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マネジメントと人間

2009年9月 8日 08:08

人も組織も、社会である外部の資源を、
社会である外部の価値に変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」

◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第067回   
                            
     ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
 ~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 

   『マネジメントと人間』


■こんにちは、今岡善次郎です。

今日もメルマガお読み頂きありがとうございます。

先週1週間、中国天津にて仕事して来ました。

妻を入院させて在宅介護から解放され、
久しぶりに本業復帰のコンサルタントとしての仕事です。

着いたよと 国際電話 不必要
待っている君 恍惚の人

30年にわたる仕事人生で、海外出張する時は、
いつもセーフティ・アライバル・コールの習慣がありました。

そして明日帰国という夜にもいつも国際電話すると
喜んでいた妻はもう電話を要求しません。

一人暮らしの男の海外出張の寂しさを
感じました。

先週のメルマガは1週間前に予約投稿でしたが、
本日の原稿は前日に書いております。


さて、

●今週のテーマ
====================
1.自由・主体性・創造性
2.例外的な特殊な問題
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1.自由・主体性・創造性

■安岡正篤は言っています。

「環境が人を作ることに囚(と)われると
人は単なる物・機械になってしまう」と。

そして又、

「人物が偉大であれば立派な環境を作る」

「人は修行によって命を知り命を立てることができる」と。

我々は、政治家も含めて言いわけをする。

「百年に一度の経済環境」などど言いますね。

だから誰がやっても失敗する。

自分の責任ではないと。


■人も組織も環境によって決ると言ってしまえば、

単に運命論になってしまいます。

人は、人生において、仕事において、
考え、修行することで使命が分る、
と安岡は言います。

■一方、ドラッカーは

「人を物的資源と同じ機械的法則に従うと考えるのは
重大な誤りである」と言って、

指示された通りに働くという前提でのマネジメントに
疑問を呈しています。

「人は仕事に創造的衝動の充足を求めている」と。


■環境に甘んずることなく、

他人に指示されて主体性なく行動することではなく、

人間は自由に、主体的に、創造的に
使命を知り、「命を立てる」ものであると
言う安岡の言葉は、

「人は創造的衝動の充足を求める」という
ドラッカーの言葉、

東西の偉人は期せずして
同じことを教えてくれます。


そして
それは我々多くの凡人も
「そうありたいと」思い、激励してくれる
言葉なのですね。

 


2.例外的な特殊な問題


自分や家族に降りかかる問題、

仕事で降りかかる問題、

誰しも、なぜこんなことになったか、
理解できないものがありますね。

良く使う手は、
「これは特殊で例外的だ」と考えて
問題解決から逃げることです。


■そのための諦観(あきらめ)の理屈の
有名な法則ご存知ですか?

マーフィーの法則です。

人生は思い通りならない。

出かける時に限って電話が入ってくる。

良い仕事したときに材料が不足する。

売れると思っている製品が売れないで
売れないと思っていた製品が売れる。

期待していると裏切られる現象が起こる。


■近代科学の発展は
自然界の複雑な「非線形現象」を「線形」に単純化する
近似法のお陰だという説があります。

線形でモデル化して成果を上げる一方で
線形でモデル化できないで近似したために説明できない
現象がたくさん起こる。

とくに人間がからむマネジメントの
問題は「理論」という「線形でモデル化」すると
例外的特殊な問題ばかりのように見える。


■ドラッカーに言わせると、
圧倒的に多く見られる間違いは、
「一般的な状況を特殊な問題と見ることにある」と。

BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)
という経営改革が10年前に流行りましたが、
実はほとんど成果を上げていない。


なぜか?

経営体を「機械システム」と見て、
人間の本質を考慮しなかったからです。

我々は自分を含めて人間を知らない。

ドラッカーのマネジメントでは「人間の本質」が
ベースになっています。

人間を知れば例外的な特殊な問題だと思っていたものが
説明しやすくなります。

あなたも、

仕事とは機械的に情報処理することではなく、

社内の、又は社外の人(顧客)に何かしてあげること
であると考えるだけで
理解できなかったことがわかるかもしれませんよ。

 

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎


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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 

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