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休んで遊ぶ

2010年7月11日 07:09

 

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている古代インドの 
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第109回   
                            
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★    
 ~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く 
  人生・企業・社会の共通のマネジメント原理~      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
   『休んで遊ぶ』
 
■おはようございます、今岡善次郎です。
 
菅政権が消費税を10%と言って
急騰していた支持率が下がった。
 
責任を自覚し真摯に日本のことを考えるなら
選挙前に言ったこと大変評価できます。
 
ギリシャ以上に財政危機にある現状を
国民もマスコミも目を塞いでいる。
 
悲惨な将来の生活を全く考えないで
現在の生活のことばかりみんな考えている。
 
さて、
●今週のテーマ
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1.休んで遊ぶ
2.金が動機とならない産業 
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1.休んで遊ぶ
 
■本当に役に立つ学びとは、
一所懸命がんばるだけではない。
 
古典の「礼記」(らいき)によると、
 
「蔵」(ぞう):先人の知を取り入れる
「脩」(しゅう):自分のものとして理解する
の知識を得る勉強だけでは成果はあがらない。
 
■「息」(そく):ゆっくりと時機を待つ
「遊」(ゆう):楽しむ
 
の二つ、
すなわち休んで遊ぶこと、
ゆっくりと時機を待って遊んで楽しむことが
「礼記」では
大事だと言っているそうです。
 
■人生にも企業のマネジメントにも
政治経済のも、
頑張って知識を獲得したり
あらゆる体験を積んで頑張っても成功がもたらせるとは
かぎらない。
 
人のために尽くすことを喜びとする楽しみが必要です。
 
ドラッカーも松下幸之助も、
商売は儲からなかったら人の役に立っていない、
ということを言っています。
 
■「休んで遊ぶ」心況とは
人に対する思い、誠、仁を精神の領域において
熟成することである。
 
知識の獲得や実践で
やみくもに頑張ればいいと言うものでもない。
 
人と人との関係で人生を楽しむことが
マネジメントの基本でもあるのです。
 
 
2.金が動機とならない産業
 
■産業構造が大きく変化しつつある。
 
自動車や電機が先進国への輸出で
日本の産業を支えた主役の座から降りつつある。
 
従来は若者・健常人対象の楽しみや満足を生む
顧客を創造することで産業を支えた。
 
菅民主党政権が
医療や介護、環境、観光などを経済成長につなげると
言っています。
 
経済波及効果がないとかいろいろ批判がある。
 
しかし新しい時代には思いがけないことが
起こる。
 
医療や介護、環境、観光など
弱者である患者やその介護者や、老人の困難を解消し、
 
マイナスからの欲求を満たす顧客価値を提供することで
新規の需要を作り、
産業を支えることができるかもしれない。
 
■かって
現場の技能主体の職工から
知識を使う製造技術者へ主労働者が転換された。
 
コンピュータ技術者が単にコンピュータの知識ではなく、
仕事を体系的に分析して仕事の再編、
マネジメントの知識を応用して
新しい仕事の仕組みを組み立てることで成果を上げるように、
 
医療や介護や環境や観光など
人が人に貢献することで
困難が解消され満足が得られるようにするには
専門家と言われる人たちは
人間に関する知識を活用するプロになる。
 
■介護業界の人たちも現場で働いている人も
事業をマネジメントする人たちも
家族会をマネジメントする人たちも
介護とは何か、
市民をどう介護文化に引き込むか、
 
真剣に議論し試行錯誤しています。
よいサービスとは何か意見交換している。
 
ここから新しい産業が生まれるかもしれない。
 
1830年代の新産業も
20年の苦悩、失望、失敗、勤勉があった。
 
新産業は短期的に金で動く人達を惹きつかなかった。
介護事業も金で動く人を惹きつけていない。
 
■新産業は当面、金が動機とならない。
当面ボランティアや非営利組織で動く。
 
ゆっくりと苦労を重ね、次世代へ引き継ぎ、
金銭的見返りはおそらく後の世代が引き継ぐ。
 
金や名声は仕事の動機としては大したことではない。  
 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
 
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
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