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ドラッカー、問題を切り抜ける

2009年2月18日 07:30


   『ドラッカー、問題を切り抜ける』



経済成長率はマイナス12.7%に急減速しました。

誰も経験したことのない、
未踏の領域に入りつつある。

こんな時に、麻生総理大臣の無責任な発言のブレ、
中川財務大臣の世界の中央銀行総裁会議での
醜態。

リーダーがこんな状態では困りますね。

しかしながら我々は現実の問題に対処して
いかなければならない。

問題は解決できなくても
問題を切り抜けなければならないですね。

さて、

●今週のテーマ
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1.派遣労働の規制問題
2.効率と効果

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1.派遣労働の規制問題

目下の社会問題である派遣労働者の規制
問題から2つのテーマを取り上げます。


1つは「企業の社会的責任」です。
ドラッカー流に考えると

経営者の価値観と信条、

それと似ている
「論語と算盤」の渋沢栄一流の

「仁義道徳」が

問われています。

■もう1つはポスト資本主義社会の企業活動は
固定的組織から、

ドラッカー言うところの
法的組織を超えた経済連鎖でしか
企業も存続できないということです。

バーチャルコーポレーション(仮想企業)と言われる概念
ですね。

■下請け企業と同じように社員も
仮想社員として法的には外の人間が内の人間と同じように
一緒に仕事をする。

従来社員が行っている仕事をの多く外注(アウトソーシング)
して内部コスト(固定費)を外部コスト(変動費)に変え

需要の変化で企業が倒産しないようにする。

私のようなコンサルタントも短期の
仮想社員として仕事をする感覚もあります。

■派遣労働者の規制強化は、

企業が生き残りへ変化する動きを
阻害する可能性もある。

企業悪玉論は自由を犠牲にして全体主義を是認する風潮を生む。

全体主義につながる規制強化ではなく、

社会の公器としての「価値観と信条」(ドラッカー)

「仁義道徳」(渋沢栄一)で考えるならば、

派遣切りの前に、
役員報酬カット、社員給与削減、ワークシェリングをしつつ
イノベーションのために勉強をすること

ではないでしょうか。


2.効率と効果

イノベーションに関わる概念として
効率と効果について話します。

一生懸命仕事しても報われないことがありますよね。

最高の効率を上げて世界の製造業の模範と言われているトヨタ
だって赤字転落です。

どんなに効率が良くても企業は生き残れないこともあります。


■それでは効率とは何か。

経済学では効率とは、
すでに行っていることをもっと良くすることです。

効率とはコストに焦点を当てることですね。

乾いたタオルを絞る、と言われるほどコストダウンを
徹底させるトヨタですが、

もちろん効率だけがマネジメントではないことを
よくわかっている会社でしょう。

■車が発明されて、それ以前の馬車の鞭(ムチ)メーカーは
どんなに効率良く鞭を作っても生き残れないのは明白です。

夕張市の財政破綻は石炭産業時代の膨らん出費が
後世に負担を残しているようです。

石炭の発掘技術がどんなに効率がよくても
石油時代には生き残れません。


■効率とは仕事の仕方であり、
どうしたらいいかの問いへの答えです。

一方効果、その積み重ねとしての成果とは仕事の適切さであり、
成すべきは何かという問いへの答えですね。

今、世界同時不況を切り抜けることのできる企業は

効率を求める企業ではなく、

効果を求める企業です。

本日もメルマガお読みくださって
ありがとうございます。

今岡善次郎


追記:


効果を積み重ね、成果を出すにはどうしたら良いか。

セミナー「ドラッカーから学ぶ成果を上げる原理」

一ヵ月後の
3月17日(火曜)
株式会社 JIPMソリューション 中部オフィス主催で
開催します。

JIPMソリューション 中部オフィス、
又は弊社へお申込み下さい。

セミナーのねらい等、詳しくは

http://www.bizdyn.jp/seminar.html
http://www.bizdyn.jp/seminar.html

ご覧下さい。

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株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
ドラッカー学会 会員 
http://drucker-ws.org/
東京農工大大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/about/prof/imaoka.html
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/schedule/syllabus_2008/204_08_supply_chain.pdf
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。

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