2009年11月10日 06:44
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第073回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~
P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く 人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『自己に徹す』
■こんにちは、今岡善次郎です。
今日もメルマガお読み頂きありがとうございます。
本題に入る前にお知らせ2つあります。
1つは「幸運の法則」という本の紹介です。
私のメルマガ読者で、
最近注目されているコミュニケーション手法である
ファシリテーションの先駆者である高野文夫氏が企画し、
鳥飼重和というカリスマ弁護士をインタビューして
テープ起こしをして書き上げたものです。
私がこのメルマガで紹介するドラッカーや安岡正篤の
思想とも共通し、人生の成功と幸運につながるという法則です。
私も読みました。
人を幸せにすることが人生の成功だと思いますので
勇気づけられます。
私も大変勉強になりました。
↓
さてもう1つ。
政治を科学すると言っている鳩山首相も会員である
オペレーションズ・リサーチ(OR)学会の研究分科会
で明後日16日講演します。
演題は「ドラッカーマネジメント15の原理とSCM」です。
↓
さて、
●今週のテーマ
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1.自己に徹する
2.人は間違いを犯す
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1.自己に徹する
安岡正篤を引用します。
「人は自己の絶対に徹してはじめて相対に応ずることができる」
人間学は人と人との関係を重視しますが、
「孤を抱く」(ひとりになる)ことが大事だと安岡は言います。
■「自己に徹して孤になる」とはどんな意味でしょうね。
人間は弱い。
独りになれない。
誰かといたい。
群れに紛れていると落ち着く。
しかし、
群れの中にいると流されて主体を失う。
■人間学は、
主体性を養い創造性を発揮することが目的であると、
以前お話しました。
主体性は自己の内面を突き詰めていき、
絶対的自分に到達することであるそうです。
最近、座禅を始めました。
「自己に徹する」最良の方法だと知ったからです。
自分がぶれていては、すなわち主体性がなければ、
創造性も発揮できない。
■自分のマネジメントも、
組織のマネジメントも、
政治のマネジメントも、
成果は外、すなわち目的は他者(顧客)のためにある。
米国発と言われるCS(カスタマー・サテスファクション:顧客満足)
に相当する概念は東洋にはたくさんありますよ。
「誠を尽す」
「仁をなす」
「布施をする」
このように
「自己に徹して」いなければ
顧客に対峙することはできない。
自己に徹していない場合の人と人の関係は「依存」であり、
自己に徹している場合は「誠を尽す」ことであると
解釈できますね。
2.人は間違いを犯す
民主党政権の予算の見直し、
大臣が現場を回っています。
政府も企業も、
人が決定した限り間違いを犯すのは避けられません。
どんなに最善の決定をしても、間違っている可能性は高い。
■過去の成果を上げた決定もやがて陳腐化する。
これは政府でも会社でも人の人生でも同じですね。
どんな客観的事実に基づいていると言えども、
思い込みが入っている。
部分しか見ていない、全体を俯瞰していないかもしれない。
現実に起こっていることを間違って解釈しているかもしれない。
■ドラッカーによると、
米国の軍隊では、
戦略決定、命令したことが実行されたかどうか確認のための
フィードバックを組織化しているが、
大統領の政治的決定のフィードバックは官僚システムによる
報告しかないという。
政治が不毛なのは決定しても何も起こらないのだと。
当事者の報告は当てにならない。
■民主党政権の予算見直しは、
当事者ではなく、
その政策の「顧客は誰か」のドラッカーがよく「問う」質問から
入るべきではないでしょうか?
例えばダム建設の顧客は誰か?
雇用促進策の顧客は誰か?
顧客は当事者ではないことは明らかですね。
政策が正しいか間違いかを知るには
顧客からのフィードバックが不可欠ですね。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。