論語読みの論語知らず - 今岡善次郎のマネジメント・メルマガ|人と幸せにするマネジメント革命|P.F・ドラッカーに学ぶ人生・起業・社会設計のすすめ|今岡善次郎のマネジメント・メルマガ

株式会社ビジダイントップページ>>人を幸せにするマネジメント改革

論語読みの論語知らず

2010年2月 2日 08:40

 

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」
 
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第086回   
                            
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
 ~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
   『論語読みの論語知らず』
 
■こんにちは、今岡善次郎です。
 
2010年1月13日、
大変激しい年ですが、
新しい年は始動していますね。
 
今年もピーター・ドラッカーに学び、
安岡正篤に学び、
そしてこれらの哲人が求めたものを学びたいと思います。
 
二人に共通するのは学ぶことの目標は
自分の利益のためではなく、
社会のため人のために役立つ人間になることです。
 
実を言うと自己中心に生きてきた私にとって
こんなことを照れくさくなく言うことは
簡単ではありません。
 
さて、
 
●今週のテーマ
====================
1.論語読みの論語知らず
2.人の強みに焦点を当てる
====================
 
 
1.論語読みの論語知らず
 
 
■知識はあるが、
その知識を実践できるところまで理解していない人、
「論語読みの論語知らず」
と言いますね。
 
知ったかぶりする人を批判する時、
使われます。
 
■興味深いのは、
論語を知り尽くした哲人と言われる安岡正篤が
 
自分に対して
「論語読みの論語知らず」と反省の言葉として
使っていることです。
 
人は誰でも
分かったつもりでいても
案外分かっていないものだと。
 
■安岡の著作にしても、
ドラッカーの著作にしても、
 
何回読んでも新しい発見があると、
多くの人が言います。
 
私もそういう経験します。
 
■知識が行動を伴うには、
その知識が知覚されていなければならない。
 
知覚されているということ、
腑に落ちているということ。
 
論理的に理解するだけではだめで
「心」とか「精神」とか「情」に訴えるかかどうか
ですね。
 
「知」は「情」で理解しなければ
成果のあがる「行」につながらない。
 
「論語読みの論語知らず」は
「知っているだけでは行動できない」。
 
そのように解釈できるようですね。
 
 
 
2.人の強みに焦点を当てる
 
人でも組織でも強みもあれば弱みがある。
 
「成果を上げるものは弱みではなく強みである」
とはドラッカーが繰り返し強調していた名言です。
 
一人ひとりの強みを探すことは重要です。
 
部下の強み、上司の強み、同僚の強み、
妻の強み、夫の強み、
自社の強み、顧客の強み、
仕入先の強みは何か。
 
■組織とは一人ひとりの強みを成果に変える道具であるように、
 
サプライチェーン(供給連鎖)は
組織と組織、企業と企業のそれぞれの強みを
成果に変える道具である。
 
成果とは社会である顧客への貢献である。
 
■人は他人のことは分かっても自分のことは分からない。
 
一生をかけて自分探しの旅をしている。
 
東洋では
「士は自分を知る者のために死す」
という箴言があります。
 
自分を分かってくれる人ならば死んでもその人に
感謝し報いたいと。
 
■人の卓越性を妬んでも自分が強くなるわけでもない。
 
逆に人の卓越性、その人の強みを見つけることは
自分と人との関係において、
さらに大きな卓越性を発揮する第一ステップになる。
 
マネジメントの要は、
顧客である他社の強みを顧客以上に知ることかもしれない。
 
上司の強みを中心に置くことほど
部下は成果を上げやすくなることはない。
 
顧客の強みを中心に置くことほど
わが社が成果を上げやすくなることはない。
 
人の強み、すなわち人の長所に焦点を当てることが
成果をあげるのですね。
 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
 
今岡善次郎
 
----------------------------------------------------------------
株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
photo