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無限の有限化
2010年3月30日 21:18
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。
それがサプライチェーン(供給連鎖)であり、そのイメージを
表現した球形の網の結び目が宝石となっている
「インドラの網(ネット)」は供給連鎖モデルと考えられます。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第094回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く
人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『無限の有限化』
■こんにちは、今岡善次郎です。
数年の在宅介護から妻を入院させて
子供たちは巣立って行き、
独り暮らしも1年半になりました。
独りだけどいろんな人のお世話になり、
仕事にも復帰しつつ、
読書する時間も増えました。
知らないことが余りにも多い。
メルマガ読者の皆さんは私の勉強のお付き合いして
頂き感謝しています。
いろいろコメント、情報提供ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
さて、
●今週のテーマ
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1.無限の有限化
2.ネクストソサイエテイ
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1.無限の有限化
■「生命は無限の有限化である」と言われると
どう感じますか?
スピリチュアルな話と
違和感を感じられる方も多いと思います。
でもこう考えると分かりやすい。
父母がいてそれぞれに父母がいて、
誰しも先祖をさかのぼると、
2人、4人、8人、16人、32人・・・無限の
過去に連鎖している。
子供、孫・・・無限に未来に連鎖する。
だから生命とは無限に連鎖している。
この無限の連鎖の網の目の
1つの有限な「環」が自分の生命である。
と解説すれば納得できるでしょう。
1つの企業は経済連鎖の1つの「環」である
との定義と変わりありません。
■「生命は無限の有限化」に違和感を感じたり、
「だからどうした?」と突っ込みを入れたくなったりするのは、
現代が科学的であることに価値観を優先させるからです。
近代科学は分解し限定した範囲で実証してこそ
正しいとする。
分解し限定するが故に部分的閉鎖的な世界に限定される。
専門分野の効率が優先される。
自分だけ、自社だけ、生きている間だけと
空間的時間的に限定して生きる。
生命観とは空間的時間的に世界を俯瞰することです。
■しかし、
現実から離れると宗教的や迷信につながりやすい。
現実の世界につながって
時間的空間的に全体を俯瞰すること、
それがマネジメントの基本ですね。
生命を無限の時間の中での連鎖と考えたり
社会経済は人や組織の空間の中での連鎖と考えたりする
ことで、
なぜ仕事をするか、
なぜ企業はミッションが必要か、
理解しやすくなります。
■自分だけ自社だけと考えて利益追求することで
犠牲になる消費者や、
金融危機で破綻する企業が多い。
顧客の安全や、社会の持続的維持を最重要とすれば
自動車会社のリコール問題、
環境問題は大きくならない。
組織も人も時間的空間の無限の連鎖の
1つの環であると認識することで
ミッションや行動規範が生まれる。
ミッションとは経済行為の連鎖の中で
自社の存在意義を確立することだろうと
思います。
2.ネクストソサイエテイ
■民主党政権の政権交代への期待が混迷を深めています。
デフレが進み、経済が低迷し、国家財政が税収の落ち込みで
サラ金運営して国家財政の危機が押し寄せている。
日本だけではなく、ギリシャを発端に西洋も、
米国だって先進国の多くが危ない。
韓国や中国、インドが台頭して元気がいい。
これからどんな時代になるのか?
一人ひとりの生き方、1つ1つの組織にとって
どう臨んで行ったらいいのか?
■事業仕分けの議論は
官僚のカネへの執着を再認識させました。
政治とカネの問題は
鳩山総理や小沢幹事長の政治倫理よりは
政治家も国民もカネで動いていることを
再認識させました。
■ドラッカーの晩年、2002年出版し
「ネクスト・ソサエティ」(P・F・ドラッカー、上田惇生訳)
によると経済より社会の変化に注目すべきだと言う。
我々ひとり一人にとって
1つ1つの組織にとって、
成功するも失敗するも経済よりも社会の変化に焦点を当てることが
重要だとドラッカーは言ってくれます。
■政治も企業経営も一人ひとりの人生設計も
社会がどう変化しているかしっかり認識しなければなりません。
少子高齢化による医療介護と教育産業への影響。
百貨店やスーパーの衰退とユニクロや無印良品の成長。
従来型の製造業の衰退。
先進国経済の衰退と新興国の勃興。
これらの現実から
ネクスト・ソサエティをどう読むか、
ドラッカーの社会生態学洞察を借りながら考えていきたいと
思います。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
