2010年2月 9日 06:52
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第087回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~
P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く 人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『人の心は造化の心』
■こんにちは、今岡善次郎です。
1月20日、今日もメルマガお読みいただき
ありがとうございます。
一昨日夕食時に娘と病院へ妻との面会に行きました。
娘は食事を介助して、私が歯磨き介助をしてやりました。
会話には もうついて 行けないが
うつろな顔に 時々笑顔
さびしいながらもほっとするひと時でした。
さて、
●今週のテーマ
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1.人の心は造化の心
2.イノベーションは知覚的認識
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1.人の心は造化の心
■安岡正篤によると、
東洋における人間観は
「人間とは造化である」と認識することです。
造化とは何か?
万物を作る大自然の生命である。
ドラッカー流に解釈すると
自然生態系を含む社会生態系である。
人も組織も社会も関係している「生きている有機体」、
すなわち「繋がった生命」と
考えることと同じだと思います。
■人と人とのつながりの中で
会社と会社のつながりの中で、
それぞれの人も組織も、
自己を虚(むな)しうして造化と
一体とならなければならない。
自分だけ、自社だけ良ければいいと考えない。
一人では存在できない。
わが社だけの会社は存在しない。
■安岡の思想の核心は
「造化は人を通じて心を発(ひら)いた」
というメッセージです。
難しい表現ですが、分かりやすく言うと
人間は大自然、生態系の一部であるが、
人間の存在が大自然、生態系に生命を与えていると
言えるでしょうか。
■「人の心は造化の心」とは、
あなたや私が考えることは
大自然や生態系である社会が考えることでもある。
そして強烈な表現ですが、
「宇宙人生は自己を実現しようとする絶対者の努力である」
とも言っています。
あなたが社会のために貢献するために努力するのは
単に個人の心ではなく、自分を含むもっと大きな生命が
努力していると同じだと言うのですね。
むずかしいですね。
しかし、
何か安心できませんか。
人間の孤独感、無力感、わびしさを解消してくれる響きがある、
と思いませんか。
2.イノベーションは知覚的認識
今年に入って株価は持ち直していますが、
二番底懸念は残っており、
経済的困難な時代は未だ続くようですね。
歴史的にみると
困難な時代にイノベーションが起こっています。
今の困難な時代を乗り越える努力が
イノベーションを生むのです。
■海運不況の中でコンテナ船が生まれ、
戦後日本の自動車業界存亡の危機の中で、
トヨタはジャストインタイムの生産を実現させた。
それらは理論や知識から生まれたのではなく、
現場現物の認識から生まれています。
■ドラッカーのイノベーションの定義によると、
イノベーションは科学的発明よりも、
社会的認識であるという。
外に出て人に会い、
現場を観察して、現場の人から
話を聞く。
数字ではなく人、
分析ではなく認識、
左脳ではなく右脳
であると。
イノベーションとは人の生活を、人の仕事を
より良くするものであり、
人々の生活に
思いを馳せる(はせる)ことである。
■社会からどう受け止められるか、
顧客は価値を認めるか、
その前に顧客は誰か、
どのように改善すれば喜んでもらえるか。
このような問いを心に持ち、
小さな兆しや変化を見る。
現場重視というのは、
机上では不可能な人とモノを知覚することである。
そうでなければ社会に貢献できる
イノベーションはできない。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。