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ドラッカー、人も組織もクモの巣の目
2009年5月 5日 20:43
人の内面を豊かにする「マネジメント革命」を説いたP・F・ドラッカー。
人生設計・企業設計・社会設計すべてに通じる共通する概念とは、
内ではなく外にある成果のために、人が人に貢献する場をつくること。
それがマネジメントの目的であること。別名「愛」と言われるもの。
◆━━【今岡善次郎のマネジメント・メルマガ】第49回━━━◆
『ドラッカー、人も組織もクモの巣の目』
不況の中、会社の製品が売れない。
生活のために仕事が欲しい。
こんな時、セミナーだ社員教育だと言っても
会社の経費削減対象の
4K(交際費、広告費、教育費、交通費)
に教育費も入っている。
マネジメント教育も従来と違うものを提供しなければならない。
今週月曜日、
ヒューレットパッカード、マイクロソフト、アプリソ
共催のサプライチェーンマネジメントのセミナー
http://h50146.www5.hp.com/events/seminars/info/0904/0420_0513flexnet.html
で講演しました。
ドラッカーの経済連鎖では企業は
ネットワークチェーンの1つの環、
すなわちクモの巣の結び目でしかなく、
人も企業もネットワークの相互依存関係で成り立っている。
そんな中での生き残るにはどうすればいいかがテーマです。
本メールの最後に、弊社、
株式会社ビジダイン主催5月14日セミナー開催案内します。
さて、
●今週のテーマ
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1.教育者はセクレタリアート
2.共感か違和感か
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1.教育者はセクレタリアート
一世紀以上前のドイツの銀行で、
企業の企画室の源流である
セクレタリアート(秘書室、又は企画室)を
シーメンスという人が始めて作って成功したそうです。
現在でも多くの組織に、その定義が曖昧な
XX企画室がたくさんあります。
私もサラリーマン時代にそんな組織に属していました。
■ドラッカーによると
セクレタリアートの仕事とは、
トップマネジメントに対して
「我々の事業は何か、何であるべきか」の問いに答える
情報と知識を提供することであると。
企業だけではなく、人の人生も
「成すべきはなにか、何であるべきか」への問いに答える
情報と知識が提供されるならば大変助かりますよね。
私など教育やコンサルタントの仕事していても
いつも
「成すべきはなにか、何であるべきか」
自問自答しています。
■セクレタリアートとは秘書の役割ですが、
戦争における参謀というような意味もあるでしょうね。
戦う人間、現場で実践する人間、判断し決定する人間を
情報と知識で支援する役割は重要ですね。
■参謀も、企画室員も、セクレタリアートも
実践の主体者ではないが、
実践する者に対して
「成すべきはなにか、何であるべきか」にとって
適切な情報と知識を提供することや役割なら、
コンサルタントの仕事も、教育者の仕事も
顧客に対して、学生に対しての
セクレタリアートである、
と言えますね。
私の仕事も秘書役に徹したいと思います。
自分自身への秘書役を兼ねて。
2.共感か違和感か
先週のメルマガのテーマ「動的平衡」
(生命現象は出るもの入るものが平衡している流れである)
に共感されたかたからも
違和感持たれたかたからも
メール頂きました。
ありがとうございます。
■日本人は、東洋人の中では
一早く西洋文明を取り入れて明治維新を成功させました。
西洋文明はデカルトの哲学
「我思うゆえに我あり」、
意識する弧(個人)を絶対視して
社会建設、科学の発展、近代産業に貢献した。
先進国の教育や科学的と言われる方法論に
理性的な人ほどどっぷりとその思想に浸かっているのです。
そんな人ほど、
「動的平衡」のように弧より群の生命に焦点を当てる
考えに違和感を感じられるように
思います。
先週紹介した
「動的平衡(福岡伸一著)で
「デカルトの罪」が語られており、
個を全体の要素とし
生物や生命を機械システムの比喩で語るデカルトと
生命を「出たり入ったりする流れの動的平衡」
とする生命論とは相容れないようです。
企業組織も機械システムと見るか、「種」とみるかで
分かれます。
■しかし、どの時代もどの方法論も過去の延長で
破綻してしまいます。
今の経済危機と
トヨタショックも
金融改革という
弧の強欲(GREED)の限界だという考えが急速に
広がり始めました。
人が仕事をする意味は
弧の重要性ではなく、
他者のため、人と人との関係でしかありません。
企業にしろ公的機関にしろ
顧客であり市民が成果の対象であり、
成果は外側にしかない。
社会は個人より永続しなければならない。
社会は動的平衡のシステムだからです。
■「動的平衡」では細胞は壊れ排泄され、
新しい細胞が生成されることで
身体は維持できる。
個々の細胞にとっては
長短はあるが寿命がある。
私も還暦過ぎて仕事できる時間は長くない。
デカルト的手法である技術や経営の分野で長い仕事人生を
送ってきましたが、
仕事人生最後のフェーズで
サプライチェーンに出会い、ドラッカーに出会い、
儒教と算盤に出会い、動的平衡論に出会いました。
これからの最後の10年、
「知」のサプライチェーンマネジメントとして
集大成しようと
私なりのイノベーションを開始しました。
多摩大学大学院
東京農工大大学院では
15回(1.5時間x15=22.5時間)
の講義で語りますが、
そのエッセンスを3時間で発表します。
5月14日開催セミナーご案内(パワポPDF7枚)
↓
http://www.bizdyn.jp/download/20090416/0514scm_seminar.pdf
