2010年5月11日 10:51
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第101回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~
P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く 人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『謙虚な弟子』
■おはようございます、今岡善次郎です。
25日の日曜日、
娘と一緒に妻との面会に病院へ行きました。
天気が良かったのでレストランに行って
ケーキとコーヒーをサービスしました。
車椅子 今日は離れて 歩いたね
娘がいると 笑顔も多く
私一人よりも娘と妻に会うと
妻の笑顔が多い。
男より女が賑わう。
さて、
●今週のテーマ
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1.謙虚な弟子
2.協働連合体に帰る
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1.謙虚な弟子
■「君子に3畏(おそれ)あり」
(君子は3つのおそれ抱く)そうです。
君子とはドラッカーの言葉で
マネジメントする人と言っても良い。
人生を真摯にマネジメントする人、
組織を真摯にマネジメントする人、
行政を真摯にマネジメントする人、
皆君子ですね。
■3つの畏(おそれ)とは何か。
君子は
天命を畏れ、
大人を畏れ、
賢人を畏れる。
その意味は、
マネジメントする人は
自分の使命に真摯であって、
自律している他人の意見を良く聞き、
師や友から常に学ぶ謙虚さが必要だ、
ということですね。
■一人ひとりは
人と人とのネットワークチェーン(連鎖)
の中で1つの環(わ)でしかない。
一人ひとりは宇宙人生の1つでありながら、
同時に小さな存在でもある。
■「偉人は皆、道において
謙虚な弟子となることを悦ぶものである」
(安岡正篤の「政治家と実践哲学」)
「俺が俺が」と自説だけで相互批判を
繰り返す多党乱立の政治も
そして私自身も
反省を促されるメッセージです。
2.協働連合体に帰る
■ドラッカーによると
近代的企業組織の考え方と構造の原型は20世紀最盛期の
GMにあった。
しかし今はその管理権限の集中化の
マネジメントモデルは破綻した。
■GMに代わって世界の自動車メーカーのトップになった
トヨタ自動車は今、苦難にあるが、
成功した組織構造の原点は集中統合ではなく、
自律する系列部品メーカーとの連合体の
サプライチェーン構造だった。
現在最先端の製造業ビジネスモデルは
ブランドをもつ製品開発メーカーと工場を持たない
製造委託先が自律して協働するサプライチェーン連合体
である。
最近は知的所有権を自社内で閉じ込めて
すべて統合する組織モデルから
異業種で情報を共有するシンジケートの
サプライチェーンネットワークが成功している。
■自然生態系では
1つ1つの種は、自律した生命であるが
1つの種だけ餌を独占して成長すると
生態系のバランスが崩れる。
今人類は自然生態系を独占しようとした結果
「環境問題」を引き起こし
生態系を破壊しようとしている。
企業組織も政府も1つの組織が強大になり大きくなると
社会生態が壊される。
何でも中央政府に頼る自律性の欠如が
政府の財政破綻をもたらした。
そのつけは最後には市民の存続の危機につながるのです。
ギリシャの市民が今あわてている。
日本も他人事ではない。
企業も人も社会も連合体として
助け合い共生することが
社会生態自身が生き延びる秘訣です。
■元々、トヨタなど日本企業の系列や
アメリカでも初期のシアーズと納入業者との関係
イギリスでもマーク・アンド・スペンサーと納入業者との関係
も協働する連合体であった。
最近の
異業種連合体の動きは
19世紀の農業協働組合と同じモデルだと言う。
日本の道州制の議論など地方分権への渇望。
政府に頼らない市民が相互に助け合うNPO活動。
医療機関ではなく患者家族会の相互助け合いなど。
これは中世の市民社会への回帰かもしれません。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。