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変革のマネジメント

2009年10月 6日 09:12

 

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」
 
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第070回   
                            
    ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
 ~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
 
 
   『変革のマネジメント』
 
 
■こんにちは、今岡善次郎です。
 
今日もメルマガお読み頂きありがとうございます。
 
民主党による政権交代は、
「官僚政治から国民政治へ」がキャッチコピーですね。
 
過去の
江戸時代から明治の西洋化へ
軍国日本から戦後経済社会へ
 
に相当する変革だとする論調が出ています。
 
民主党の変革のマネジメント、期待したいですね。
 
さて、
 
●今週のテーマ
====================
1.天の役
2.正しい妥協
====================
 
1.天の役
 
「安岡正篤人間学」(神渡良平、講談社)によれば
 
人間学を学ぶという行為は、
「自主性を深めていって、創造性に到達すること」
とあります。
 
■どんなに戦略が卓越していても、実践のための理論が分かっていても
自主性がなく創造性にかけていたら成果を得られないでしょう。
 
自主性とか創造性はどのように発揮できるでしょうか。
 
■「命を知って命を立てる」(知命立命)。
現代の多くの日本人には理解することが難しくなっています。
 
なぜなら勉強すること、学ぶことの意味を
自分のため、自分のキャリアアップのためと殆どの人は考えている。
 
■しかし、安岡の学問の目的は
 
自分の命を何かのために役立てること、
自分の命を社会のために使うこと(使命)だと言います。
 
明治維新という政権交代の時代を動かした、
西郷隆盛が奮いたった言葉を紹介します。
 
天何のために我が身を生みだし、
我をして果たして何の用に供せしむ。
我既に天の物なれば、必ず天の役あり。
天の役供せずんば、天の咎(とが)必ず至らむ。
 
自分が存在するのは何か理由があるはずだ。
自分は天の物だから、天のために何かしなければ
天から罰を受ける。
自分の命を知り成さねばならぬ。
 
 
■このような心のスタンスがあれば
自主性と創造性は湧きあがってくるのではないでしょうか。
 
鳩山民主党政権の若い政治家たち。
政権交代の興奮と高い支持率の中で
国民のための脱官僚政治に燃えているように見えます。
 
 
時代の過渡期、困難な時代には
政治家だけではなく、
どんな仕事の従事していても
このような心の置き場所を得たいものです。
 
 
2.正しい妥協
 
ドラッカーがマネジメントの原理を発明したのは
GM(ジェネラルモーター)の最高経営責任者の
スローンから依頼された仕事がきっかけになっています。
 
スローンから
「正しいことを書いてほしい。妥協しないでほしい」
と言われたそうです。
 
■会社のために満たすべき必要条件は何か、
 
何が正しいかを知らなければ経営の責任を果たすことは
できません。
 
冷静に現実を見つめ、
全体を把握し、仕事の因果関係を見つけ、
成すべきことは何かを導きだす必要があります。
 
■しかしながら
「決して妥協しない」と頑なになると仕事はできない。
 
民主党政権になって、
野党時代に分らなかった事実に基づいて作成した
マニュフェストだけが正しいと考えて
それ以外はすべて否定してしまっては
政治はできない。
 
企業経営も人生経営も同じですね。
 
正しいことは何かを考えるとともに
妥協も必要です。
 
■いずれにしろ現実の行動には妥協が
必要になる。
 
だからこそ何が正しいか徹底的に考えなければ
ならない。
 
ドラッカーはスローンの言葉に教えられたという。
 
もし、仕事を依頼した顧客であるスローンが全て正しいと
考え、スローンに受け入れられやすいという観点から
ドラッカーが仕事をしたりしたら、
 
ドラッカーのマネジメントは生まれなかった。
 
顧客に対しては妥協する前に
その顧客にとって、顧客の顧客にとって
何が正しいかを徹底的に考えなければなりません。
 
正しい妥協と間違った妥協を見極めて
仕事をするのがプロフェショナルですね。
 
 
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
 
今岡善次郎
 
 
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 
 
 
  
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