2010年4月 6日 09:23
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第095回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~
P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く 人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『天を相手とする』
■こんにちは、今岡善次郎です。
前に日曜日、春の晴天に恵まれ、
久しぶりに病棟から庭に妻を連れ出しました。
弱りゆく 歩く力に 気は沈む
脇を抱えて 後ろ歩きに
笑顔で応えてくれる。
未だ車椅子にしたくないな。
さて、
●今週のテーマ
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1.天を相手とする
2.第2の仕事・第2の人生
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1.天を相手とする
■一人ひとりの命は余りにも貴重である。
他人の意向で人生が支配されるのではなく、
天を相手に努力せよと、
安岡正篤は言います。
命を正しく解して、
自ら省みて人をとがめず、
棺を覆うてこと定まる。
人生を終えるとき
自分の命を大事にしたかどうか分かる。
■明治維新の推進した西郷隆盛も
人を相手にせず、天を相手にせよ、
と言った。
天に仕えるこの姿勢は
現代の言葉でいえば
利害が錯綜した状況では
他人に左右されることなく、社会のために
何が正しいか自分の内面を突き詰めて考えよ、
ということでしょう。
そのためには
我々凡人は
ぶれない心(脳)を鍛えなくてはいけない。
■ナチス親衛隊員であったアドルフ・アイヒマンは
数百万人のユダヤ人虐殺を計画して実行する責任者だった。
しかしその人物は、
どこにでもいる銀行マンのような平凡な男だったそうです。
「私は命令に従っただけだ」
「一人の死は悲劇だが集団の死は数字に過ぎない」
と言った。
人間の心(脳)は生きている社会で他人によって
簡単に書き換えられてしまう。
■人に左右されない心(脳)ぶれない心(脳)を
正しく脳神経に焼き付けることが必要です。
「天を相手とせよ」と
自分の脳に繰り返し言い聞かせる。
生きていく上で
心のムダをとる心の工夫ですね。
2. 第2の仕事・第2の人生
次の社会の一人ひとりの働き方は
大きくは2つの変化によって
影響を受けると言っています。
若年人口の減少と高年齢者の増加という人口構造の変化
と
製造業の農業化という産業構造の変化
■組織の寿命が短くなっている中で
人の寿命は長くなっている。
1つの仕事を1つの組織で50年も続けることはできない。
又、
1万年以上も社会を支配していた農業が
20世紀には力を失ったように
製造業が社会の支配力を失っている。
■所属する組織が安泰でなくなる。
仕事のための技能や知識が比較的画一であった製造業が
多様な産業に細分化される。
人は長寿になる中で
仕事に必要なスキルは何か分からなくなる。
一方、
年金と言う公的制度に依存して暮らせる保証は乏しい。
だが、
高齢となる
知識労働者も働くことをやめるわけにはいかない。
■第2の仕事、第2の人生を
どう設計するかが今後最大のテーマになる。
過去の価値観や過去の仕事観では生きていけない。
仕事をするには顧客が必要です。
すなわち、喜ばせる相手が必要です。
つまり困っている人が必要です。
第2の仕事・第2の人生をどうするか困る人が
ますます増える。
すると、
第2の仕事・第2の人生を手助けする仕事の
需要が増え、手助けする仕事が増える。
このような年齢や性別に関係なく、
仕事の連鎖を作れば
モノに頼らないで人生を楽しむ社会が出来る。
モノもサービスも経済連鎖のネットワークで
一人ひとりの人間、1つ1つの組織が
1つの環となって相互に助け合う。
古人は
「一隅を照らす」と言っていました。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。