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2009年4月 9日 15:08
人の内面を豊かにする「マネジメント革命」を説いたP・F・ドラッカー。
人生設計・企業設計・社会設計すべてに通じる共通する概念とは、
内ではなく外にある成果のために、人が人に貢献する場をつくること。
それがマネジメントの目的であること。別名「愛」と言われるもの。
◆━━【今岡善次郎のマネジメント・メルマガ】第46回━━━◆
★人を幸せにするマネジメント革命★
~P.F・ドラッカーに学ぶ人生・企業・社会設計のすゝめ~
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『ドラッカー、フィードバック(反省による軌道修正)』
週間メルマガ創刊号から数えて46回目です。
8ヶ月経ちました。
8ヶ月はドラッカーが勧める
フィードバック(反省による軌道修正)
のタイミングですね。
「社会に役立つマネジメントの普及」
それがミッションです。
動機は、
アルツハイマーの妻の介護と
ドラッカーのマネジメントが結びついたこと。
一見何も関係ないテーマですが、
人が人のために成すことがマネジメントですから
介護もマネジメントですね。
マネジメントも介護も動機は「仁」にある。
カネからカネを増やすという
利益が最大の動機となる金融資本主義とは一線を画します。
■「ドラッカーとの垣根を低くしてくれた」
「ドラッカーを噛み砕いて解説してくれる」
「東洋の知で語るドラッカー観、ドラッカーは喜んで
くれていると思いますよ」
「ドラッカーをトヨタ式経営など日本的経営と対比させるのは
イノベーションだ」
このような評価を頂いています。
反省すべき点。
拙速に教材の販売を始めたこと。
ゆっくりやります。
4月から従来の東京農工大大学院での講義に加えて
多摩大学大学院でも
ドラッカーに基づく経済連鎖、
サプライチェーンマネジメントの授業を開始します。
まず大学院での授業のイノベーションに精進します。
最近のWEBマーケティングに
踊らされていたことが反省点です。
なるべく多くのメルマガ読者からの
フィードバックお願いします。
さて、
●今週のテーマ
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1.デカルト「われ思う」
2.成果とは打率のことである
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1.デカルト「われ思う」
マネジメントを語るとき、
ドラッカーの「真摯さ」にしても、
儒教の「仁」にしても「義」にしても
仏教の「無我」にしても
「個人」としての人間に焦点を当てる、
西洋的近代科学とは一線を画した概念だと言いました。
それでは西洋の近代科学とは何か?
少し難しいかもしれませんが、
易しくお話しますので聞いて下さい。
私は学者じゃありませんので
「赤のれんの素人談義」として
聞いて下さい。
ニュートンの物理学、
ヘーゲルの弁証法などの哲学、
アダム・スミス、ケインズ、マルクスの経済学、
その学問的方法論である「要素還元論」の元祖、
その人の名は「デカルト」。
■「我思う、ゆえに我あり」
あまりにも有名なフレーズですが、
その意味を理解していますか?
私はその意味が分からなかったので、
実は、最近勉強しました。
仏教の「無我」に対して,
デカルトの「有我」(我あり)を
知りたいから。
興味ありますよね。
■デカルトは
自分も含めて人間の理性も感知力も
移ろいやすく変化して止まないと考えました。
何かを構築しようとするとき、
地盤が軟弱であれば崩壊してしまう。
確固たる事実に基づいて科学は構築されなければならない
と考えました。
自分の存在が信じられなければ
そもそも社会は存在しないと考えた。
ここまでは仏教の「無常」「無我」
を導いた仏陀と似ています。
しかし、
デカルトは無我ではなく、有我とした。
「自分は思うから自分はある」と。
それを絶対に疑えない事実と考えたのです。
後世のヨーロッパの近代科学がそれを利用した。
■さてここから先は、
私、今岡善次郎の解釈です。
仏教では
「人も組織も網の目として時間軸にも空間的につながっている」
として個人の存在ではなく、
社会との連続性の中で個人を位置付けた。
個人も会社も単独では存在し得ない。
企業は経済連鎖(サプライチェーン)の中の
一つの環でしかない。
その知は
個よりも群(社会)の行動ルールとなった。
一方
デカルトの方法論は西洋の近代科学となって、
「個の存在からスタートしているので個と組織社会が対立する
中で進化する」行動ルールになった。
資本家と労働者。
人間疎外。
指揮命令する者とされる者。
搾取する者される者。
対立や戦いの中で進化するという弁証法など。
■派遣労働者問題、アウトソーシングなど
内側と外側を分ける思想ですが、
人でも組織でも経済連鎖の一つの環として
考えるならば
派遣切り問題など別の見方が
必要になるでしょう。
ドラッカーの社会生態的視点、
「無常無我」「仁義」など東洋思想での
経済連鎖の考え方。
経済連鎖とは人も組織も
社会生態の中での「種」に過ぎない。
餌が不良在庫になって枯渇して
生態系が病んでいる時、
個(弧)だけで解決しません。
生態系としての処方箋が必要ですね。
2.成果とは打率のことである
WBC、サムライジャパンの勝利は、
まだ余韻が残っていますが、
「勝敗は時の運」という勝ち方でしたね。
最後まで勝負は予想できなかった。
どんな仕事でも、人生でもそうですね。
■原監督は選手の個性や強みを引き出しのが上手そうですね。
野球でも、会社の仕事でも
組織の目的は、
「凡人をして非凡を成さしめることである」
とドラッカーは言います。
凡人から強み引き出し、弱みを他の者の強みで補完する。
それが組織ができることであると。
■組織の精神とは
投入したもの以上のものを生み出すことである。
仲良しになることが目的ではない。
成果に焦点を当てることである。
野球に勝つことであり、
利益を上げて社会的機能を果たすことである。
■サムライジャパンが辛うじて勝ったように、
成果とは常に成功することではない。
それはだ打率であり、勝率である。
勝率を如何に上げるか、
それがマネジメントである。
勝率を上げる秘訣が
チームの価値観、信条、ミッションである。
そしてマネジメントである。
選手一人ひとりの特質としての真摯さである。
製品開発プロジェクト、システム開発プロジェクト、
工場建設プロジェクトなど
製品が出来て、システムは完成して、工場はできても、
プロジェクトが成功したわけではない。
顧客の先にある顧客に価値が提供できて
プロジェクトが成功したと言える。
天才プレイヤーがファインプレイをしても
勝利と言えない。
チームが勝つことに焦点を合わせた真摯さこそ、
勝率を上げる秘訣ですね。
本日もメルマガ読んで頂きありがとうございます。
今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
ドラッカー学会 会員
http://drucker-ws.org/
東京農工大大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/schedule/syllabus_2008/204_08_supply_chain.pdf
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。