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人生と仕事と社会貢献
2008年12月24日 07:30
『ドラッカー、人生と仕事と社会貢献』
年の瀬に 君と歩いた 百貨店
一人わびしい クリスマスセール
妻が入院して二回目の年末を迎えます。
一昨日、新宿の高島屋で買う物があり、雑踏の中
ひとりでエレベーターを昇りました。
以前は毎年、妻のショッピングに付き合っていましたが、
クリスマスの派手なデコレーションの間を行く独り身には
妙に寂しさを感じました。
さて今日のテーマ、
個人の人生のマネジメント、
企業のマネジメント、
公的機関のマネジメント
すべてつながっているんですね。
●今週のテーマ
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1.義務感と社会貢献
2.企業家精神を阻害するもの
3.官僚悪玉論と公的機関の企業家精神
4.公的機関の企業家原理
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1.義務感と社会貢献
「無人の森で木が倒れた時、音はしない」
聞き手がいて初めてコミニケーションは成り立つ。
コミニケーションは知覚である。
人は聞きたいもの見たいものだけを知覚するから
話しても書いてもコミニケーションが成り立つ
のは稀であると、以前話しました。
同じメッセージを送っても感動を呼ぶこともあれば
反感や不快感を与えることもある。
■私のメルマガでのコミニケーションは
介護など個人的でデリケートなことを
マネジメントなど社会的公的なことに結び付けることに
違和感を持たれた方は心配していたほど多くありませんでした。
先週16日、テレビ朝日
「たけしのほんとうは怖い家庭の医学」
もの忘れ外来、認知症のブロックで私達夫婦が登場しました。
個人的なデリケートな問題をさらけ出すのは、
義務感と社会貢献だと言いました。
もう一度述べます。
■義務感とは。
生活を共にしながら絶望し、
事実の受け入れを拒否し、修羅場をくぐり、容認し、
戦い、何を考え、どのように心の居場所を得て
事態に対処してきたか。
その物語は、成功失敗も含めて、マネジメントの事例と
同じように人間に降りかかる困難に対処するケース。
ドラッカーがナチスドイツの社会を見て
人間の生き方と
経済や企業のマネジメントと関連付けました。
ドラッカーにとっては一つの生き方であり、
義務感があったのではないでしょうか?
■高齢化社会に向けての社会貢献。
ほとんどの認知症家族は患者を見せたがらないし、
社会から隠し、閉じこもります。
映像はぼかし、偽名を使う。
これでは社会から差別され、
社会の一員であることを自分から放棄するような感じを
私は受けてしまいます。
また同じ経験をする人が将来起ることを学びたいと思っても
実態が分らない。
専門職も在宅介護の間は生活の一側面からしか見ないで、
断片的な知識で指導することになるでしょう。
だから私は、恥ずかしながら、
映像をぼかさないで実名で登場しました。
■誰にでも起ることは情報を共有するほうが
社会のためになる。
マスメデイアはそのためにある。
この考えどうでしょうか?
テレビを見た方ご意見下さい。
2.企業家精神を阻害するもの
世界的不況に突入しつつある今ほど、
企業家精神が必要な時代はないかもしれません。
平成不況は内需不振でしたが、欧米の景気は良くて
輸出企業は大丈夫だった。
今回は米国ではバーナンキFRB議長が日本のバブル崩壊時
を思わせる史上初のゼロ金利政策で
ナリフリ構わぬほど、世界の景気が痛んでいます。
自動車や電機など優良な輸出企業も売れなくなった。
同じものをを改良して継続していれば
売れ続けていた時代は去ったかもしれない。
■米国の自動車ビッグスリーなど公的資金投入や
政府による雇用促進などの補助金で組織を
存続させることは麻薬と同じ一時的な痛み止めでしかない。
税金や国債で景気を浮揚することは病人に輸血や点滴する
ようなものです。
ほんとうに必要なことは社会に必要な需要を作りだすことであり、
そのためにマーケティングやイノベーションです。
そしてそれを可能にするのが企業家精神ですね。
■過去の仕事を効率的に行う管理業務と
企業家精神は相容れない。
官僚的、形式的、保守的な既存企業の原則、ルール、文化
と企業家精神は相容れない。
企業家精神は規律に欠け、粗野で、夢想家である。
時には品位に欠けて押しの強い打ち出しになる。
従来の常識では不快に思われる製品やサービスでも、
潜在的には必ず社会の役に立つと信じて押し出す。
もしかして
最後に紹介する、私が開発した二つの商材は
そんなジャンルの情報商材かもれない。
3.官僚悪玉論と公的機関の企業家精神
自民党も民主党も、全国の名物知事も、
右も左も、今も昔も、
諸悪の根源はすべて官僚制度にあると言われながら、
官僚制度に変るもの、公的機関の改革、イノベーションも、
あの小泉改革をもってしても、
何も進展しなかったですね。
その理由はドラッカーの公的機関の
企業精神についての解説を聞くと納得ですよ。
■通常言われている「月給泥棒」「権力志向」などでは
ない。
どんなに企業家的イノベーション志向の人でも公的機関の
マネジメントの座におかれると半年後には「月給泥棒」
「権力マニア」になると。
理由は3つある。
■第一の理由は、
公的機関は外の世界への成果ではなく納税者からの支払
による予算に基づいて活動するから、
成果は業績ではなく、獲得した予算によって
評価される。
第二の理由は、
公的機関は活動の成果が収入の原資になっていないので
多くの利害関係者によって左右されるから。
第三の理由は、
もっとも大きな障害として、
公的機関は善を行うために存在するから。
したがって使命は絶対的になって費用と効果の対象に
ならない。
善とか正義に大小は無いとする。
費用と効果を考えることは打算的企業的、私的だと
みなされる。
こんな考えが
■債務超過の日本国破産・国家財政破綻状態にしてしまう。
公的機関の本来の仕組みが企業家精神を蝕んでいる
ということのようです。
公的機関ほどイノベーションとか企業家精神
が必要であるにも関わらず、
イノベーションとか企業家精神のマネジメント用語は
使命や存在や価値や信念に対する攻撃と受けとるのです。
■公的機関でも民間企業でもイノベーションと企業家精神が必要な
時代になりました。
4.公的機関の企業家精神
あのトヨタ自動車が、年間2兆円を上げていた世界の
超優良企業が赤字予想を出しました。
生産ラインの一つの環である設備が止ると
全ラインを止めるのがトヨタ流。
経済連鎖の一つの環でしかない企業は、
販売が止ると工場を止めるのが生き残りの鉄則。
民間企業は必死に事業計画を見直していますが
公的資金注入などで民間需要が萎縮している時、
公的機関の役割は大きいですね。
■公的機関が真に機能するための原理とは何か?
★公的機関は自分達の存在理由は何か、
目的そのものに的を絞らなければならない。
★完全なる正義や善を目指す実現不可能な目標ではなく、
実現可能な目標を持たなければならない。
★目標は大義ではなく費用対効果に関わるものとして
、時には目標を疑うことも必要である。
★変化を脅威としてではなく、
機会として見なければならない。
公的機関でも民間企業でも一人ひとりの生き方でも
社会のためになすべきことを
どうマネジメントすべきか
根本は同じでしょうね。
■私達は何をしようとしているのか
常に自問自答しなければならない。
格差の根絶ではなく、
貧しさの減少でなければならない。
達成できないからとさらに努力することを疑ってみる。
職を失うことは、
なすべきことを成す機会ととらえる。
人生どう生きるか、
なすべき仕事は何か、
公的機関に働いている人も、
民間企業に勤めている人も
仕事で成果を上げるには
マネジメントの原理は必須です。
■ドラッカーは人間の特質に基礎を置くマネジメントです。
細胞は器官の一部であり、器官は身体の一部であるように、
人は組織の一部であり、組織は社会の一部です。
宗教や政治ではなく、企業や産業が人間社会の未来を
創ると考えてマネジメントを発明したドラッカー。
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本日もメルマガお読みくださって
ありがとうございます。
今岡善次郎
追記:
■ドラッカーは何度も読み返し、
脳神経に轍(わだち)を作らないと
理解した気分にならない奥の深さを持っている。
そこで、
ドラッカーの知の役割と位置付けをして
使いやすくする必要があると思い、
私、今岡善次郎は、脳神経の轍に従って
ドラッカーの原理をキーとなる概念
で15の原理に分類して教材を開発しました。
戦略(知)
→ 目標、全体、知識、代替案、因果関係、現場
精神(心)
→ 顧客、人間の特質、行動規範
構造(体)
→ 時間、フィードバック、少数精鋭、
つなぎ、統合、同期化
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