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知識と見識と胆識

2009年9月 1日 09:44

人も組織も、社会である外部の資源を、社会である外部の価値に
変換する経済連鎖の一つの環です。
仏教の<無我>とは<相互依存>のことであり、人も組織も
ネットワークの連鎖でつながっている。そのイメージを
表現した、球形の網の結び目が宝石となっているのが
「インドラの網(ネット)」

◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第066回   
                            
     ★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★     
 ~P.F・ドラッカーの社会生態学的経済連鎖モデルが開く  
  人生・企業・社会の共通のフラクタル構造~      
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 

   『知識と見識と胆識』


■こんにちは、今岡善次郎です。

安岡正篤とドラッカーを交叉させます。

私から見ると
共通点が多く、
どちらからも多く学べるからです。

「教えることは学ぶたの最高の方法である」
(ドラッカー)

「活学のためには優れた人物から学ぶことである」
(安岡正篤)

マネジメントの原理には
学び方も重要ですね。

テクニックや技術ではありません。

 

さて、

●今週のテーマ
====================
1.人間学は胆識を育てる
2.根本問題は何か
====================

1.人間学は胆識を育てる

経営戦略とか、論理思考とか、
ビジネススクールの定番ですね。

戦略(知)の重視は
現代的マネジメント教育の中心ですが、

ドラッカーは泥臭いというか、
人間的な要素をかなり語っていますね。

ドラッカーの人間的特質については
安岡正篤の人間学と根本のところで同じです。

■安岡の人間学は

「活学」と称しています。

学者の道徳論であった「朱子学」
の実践行動の伴わない儒学ではなく
行動をともなう「陽明学」から来ているようです。

ドラッカーも
「マネジメントは知識でも科学でもない」
「マネジメントは医学と同じ実技である」
と言っています。

「何かを語るためではなく、
何かを成すためである」と。

■安岡の人間学は

「知識は見識になり、見識は胆識にまで進んで
初めて仕事になる」

というものです。

ITの世界では
データが情報となり、
情報が知識になる、
知識にならないと行動にならないと言います。


でも安岡は
知識から胆識まで進まないと成果(仕事)にはならない
と言います。

■ドラッカーによると

「事実からではなく、意見から仕事せよ」

「危機を機会に変える企業家精神がイノベーションには勇気を要する」

と言います。

見識を意見に
胆識を勇気に
置き換えてみると

人間学は
危機を機会に変えるイノベーションのための
学問だとも言えます。

 

2.根本問題は何か


仕事で成果を上げるためにも
又失敗しないようにするためにも

行動する前に
戦略を考えなければなりません。

仕事は多くは問題解決として定義される。


■問題は目に見える問題と

その問題が発生している別の問題が原因となっている
場合が多い。

トヨタ式経営に「何故を5回」という
有名な品質改善の思想があります。

起こった不良を直すだけでは
又同じ不良が発生する。

不良の大元、根本問題を絶たねば
問題は繰り返す。

成果を上げるには
根本問題への対処を行動に落とし込む必要がある。


人生でも、政治でもいつも同じ悲劇が繰り返される。
何が大事か、
根本的な原因は何かを考えなければなりませんね。


■企業は在庫が増えると資金不足に陥る。

「在庫を減らせ」という問題定義がなされる。

在庫問題は
「なぜなぜと原因をさかのぼっていくと経営全体の問題」
にたどり着く。

私、今岡善次郎は、
在庫問題の根本問題は何かと考え続けて
サプライチェーンマネジメントの体系化を使命としています。


■ともかく、
問題としての症状を取り去るだけではなく、

その根本問題を追求しなければなりません。

発熱の原因となる病気が特定できないと、解熱剤だけでは
病気は治せません。

「5回のなぜは」
品質問題だけではなく、

在庫問題、売上不振、収益問題、

そして、人生の問題、
社会経済問題にも応用できますね。

あなたも、
自分の仕事で

「この仕事が解決しようとしている問題は何か?」
の問いから始めて、

「なぜを5回問うてみませんか?」

 

本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。

今岡善次郎


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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
東京農工大大学院客員教授
多摩大学大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://tgs.tama.ac.jp/modules/teacher/index.php?fct=photo&p=33
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
 

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