても実行しなければ
成果は上げられません。
 
「明日やる、明日やる」と言って
明日になれば又「明日やる」というのが人間です。
 
ドラッカーは仕事で成果を上げる者は
仕事から入らないで時間から始める
と言います。
 
日々の時間をどう使うか
習慣を作ることでもあります。
 
■「人生は習慣からできた織物である」という
格言もあります。
 
個人でも組織でもどんな仕事でも
沢山のプロジェクトから成り立っています。
 
そしてプロジェクトは多くの
ネットワークのタスク(業務)、
サプライチェーンから成り立っています。
 
個々のタスク(業務)には
始めがあり、終わりがある。
 
「物に本末あり、事に始終あり。当下一念せよ」(中江藤樹)
 
有限な物体は一方の端と他方の端があるように
仕事(タスク)には始めと終わりがある。
 
この有限な時間に集中せよと。
 
■つまり時間の積み重ねが仕事ですね。
 
「どう生きるか」という問いは
つまるところ「どう仕事をするか」であります。
 
その根底にあるのが
日常生活の工夫と精進の習慣であるという
ことでしょうか。
 
モノづくりもシステムやソフトウエアを作るのも
新しい介護サービスを開発するどんなプロジェクトも
ネットワーク連鎖の業務の時間をどう使うかにつきます。
 
一つひとつの業務のつながりで
仕事に流れを作るのも時間の使い方で決まりますね。
 
言葉に出していうのは簡単だが
実行は簡単ではないですね。
 
■王陽明の
「山中の賊を破るは易く、心中の賊は破るは難し」という
名言があります。
 
心の持ち方、行動を集中させる精神のあり方を
コントロールするのが難しいと言っているのですね。
 
タスク(業務)の総計である
リードタイム(プロジェクトの期間)を
決めるのも、
根底にあるのは
時間の使い方の習慣であると言えますね。
 
 
2.自立を保ち社会と一体化する
 
■日米欧先進国の国家財政が破綻に向けて進んでいる中
ドラッカーは近代の国家主権による集権化は
機能不全になると見ていました。
 
長い歴史を見れば
スターリンによる軍、企業、病院のあらゆる組織から
自立を奪う集権化とその失敗が始まりだったそうです。
 
■日本の明治維新の廃藩置県も欧州の国民国家も含めて、
近代の集権的主権国家の歴史は新しい。
 
それまでの長い歴史において
社会は本質的に多元社会だった。
 
領主、家族、商人などが権力と富を基盤にして
コミュニテイを形成していたという。
 
欧州ではナポレオン戦争以降、近代の国民国家が
誕生し聖職者さえ集権国家の公僕とされた。
 
■21世紀に入った現代、
中世の多元主義は死んだが権力と自立を求めて様々な
多元主義の社会に戻りつつある。
 
近代企業、労働組合、官僚機構、病院、大学、NPO、
地方自治体そして多数の個人自営者が
自立する多元社会になりつつある。
 
しかし800年前の多元社会と違うのは
財力と権力を基盤にしていないことである。
単一の役割と機能を基盤にしている。
 
いずれの多元主義も問題は自分達だけの
内向きになっていることであると
ドラッカーは指摘しています。
 
■これから始まる新たなる100年、1000年を
考えるとき、最大の課題は何かと
ドラッカーは自問自答します。
 
あらゆる個人も組織も自分の役割を絞り込み、
自立性を激しく保ちつつ社会と一体化すべく
成すべきことをする使命と能力を
新たにつけていくことであると。
 
まさにドラッカーが発明した
マネジメントが必要だと言うことですね。
 
 
 
■SCMはモノづくりだけではなく、
情報、サービス、知識などを資源とする仕事にも
応用できる考え方ですが、
 
ドラッカーのマネジメントの原理が
自動車メーカーGMの研究からスタートしたように
モノづくりの面から
SCMの目的を考えてみたいと思います。
 
屋台のオヤジの事例もモノづくりですね。
儲かる屋台と店じまいする屋台違いはなにか。
 
屋台ではない企業組織では資材調達、加工、組立、
出荷、販売など多くの人が連携して仕事をします。
 
■業務連鎖において
人と人、組織と組織の連携がうまくいかないと、
すなわち、SCMがうまくいかないと何が起こるか。
売れるのにモノ(製品)が無い。
モノがあるのに売れない。
 
材料はあるのに作れない。
作れるのに材料がない。
 
そして時間が無駄になる。
 
会計的に言うと、
 
在庫が増え、
機会損失で売り上げ機会が減り、
材料不足で工場の稼働率が落ち、
コスト増大し
売上が低迷し、
無駄な運転資金が増える。
 
■逆に、業務連鎖において
人と人、組織と組織の連携がうまくいくと、
すなわち、SCMがうまくいくとどうなるか。
 
理想的なモノづくりは
 
売れるときだけモノ(製品)がある。
すなわち顧客が欲しい時に作る。
 
効率だけを考えて作りだめしない。
 
安いからとまとめ買いしない。
 
材料もモノも滞留しない。
 
流れができる。
 
一見無駄のように見えて
顧客から見ると無駄が無い。
 
そして時間の無駄がない。
 
 
■会計的に言うと、
 
在庫が減り、
機会損失もなく売り上げが増える。
鮮度の高い製品で顧客が喜ぶ。
 
必要な時材料があり工場の稼働率が落ちない。
コストは下がり
売上が増え、
必要な運転資金は減る。
 
結果として財務的改善につながります。
バランスシート(貸借対照表)とP/L(損益計算書)が
ともに劇的に改善する経営。
 
それがSCMです。
 
 
(次回に続く)
 
 
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今岡善次郎
 
 
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企業は社会の一部である。
 

成功は常に辛苦の日にあり

2011年1月18日 07:49

 

仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。モノもカネも情報も
人と人との連鎖であるサプライチェーン(供給連鎖)を流れる。
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                   第136回   
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   『成功は常に辛苦の日にあり』
 
明けましておめでとうございます。
今年もメルマガお読みいただき、
ありがとうございます。
 
年末のクリスマスイブに妻とともに
出演したNHKニュースを多くの親族友人知人が
見たと年賀状に書いてくれました。
 
妻の病気を知っている人は
予想外に元気そうと感想を述べてくれました。
 
元気なころの妻を知っている人は
寝たきりの状態になったのかと
悲しんでくれました。
 
大晦日、元旦、二日と
3人の子供達の家族が立て続けに訪問してくれ
離れ離れに暮らしている家族を
再認識させてくれました。
 
私的な事ばかりで申し訳ありません。
 
皆様ご家族ともども
平穏な良い年でありますように!
 
さて、
●今週のテーマ
====================
1.成功は常に辛苦の日にあり
2.ドラッカーが日本をどう見ていたか
====================
 
1.成功は常に辛苦の日にあり 
 
■昔の人は良いことを言っています。
 
成功は常に辛苦の日にあり、
敗事は多く得意の時に因る。
 
成功は失敗の日々に耐えて
成すべきことなしているからであり、
失敗するのは成功が原因で慢心して
成すべきことしないからである。
 
なるほど、
そうかもしれないですね。
 
■いつも成功することばかり考え
プラス思考が大事だというのは、
否定的に考えて気分が萎えてしまうことを
防ぐことにあります。
 
得意淡然(得意な時は淡々とする)
失意泰然(失意のときは泰然としている:
落ち着いている)
 
すぐ喜んだり、落ち込んだり、切れたりして
激しく揺れる心を
上手にコントロールする重要性を
古人は教えてくれます。
 
■もう1つ、
「艱難辛苦(かんなんしんく)汝を玉にす」
(つらく苦しいことがあなたを磨く)
という名文句があります。
 
古臭いと言わないでください。
マネジメントでも当てはまりますよ。
 
しっかり分析して優れた戦略を作っても
実行すれば必ず予期せぬことが起こり
失敗する。
 
失敗することで(艱難辛苦で)
見ていなかった現実を知る。
 
■これらのマネジメントの要諦を
ドラッカーは「フィードバック」(反省して再挑戦)
という短い言葉で言っています。
 
東洋では
成功、常に辛苦の日にあり、
敗事、多く得意の時に因る、
と簡潔に表現していますね。
 
 
2.ドラッカーが日本をどう見ていたか
 
■日本は失われた20年を経て
さらに失われる次の10年に入ろうとしています。
 
政治への期待は裏切られているばかりですね。
 
失われた最初の10年の終わりの1998年頃
ドラッカーは日本について語っています。
 
■今(20世紀末)の日本は
新興国アジアのリーダーではなく、
本質はヨーロッパの国である。
しかも19世紀のヨーロッパの国である。
 
19世紀のオーストラリアやフランスと同じように
官僚によって運営されている。
 
政治家は無能でも悪人でも許容するが
官僚が無能で腐敗していることを知った日本人は
ショック状態である。
 
まさに21世紀も10年過ぎても
このショック状態を抜け切れていないですね。
 
■一人でできることを4人でやる官僚も、
大企業も銀行も人員過剰であるが
勤勉で真面目な国民の預金が国債になって
政治と官僚システムがなんとか延命されている。
 
いずれ大変化の口火が切られる。
 
問題を先送りする日本の国民の痛みは耐えきれない
ものになるだろう。
 
■しかし日本を軽く見ることはできないという。
日本人は一夜にして180度転換する能力を持つ。
 
江戸時初期の突然の鎖国、末期の突然の開国、
急速な軍事国家への変貌と
敗戦によるマッカーサーの平和の受け入れ。
 
急激な円高への海外転換など
日本人は転換能力が高い。
 
それらの転換は現役官僚や現役政治家などのエリート
リーダーの指導とは限らない。
 
一人ひとりの市民の中から変化を促す者が出ると。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」に登場する英雄は市民から
出ている。 
 
ドラッカーの分析から言えることは、
耐えがたく限界になるまで日本は変わらないようです。
 
しかし限界に近づくと
あなたが日本を変えるかもしれない。
 
 
■今日は、
業務連鎖のモデル(SCM)で何を狙うか。
何が目的かについてお話します。
 
プロジェクトマネジメントも、
それぞれ仕事で成果をあげることを目的とする
マネジメントの一つのモデルです。
 
ハーバードビジネススクールを筆頭にした
マネジメントの体系は、
経営戦略、イノベーション(技術革新)、マーケティング、
ファイナンス、アカウンティング、
ヒューマンリソース(人事組織)、論理思考など
企業の分業組織と同じような
ドメイン(領域)にわかれていますね。
 
■それに対してSCMの問題提起は、
 
分割して、それぞれの要素を最適化すると
全体が最適になるという
近代科学のデカルトの前提が崩れているのではないか
というものです。
 
「世界は分けても分らない。
顕微鏡をのぞいても生命の本質は理解できない」
(福岡伸一:生き物は動的平衡とする分子生物者)
という2009年夏のベストセラーによると、
 
生き物の身体は、細胞から成り立つ
目や鼻や胃や手足など様々な気管があるが、
動的平衡状態にある生命は、
消滅と発生を混在させ一部が機能しなくなっても
ネットワークで機能を発揮する。
 
「生命現象は分けても分らない」というのが
キーとなるメッセージです。
 
■マネジメントの対象である有機的システムの世界でも、
「世界は分けても分らない」と言えます。
 
「ドメイン毎に有能な人材を集めるとマネジメント能力が
高まるか」という問いも
優良なMBA卒業生が高額な年俸で金融機関の経営者になり
経済危機をもたらした現在、
疑問符(?)を付けなければならなくなりました。
 
分業と専門化の職業の原則にもとづく機能別組織集団
は産業社会にどんな弊害をもたらしたか?
 
機能別組織による部分最適思考は、
 
・マーケティング無しのイノベーションで販売不振
・イノベーション無しのマーケティングで消費者不信
・大量生産販売による局部効率でコスト削減するも過剰在庫
・個人別組織別の責任体制が自己防衛となって繋ぎ部分が無駄
 
個人別の成果主義などがサラリーマンの心の病の
原因になっているのが部分最適思考の弊害と言えます。
 
■SCMの目的は、
一人ひとりが全体の目的と価値観を共有する
チームワーク(和の精神)で
顧客の顧客まで、
すべての業務をつなげて全体を俯瞰することです。
 
20世紀の工業化時代の内向きの効率優先の
パラダイムから
の脱却を狙っていると考えています。
 
サプライチェーンモデルを有機システムである生き物
との比喩(メタファー)から
財務的健全性と生体の健康度は全く同じであると言えます。
次回はモノづくりの現場から考えられた
SCM(サプライチェーンマネジメント)が経営全体に
一般化できることを
生態学的有機体的(生きもの)視点から考えてみましょう。
 
(次回に続く)
 
 
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企業は社会の一部である。
 

時代の過渡期の人材育成

2011年1月10日 06:47

 

仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。モノもカネも情報も
人と人との連鎖であるサプライチェーン(供給連鎖)を流れる。
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                   第134回   
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★    
 ~社会生態学的 俯瞰的 マネジメント モデルが開く 
  人生・企業・社会の共通のマネジメント原理~      
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仕事全体への俯瞰と詳細な作業との関係を見ると
仕事がはかどります。
 
暗礁に乗り上げて全体が見えなくなったプロジェクト
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   『時代の過渡期の人材育成』
 
おはようございます。
今日もメルマガお読みいただき、
ありがとうございます。
 
先週24日クリスマスイブの夜、
NHKニュース9に出演することお知らせしました。
事前事後の皆様の温かいメールありがとうございます。
少し紹介させて下さい。
 
・公益社団法人 長寿社会文化協会(WAC)
http://www.wac.or.jp/
コミュニティカフェ事務局メーリングリストで
配信して下さいました。
 
ピーター・ドラッカーの研究者で、
認知症家族会メンバーの今岡善次郎さんが、
・・・のテーマで家族の声として取材を受け、
映像とともに出演するそうです。
新潟市の河田珪子さんをはじめ、
多数の方からご連絡を頂きました。
視聴できる方はぜひご覧ください。
 
・今岡さん達の現状の課題等をTVで放映されてまた
全国的に認知があがりますね。
・日本の医薬品業界や行政の質の悪さを聴いていたこともあり、
本日にニュースに出られたことは,これらの悪弊を改善する
大きな力となると思っています。
 
・ご家族の状況を初めて知って、貴兄は大変な努力をされていることが
わかりました。
 
・貴兄の真摯な説明と態度をしっかりと見せてもらいました。
 
・今岡さんの奥さんへの愛情が溢れていたこと、奥さんが、
こちらで想像していたよりしっかりされていて、
問いかけに笑顔で反応されていたことに、ほっといたしました。
 
・日本の薬事行政は早期に認可して、
何かあったら責任をとらないといけないという
官僚的な意識だけでしょうか
・貴君と共に奥様の姿を拝見でき、良かったです。
貴君の「赤いセーター」も中々個性的でした。
 
・「コミュニケーション」と「時間」というキーワードを使われたのは
今岡さんらしいなあと感じました。
 
・いつもメルマガ読ませていただいております。
ニュースでのお姿を拝見して感動しました。
 
・今岡様が戦っていた事が良くわかりました。
 
・テレビを拝見しました。大変なこととお察しいたします。
 
このようなメッセージをもらうとジーンときます。
ありがとうございました。
 
さて、
●今週のテーマ
====================
1.時代の過渡期の人材育成
2.企業とNPOのマネジメント
3.サプライチェーン仕事の構造モデルのメリット
====================
 
1.時代の過渡期の人材育成 
 
■幕末の志士であった真木和泉(まきいずみ)という
人物を安岡正篤が
人材教育(学問)の意味を語ったとして
紹介しています。
 
当時の学問とは現代の教育とは少し違うようです。
 
■学問せねば
人は生まれつき「善」であることも
他の人に「徳」があることも分からない。
 
時代が衰えていることも分からない。
 
徒(いたずら)に食うだけ。
犬猫と同じではないか。
 
徒(いたずら)に生きないために「学問」があると。
 
■ここにいう学問とは
物理学でも経済学でも哲学や工学、生命学など現代の
教育科学とは違う。
 
職を得るための専門知識ではない。
 
人は誰でも人に尽くしたい思う「徳」を備えている。
人はそもそも善良である。
 
そんなこと当り前で語る必要ないと考えるか、
そんな精神論で世の中動かないと考えるのが
常識かもしれない。
 
しかし、ビジネススクールの論理思考のみでマネジメントが
成功しているわけではない。
 
ドラッカーのマネジメントの基本や
成功企業は人と人との信頼関係で成果を上げていることが
分かる。
 
■明治維新や「坂の上の雲」の明治の時代の過渡期を築いた人材は
論理思考や企業経営論や政治学などの学問は無くても
 
企業創業、富国強兵の国家のマネジメント力は凄まじかった。
 
経済的物理的な豊かさを実現した近代社会は
真木和泉(まきいずみ)に言わせると
「学問」を疎かにして
「徒に生きる」ことに悪戦苦闘しているだけかもしれない。
 
昔の日本人が「学問」したように
我々は
人間の本質に基づくマネジメント教育が必要かもしれません。
 
 
2.企業とNPOのマネジメント
 
■自動車やハイテクのモノづくり産業が
日本経済のシンボルである時代では
なくなりました。
 
社会の機関としての企業の役割は依然として大きいが、
モノとカネの量的経済から
社会貢献型の人中心の事業(NPO)の役割が
社会生態系の中で大きくなっていくことでしょう。
 
■ドラッカーによると、
企業も社会的機関として社会(顧客)のためにあり、
NPOも同じく社会(顧客)のためにあることに
代わりない。
 
しかし企業は市場において利益と言う指標で審判を下されるが
NPOは市場における社会(顧客)の審判が無い。
 
多くのバラバラな「良き意図」で運営され、
マネジメントが無いと。
 
■国家による福祉事業に依存するヨーロッパでは
国家がNPOを破壊していると言う。
 
アメリカではNPOが社会の弱者である障害者、生活保護者の
面倒を見ている。
 
日本のNPOを推進している
公益社団法人 長寿社会文化協会(WAC)理事長
田中尚輝さんによると、
日本では阪神淡路大地震によるボランティア活動の
盛り上がりから
NPOが急成長していると言う。
 
2010年現在日本のNPOは4万法人の登録がある。
事業規模は小さいが数が急成長している。
 
■生活に密着した介護や子育て、コミュニテイカフェ
孤立からの解放などの社会的課題を
 
これから増え続ける定年退職者や
企業論理に不満を持つ現役社員が
関心を持ち始めているという。
 
社会の問題を分析把握し、根本問題を突き止め、
助けるべき人(顧客)を定義し、
なすべきプロジェクトを立ち上げ、
財務的にも持続する事業を起こし、
マネジメントする。
 
企業もNPOも基本的には同じですね。
 
 
3.サプライチェーンの仕事の構造モデルのメリット
 
■経済連鎖もザックマンのEAも
それぞれ仕事の構造モデルですね。
 
モデルとは成果を上げるために現実をどのように見るか、
仕事をする前に、つまり段取り(計画)するために
一つの視点を提供する道具です。
 
模型(モデル)飛行機も模型(モデル)自動車も
実際に飛行機や自動車を作るまえに
設計図とともに事前に段取(計画)する手段ですね。
 
■モデルとは
又問題に応じた方程式ということもできます。
 
連立方程式も変数を入れ替えて変換できるように
一つのモデルから別のモデルに変換できます。
 
仕事をモデル化するメリットについて考えてみましょう。
 
3人の石工の仕事の目的の話をした時、
「パンを買うため」
「技術を発揮するため」
「教会を作るため」
それぞれ目的があると言いました。
 
それらは「顧客の顧客の顧客」のサプライチェーンの
段階での顧客を考えることでもあります。
 
ひとりの石工にとって
「親方」→「教会」→「信者」という顧客の連鎖をモデルにしています。
 
橋を作る土建会社の土木作業員にとっては
「建設プロジェクト」→「行政の土木課」→「利用する市民」
となります。
 
ただ給料をもらうために仕事か、
会社の他のメンバーの為の仕事か、
発注元の市役所のための仕事か、
橋を利用する一般市民の利便性や安全性のためか
 
ここまで考えることで仕事のやる気と成果があがると
思いませんか。
 
「三方よしの公共事業改革」(岸良祐司)で感動的な
建設業プロジェクトの話が載っています。
 
■このように顧客の顧客という連鎖の中で
仕事の段取りをすることのメリットがあります。
 
個別の役割が関係するすべての役割の中で顧客満足までの
位置づけが明確になり、
どの立場にいても最終顧客を意識することができます。
 
会社内の部門間だけではなく、仕入先や客先までの業務(役割)に
関心を持つことで協力関係を作りやすい。
 
必要な資源から顧客満足までの流れの構造が把握でき、
部分最適ではなく、全体の目標と持ちやすくなります。
 
つまり、
企業も組織も人も、社会の中で「孤立」した存在ではなく、
他社からの恩恵(資源)を受け入れ他社(顧客)へ恩恵(製品)を
与える存在であることを理解し、仕事が単に作業ではなく、
人が人(顧客)への思いの実現であることを理解する。
 
すなわち、人間と人間との関係、チームワーク
日本人の「和」が作れて仕事の成果が上がります。
 
仏教の「無我」の精神にも通じますね。
 
それは
組織を機能中心の機械システムとして、人を部品とする
経営モデルからの人間性解放になります。
 
■人の組織を前提とする
イノベーションもやり易くなります。
 
作業と作業との間に繋ぎに発生する滞留である在庫や
不足から発生する問題を把握できて
ボトルネックを認識し、
流れや時間の重要性を理解することで、
改善やイノベーションのヒントを得やすくなります
 
 
次回は
サプライチェーンモデルを有機システムである生き物
との比喩(メタファー)で
財務的健全性と生体の健康度と比較して
目的をさらに考えてみましょう。
期待して下さい。
 
(次回に続く)
 
 
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 

成功は常に辛苦の日にあり

2011年1月 3日 08:33

 

仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。モノもカネも情報も
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  人生・企業・社会の共通のマネジメント原理~      
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   『成功は常に辛苦の日にあり』
 
明けましておめでとうございます。
今年もメルマガお読みいただき、
ありがとうございます。
 
年末のクリスマスイブに妻とともに
出演したNHKニュースを多くの親族友人知人が
見たと年賀状に書いてくれました。
 
妻の病気を知っている人は
予想外に元気そうと感想を述べてくれました。
 
元気なころの妻を知っている人は
寝たきりの状態になったのかと
悲しんでくれました。
 
大晦日、元旦、二日と
3人の子供達の家族が立て続けに訪問してくれ
離れ離れに暮らしている家族を
再認識させてくれました。
 
私的な事ばかりで申し訳ありません。
 
皆様ご家族ともども
平穏な良い年でありますように!
 
さて、
●今週のテーマ
====================
1.成功は常に辛苦の日にあり
2.ドラッカーが日本をどう見ていたか
====================
 
1.成功は常に辛苦の日にあり 
 
■昔の人は良いことを言っています。
 
成功は常に辛苦の日にあり、
敗事は多く得意の時に因る。
 
成功は失敗の日々に耐えて
成すべきことなしているからであり、
失敗するのは成功が原因で慢心して
成すべきことしないからである。
 
なるほど、
そうかもしれないですね。
 
■いつも成功することばかり考え
プラス思考が大事だというのは、
否定的に考えて気分が萎えてしまうことを
防ぐことにあります。
 
得意淡然(得意な時は淡々とする)
失意泰然(失意のときは泰然としている:
落ち着いている)
 
すぐ喜んだり、落ち込んだり、切れたりして
激しく揺れる心を
上手にコントロールする重要性を
古人は教えてくれます。
 
■もう1つ、
「艱難辛苦(かんなんしんく)汝を玉にす」
(つらく苦しいことがあなたを磨く)
という名文句があります。
 
古臭いと言わないでください。
マネジメントでも当てはまりますよ。
 
しっかり分析して優れた戦略を作っても
実行すれば必ず予期せぬことが起こり
失敗する。
 
失敗することで(艱難辛苦で)
見ていなかった現実を知る。
 
■これらのマネジメントの要諦を
ドラッカーは「フィードバック」(反省して再挑戦)
という短い言葉で言っています。
 
東洋では
成功、常に辛苦の日にあり、
敗事、多く得意の時に因る、
と簡潔に表現していますね。
 
 
2.ドラッカーが日本をどう見ていたか
 
■日本は失われた20年を経て
さらに失われる次の10年に入ろうとしています。
 
政治への期待は裏切られているばかりですね。
 
失われた最初の10年の終わりの1998年頃
ドラッカーは日本について語っています。
 
■今(20世紀末)の日本は
新興国アジアのリーダーではなく、
本質はヨーロッパの国である。
しかも19世紀のヨーロッパの国である。
 
19世紀のオーストラリアやフランスと同じように
官僚によって運営されている。
 
政治家は無能でも悪人でも許容するが
官僚が無能で腐敗していることを知った日本人は
ショック状態である。
 
まさに21世紀も10年過ぎても
このショック状態を抜け切れていないですね。
 
■一人でできることを4人でやる官僚も、
大企業も銀行も人員過剰であるが
勤勉で真面目な国民の預金が国債になって
政治と官僚システムがなんとか延命されている。
 
いずれ大変化の口火が切られる。
 
問題を先送りする日本の国民の痛みは耐えきれない
ものになるだろう。
 
■しかし日本を軽く見ることはできないという。
日本人は一夜にして180度転換する能力を持つ。
 
江戸時初期の突然の鎖国、末期の突然の開国、
急速な軍事国家への変貌と
敗戦によるマッカーサーの平和の受け入れ。
 
急激な円高への海外転換など
日本人は転換能力が高い。
 
それらの転換は現役官僚や現役政治家などのエリート
リーダーの指導とは限らない。
 
一人ひとりの市民の中から変化を促す者が出ると。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」に登場する英雄は市民から
出ている。 
 
ドラッカーの分析から言えることは、
耐えがたく限界になるまで日本は変わらないようです。
 
しかし限界に近づくと
あなたが日本を変えるかもしれない。
 
 
■今日は、
業務連鎖のモデル(SCM)で何を狙うか。
何が目的かについてお話します。
 
プロジェクトマネジメントも、
それぞれ仕事で成果をあげることを目的とする
マネジメントの一つのモデルです。
 
ハーバードビジネススクールを筆頭にした
マネジメントの体系は、
経営戦略、イノベーション(技術革新)、マーケティング、
ファイナンス、アカウンティング、
ヒューマンリソース(人事組織)、論理思考など
企業の分業組織と同じような
ドメイン(領域)にわかれていますね。
 
■それに対してSCMの問題提起は、
 
分割して、それぞれの要素を最適化すると
全体が最適になるという
近代科学のデカルトの前提が崩れているのではないか
というものです。
 
「世界は分けても分らない。
顕微鏡をのぞいても生命の本質は理解できない」
(福岡伸一:生き物は動的平衡とする分子生物者)
という2009年夏のベストセラーによると、
 
生き物の身体は、細胞から成り立つ
目や鼻や胃や手足など様々な気管があるが、
動的平衡状態にある生命は、
消滅と発生を混在させ一部が機能しなくなっても
ネットワークで機能を発揮する。
 
「生命現象は分けても分らない」というのが
キーとなるメッセージです。
 
■マネジメントの対象である有機的システムの世界でも、
「世界は分けても分らない」と言えます。
 
「ドメイン毎に有能な人材を集めるとマネジメント能力が
高まるか」という問いも
優良なMBA卒業生が高額な年俸で金融機関の経営者になり
経済危機をもたらした現在、
疑問符(?)を付けなければならなくなりました。
 
分業と専門化の職業の原則にもとづく機能別組織集団
は産業社会にどんな弊害をもたらしたか?
 
機能別組織による部分最適思考は、
 
・マーケティング無しのイノベーションで販売不振
・イノベーション無しのマーケティングで消費者不信
・大量生産販売による局部効率でコスト削減するも過剰在庫
・個人別組織別の責任体制が自己防衛となって繋ぎ部分が無駄
 
個人別の成果主義などがサラリーマンの心の病の
原因になっているのが部分最適思考の弊害と言えます。
 
■SCMの目的は、
一人ひとりが全体の目的と価値観を共有する
チームワーク(和の精神)で
顧客の顧客まで、
すべての業務をつなげて全体を俯瞰することです。
 
20世紀の工業化時代の内向きの効率優先の
パラダイムから
の脱却を狙っていると考えています。
 
サプライチェーンモデルを有機システムである生き物
との比喩(メタファー)から
財務的健全性と生体の健康度は全く同じであると言えます。
次回はモノづくりの現場から考えられた
SCM(サプライチェーンマネジメント)が経営全体に
一般化できることを
生態学的有機体的(生きもの)視点から考えてみましょう。
 
(次回に続く)
 
 
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