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政治もマネジメント
2009年9月22日 11:20
人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第068回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く
人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~
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『政治もマネジメント』
■こんにちは、今岡善次郎です。
いよいよ政権交代ですね。
鳩山民主党、良い政治をやってほしいですね。
鳩山氏は東大工学部、スタンフォード大学大学院で
オペレーションズ・リサーチ(OR)の博士号を
持っており、理系で初めての総理になる人だそうです。
小沢一郎に比べてマリスマ性はない。
人の話を聞きすぎてぶれてしまう。
と言われていますが、
彼の顔が最近変わってきたように思います。
目的を決めて冷静に成すべきことを決定し
状況に合わせて軌道修正する、
オペレーションズリサーチも
科学的マネジメント手法と言われているものです。
人間をそこに取り入れ、国民を顧客として
真摯にマネジメントして欲しいですね。
さて、
●今週のテーマ
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1.知識と知恵
2.成果は何か
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1.知識と知恵
■安岡正篤という人はどんな人物か、
興味ありますね。
どんな知的資源を使ってどんな知的資源を
社会に提供し貢献したか。
明治31年、19世紀末にお1898年に生まれ、
第一高等学校、文明の配電盤の時代の東京大学法学部に
学んでいます。
西洋から怒涛の如くなだれ込んだ西洋の哲学や
社会科学を吸収したそうです。
しかしながら
■安岡は西洋から学べば学ぶほど
精神的飢餓感が強まったという。
東洋の古典を読むことで
精神の飢えを凌いだ。
安岡は
西洋の学問は「知識」の学問で
東洋の学問が「智慧」の学問だ
気づいたそうです。
■東洋の智慧の学問とは
「人間学」であると。
「窮(きゅう)して困(くる)しまず、
憂いて意(こころ)衰えず、禍福終始を知って
惑わざるがためなり」(荀子)
迷いや困難なことに精神的に落ち込むことなく
人生にはいろんなことがあっても
主体性を持って混乱することなく生きるための
学問であると。
一方、マネジメントとは何か?
会社など組織が困難な事態になっても、
混乱することもなく冷静に乗り越えるには何が必要か
の問いに答えと行動を喚起することにあります。
「勝ち残りの戦略はどうあるべきか」とか、
「生き残るスキルは何か」
などと言う現代のマネジメント教育の
キャッチコピーとニュアンスが違いますね。
常に「勝ち負け」の競争の市場原理主義の中で
どう戦うか、これが
欧米から学んだマネジメントです。
■知識は「私」、すなわち自分の内側の能力であるのに対して、
智慧(ちえ)は人と人、組織と組織に関わるマネジメントとも
言えます。
ドラッカーマネジメントの特徴は
一人ひとりの人生、企業、社会がつながっていることです。
人生のマネジメントと
企業のマネジメントを
分けて考える必要はない。
ドラッカーは一つの原理を説明するとき、
一人ひとりの生き方と企業のマネジメントの例を
並べます。
安岡は西洋に学びながら東洋に戻った。
ドラッカーは西洋の近代科学の元になってデカルト
に批判的だった。
現代日本人の多くは明治のころは欧州より、
そして戦後は米国より、
多くを学び、
西洋的な思考に慣れている。
未だに富国強兵の文部省の教育方針の決定の
影響下にあるのです。
そして、
西洋的なコンセプトでしか、東洋を理解できなく
なっているかもしれない。
ドラッカーと安岡の著作は
東洋を学ぶために
人間を学ぶための
貴重な知的資源ですね。
2.成果は何か
何か仕事を成すには成果は何かを
あらかじめ決めておかなければなりません。
ただ忙しく行動するだけでは成果はあがらない。
目標は何で
何をすれば「顧客」は喜ぶか。
顧客は安全でいられるか。
その条件は何か。
■目標は簡潔であればあるほど成果があげやすい。
目標は明確である方が成果が上がる。
成果が定義できない仕事は成功しない。
何を持って成功だと言えるものがなければ、
成功を測定できなければ、
成果を上げることができない。
ただ勤勉であれば良いというわけには
いかない。
だから成果の条件を決めることは
戦略の要ですね。
■ドラッカーはマネジメントを語るとき、
企業の問題だけではなく、個人や社会の事例を
メタファー(比喩)に使っています。
ちなみに
生物の細胞も、器官も、身体も、
又、人の群れである会社も、国家社会も
同じ生命現象としての構造であるというのは
自然界の地形や事件の発生パターンに見られる
フラクタル構造と言われるものです。
成果の条件は何か。
1961年のケネデイのキューバ進行の決定の事例を
上げています。
「カストロを倒すこと」
「内政干渉に見えないこと」
この2つの成果の条件を満たすことができなかったから
失敗したと。
■何かことを成すには
「いくつかの成果としての条件が整合が取れているか」
を問うことが大事ですね。
企業のイノベーションも同じです。
在庫を削減することを
コスト削減することは整合性があるか。
あなたの人生も同じです。
心身ともに健康であることと
経済的に成功することの二つを満たせるか。
イノベーションとは「革新」することですが、
従来の方法では相矛盾する成果ことを
成し遂げることと考えていいようです。
みなさん、
どう思いますか?
今日は少し理屈っぽかったでしょうか?
本日もメルマガお読み頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
