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『ドラッカー、マーケティングとイノベーション、そして人間の特質』
2008年8月20日 01:00
人の内面を豊かにするマネジメント革命を説いたP・F・ドラッカー。
人生設計・企業設計・社会設計すべてに通じる共通する概念とは、
内ではなく外にある成果のために、人が人に貢献する場をつくるのが
マネジメントの目的であること。別名「愛」と言われるもの。
週間メルマガ(水曜)株式会社ビジダイン出版
◆━【今岡善次郎のマネジメント・メルマガ】第9回━━━━━◆
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┃ ★内面を豊かにするマネジメント革命★ ┃
┃~P.F・ドラッカーに学ぶ人生・企業・社会設計のすゝめ~ ┃
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『ドラッカーのマーケティングとイノベーション、そして人間の特質』
■こんにちは, 今岡善次郎です。
いつもメルマガお読み頂きありがとうございます。
前回第8回でマーケテイングに触れました。
「マーケティングとは顧客の創造である」と。
さて今日は、
この一週間の日刊メルマガの総括です。
●今週のテーマ
==================
1.イノベーション
2.マーケティングとイノベーション
3.自由と自律
4.専門家の姿勢
5.時間から始めよ
6.行政の使命
7.真摯さ
==================
1.イノベーション
世界貿易に飛行機による輸送、空運が登場したとき、それまでの
海上運搬が打撃を受けて長期低迷に入りました。
■造船会社は船舶の大型化、高速化を進めて、船舶の需要拡大に
精力を注ぎました。
より早く、より安くする。
それでも海運不況は続きました。
答えは船舶の高速化でなければ、大型化でもなかった。
■顧客の立場になって考えると、積荷地点から荷降し地点までの
時間短縮が重要ですよね。
一番時間を浪費していたのは、トラックで港まで運んでから
船に載せるまでの時間でした。
トラックの陸上輸送と船舶の海上輸送の間のつなぎ時間をどうしたら
短縮できるかに焦点が当てられました。
■結果、コンテナというトラックから船までそのまま運べる
入れ物(コンテナ)を利用することががイノベーションになりました。
船の運航スケジュールに合わせて、トラックで港に輸送する。
コンテナをトラックから船に載せるだけでいい。
トラックから船への乗り換え時間の短縮で輸送時間の
大幅な短縮になったというイノベーションです。
■都心でIRや私鉄を乗り換えて移動する場合も
日々イノベーションできますよ。
移動距離が短いルートや特急や急行が時間が短いと
思っていたら、そうではなかった。
乗り換え時間が短いルートで移動するほうが
早い交通手段より短時間で移動できますよね。
皆さんが無意識にやっていることの中に
イノベーションの宝庫がある。
■トヨタのカンバン方式は、機械設備の高速化で生産時間を
短縮したのではありません。
設備と設備の間での滞留時間である
在庫時間を短くすることで時間短縮した。
世界の製造業に大きなインパクトを与えたイノベーションです。
■医療や介護の世界で、政府の財政状況から来る、失望感が
充満しています。
学者も政治家も、評論家も、家族会も、みんな政府を責めるだけで
仕事をしている気になっている。
政府とは誰か、これが見えない。
かっては政府は頼りになった。
今、世界中で、国民と政府のロマンスが幻滅に変わりつつあると
ドラッカーは言っています。
■一人ひとりの国民が自由で自主的に、相互に助ける仕組みに
イノベーションが欲しい。
■ドラッカーのイノベーションの定義
「資源から顧客満足へ変換する経済連鎖において従来に比較して
卓越したやり方を生み出し、満足する顧客を創造すること」
です。
■医療や介護の世界では、これからますます生きるのに困難な
顧客が増えます。
一方で人の為に尽したい人も増えています。
しかし行政に頼る制度は財政的に破綻しています。
■ここにこそいろんな分野の専門家が協業(コラボレーション)
してイノベーションを起こす必要があります。
コンテナのような意外なイノベーションがあるかもしれませんね。
2.マーケティングとイノベーション
ドラッカー流マネジメントの
中核と言えますよね。
■「マネジメントとはマーケティングとイノベーションで
顧客を創造する活動である」ということですね。
ドラッカーは70年前からぶれていない。
中には何で今頃、ドラッカーですか、と言う人もいます。
■私の答えは「これからがドラッカー」です。
すでに起った未来は、これから本格化すると考えるからです。
新しいコンセプトを考え出したと思っていたらすでの
ドラッカーが50年前に言っていたことだった、というのが
多くの専門家の意見です。
私にもそんな感慨を持ったことがあります。
マネジメントを語る専門家は無数にでているが、ドラッカーを
無視した人は消えている。
現在活躍している人はドラッカーの影響を受けている人
が多いようです。
例えばマーケテイングの父と言われるフィリップ・コトラー
彼曰く、
■「ドラッカーはマネジメントの父、私がマーケテイングの父
と言われることは光栄ですが、
もしそうならドラッカーはマーケティングの祖父です」と。
娘が言いました。
「そんなに昔からずっと有名なんだ。
サザンオールスターみたいだね」
そう、
私も子供達の年代の時からサザン聴いていました。
■マネジメントはマーケティングとイノベーションという2つの分野
需要をつくる仕事と、卓越する供給の仕組みをつくることでしたね。
モノづくりでも小売でも、運送業、ホテル業、医療や介護でも同じです。
マーケティングとイノベーションを行うことがマネジメントで
経営資源を顧客満足に変換する経済連鎖活動は、
外注(アウトソーシング)を含んで専門家の連携が
成果を生むのです。
経済連鎖とは私がこの10年取り組んでいる
サプライチェーンマネジメント(供給連鎖のマネジメント)
です。
↓
クリックしてください。
http://www.bizdyn.jp/
■経営資源を顧客満足に変換する、とは
「人と言う経営資源」を「人と言う顧客満足」
に変換する。
すなわち、
人が人に貢献するということですよね。
3.自由と自律
人間の特質を基盤にしたマネジメント原理がドラッカーの
大きな特徴であると何回もお話していますよね。
マネジメントを語る上で人間とはどんな特質
を持っているとドラッカーは考えたのか。
実に多くのことを言っています。
■「人間は人に使われる機械ではなく、誇りと自尊心と心の豊かさや
喜びを求め、自由に自発的に、挑戦し、判断し、貢献したいという
特質を本来持っている」
人とは指示されたとおりに働くものとして定義するのは、
人を物的資源と同じように機械的法則のもとにあると考えることであり、
重大な過ちである、と言っています。
■ベルトコンベアによる自動車の大量生産システムを初めて開発した
ヘンリー・フォードは、自動車事業で大成功しましたが、
人生の後半では大きな失敗をしました。
その理由がマネージャーをフォードの手足、助手と考えて
指示すること以外はしてはならない、
というマネジメントしようとして失敗しました。
■人は仕事に生計の手段以上のもの、経済を超えた満足を求め、
誇りや自尊心や自負の対象を求める存在であることを
前提にすべきであると、ドラッカーは考えていました。
■一人ひとりが自由に意見を言い、提案して、何かが改善する
民主的組織が成果を上げるとしました。
この考えは日本の製造業では戦後一貫して採用され、日本の
モノづくりは世界最高水準になりました。
特にトヨタ自動車はリーン生産という名前で世界の
モノづくりのモデルになりました。
■ビジネスの世界では権威や権力では通用しないことが
常識になっていますね。
医療や介護の世界では、例外的に、優れたマネジメントが
見られる程度です。
自由に意見を言えない組織は組織の存在価値がありませんよね。
■古い体質の会社でも、町内会でも、家族会でも、
古参の幹部がいて、新入りが積極的に提言すると、
「組織を揺さぶる者」扱いにされてしまう。
怖いですね。
何も改善されませんね。
■人間の特質を基盤にするマネジメントは
民主的で、紳士淑女の組織が必要ですね。
4.専門家の姿勢
■今までお話したドラッカーのマネジメントは企業だけではなく
、医療機関、介護施設、家族会、それに電話相談など社会に貢献する
専門家集団などすべての組織にあてはまりますよね。
■私が感激したのは、
真摯に電話相談に取り組んでおられると尊敬している浴風会の
介護支え合い電話相談室長の角田さんの反応です。
「認知症家族会の話、耳が痛いです」とコメントされたことです。
そしてこんなお話をよこしてくれました。
■新潟いのちの電話理事長であり新潟大学名誉教授の
眞壁伍郎先生による記念講演「人生の四季の声に耳を澄ます」
があったそうです。
その中で、
レバノンの詩人ジブランの七つの戒めの中の一つ、
『弱い者を踏み台にして自分を高く見せようとしたとき』
という言葉が紹介されました。
角田さんは必死でメモしました。
「先生は多くは語らず、言葉のみを伝えてくれました。
私たちへの戒めということだ」
と角田さんは理解しました。
「この言葉に私はドキッとしました」
「介護支え合い電話相談事業の宣伝広告や、
そこから見えた介護者の現状を報告することが
私の役割の大きな部分なのですが、
こういう面があったかもしれない、
自分はいい気になっていたかもしれないとハッとしたのです」
とおっしゃいます。
■そこに、今岡さんのメルマガ・・・
でも、
どうしたら介護者のための電話相談を実施できるか、
相談者は何を求めて電話をしてくるか、
どんな対応をしたらいいか等を
私は日々真剣に考えて取り組んでいます。
電話の向こうにいる人のために、
その人を話をどう聴いてどう支援したらよいかたら
よいかものすごく悩んでいます。
そして、心が通じ合えた瞬間を本当に宝物のように思っています。
だから、仕事の方向性については全くぶれません。
なんだか言い訳がましくて恐縮ですが、
今岡さんのお話にはいつも考えさせられて
感謝していますということをお伝えしたくて
メールしました。
■角田さんから認知症介護家族からの電話相談の事例を
見せて頂いたことがありますが、
介護の修羅場を経験した私から見ても
真摯に相談されてきた実績が伺えました。
しっかりと相談員で情報の共有ができて、日々使命を
確認されている専門家だと尊敬しています。
↓
http://www.yokufuukai.or.jp/sasaeai/kaigo/index2.html
真に専門家ほど謙虚に、真摯に、いろんな情報を受け取るものです。
以前もドラッカー紹介のメルマガに私が恐縮するぐらいに
敏感に反応されました。
■困難にある家族会会員による補助金研究への疑問にも
応えてくれました。
「調査に莫大な費用をかけて研究者がそれを発表して、
で、それからどうなったの?改善策は講じたの?
ということが多いように思いませんか」
「調査をしっ放しであるなら、
調査研究費用を困っている人や介護職の人に直接配ったほう
が役立つのになあと思ってしまいます」
■私は言いました。
「壊れていく妻を入院させて落ち込むか、自分を鼓舞するか
どちらかです。
その状態にある私にある医療の専門の専門家は
『元気が空回りしている』
『いっきに世の中を変えようなんて悪い癖』
などと皮肉を言われました。
ボランティアでネット認知症家族会を立ち上げました。
↓
http://www.bizdyn.jp/ninchishou/
私のメルマガに対して医療介護業界以外の人で皮肉ぽい
コメントは一切ありません。
専門家から見ると、介護家族は、素人で、
余計なことを言って欲しくない
と思っているでしょうか?」
■角田さんは応えてくれました。
「そうなのかもしれませんね。
眞壁伍郎先生が紹介してくださった
ジブランの言葉をその人たちにも投げかけたいですね」
■というわけで角田さんとジブランの言葉を紹介しました。
■専門家でもないのに電話相談を取り仕切って、その情報も
役員に共有しないある家族会の代表のことも考えてしまいました。
■ドラッカーは言っています。
「リーダーは使命を考え抜き、真摯さを一貫性を持つ人である」
5.行政の使命
日経ビジネス最新号、8月18日号の巻頭「有訓無訓」に
前鳥取県知事、慶応義塾大学教授の
片山善博氏のインタビュー記事が掲載されています
■片山氏が鳥取県知事の時に、鳥取県西部地震がありました。
過疎地の山間部で家屋を失った高齢者がたくさん出た。
高齢で家を建て直すローンは組めない。
■氏は国に掛け合い、住宅再建策の支援を依頼しました。
しかし、国は道路や橋は直しても個人の家の再建には
税金を投入できないと譲らない。
住宅を再建できなければ道路や橋をいくら直しても意味がない。
国に頼らないで自分たちの県で再建支援することにしました。
■しかし、国はそんな支援を「やらないでくれ」と言いました。
なぜか。
阪神・淡路大震災の時も認めなかったからだと言ったそうです。
■片山氏は総括します。
その時の国の役人にとって大事なのは
「国民の生活ではなく、自分たちの立場なんです」
「使命を間違えている」
「誰のために仕事をしているかと突き詰めると
自分たちのために仕事をしている」
さらに片山氏は、日本の行政について語っている。
■(内向きの組織防衛の行政が)
「日本を息苦しく、住みにくい社会にしている」
「日本はこれまで中央集権型国家統治のツールとして
地方自治を位置付けてきた。
住民が自分たちの便宜を満たすために、自分たちで
イニシアテイブをとるのが分権自立型の地方自治です。
上からではなく、下からボトムアップで草の根で
住民達がコントロールする。
こうした発想転換が日本の活性化に必要です」
■さらにマネジメントの視点から見ると重要な指摘をしています。
政治家も、地方の企業経営者も、世襲制が非常に多い。
自分の頭で顧客は誰か、顧客をどう創造するか、
考えなくなって、内向きの目的で仕事をする。
■行政も、企業も、顧客を創造するマネジメントが社会を
活性化します。
■ドラッカーは言っています。
「現代は近代の中央集権国家ができる以前の中世の多元社会に
なりつつある。中央集権国家が進歩であり大義とされた。
全体主義・共産主義は最後のあがきだった」と
■明治時代に進歩の証だった西欧から導入した
中央集権国家の行政の仕組みも、
本家本元の欧米でも崩壊しかけています。
■心豊かな国民という「満足する顧客」をつくる
マネジメントのミッションを行政が担うのは可能でしょうか?
片山氏の話を聞くと、官僚組織が硬直しすぎている。
草の根の住民が自律して行政に頼らないマネジメント
の場を設計せざるを得ないでしょうか?
■片山氏のお話に学生の反応は非常に良いそうです。
私も今年4月から、大学院で専門の
「サプライチェーンマネジメント」を
ドラッカーの文脈で講義すると、
学生の反応は非常に良いものを感じています。
若い人が、この時代の過渡期に必要なものは何か、
考え始めている証だと思うのです。
6.時間から始めよ
■ドラッカーの考え方に鼓舞される人が如何に多いか、
メルマガ始めてあらためて実感しています。
一方で「分らない」とう人もいます。
頭が良くて、一流のコンサルティング会社に勤務して
いた人でもです。
■ドラッカーさんも言っているように、マネジメントは
科学ではないし、企業の金儲けの道具でもない。
本メールのテーマにしている,
人間に関わる生き方として、
企業経営や社会組織のマネジメントですよね。
一流企業がドラッカーの影響を受けて経営改革しているのは
事実です。
「分らない」というのは、「実行が難しい」
ということかもしれませんね。
■大手化学品メーカーでサプライチェーンの経営改善の
プロジェクトマネージャーをしている
桑島さんがコメントくれました。
私がドラッカーをあまり知らないとき一緒に仕事させて
頂きました。
いろんな部署の専門家を連携させるプロジェクトマネジメント
を真摯に考えている人です。
■> 今回もなるほどとうなずける点が何点かありました。
> ・先日駅のエスカレーターが止まってしまい、
>それを上るときに何か不安定な、階段を上がるのとは違う
>違和感をおぼえたことを思だしました。
> 夫婦関係と繋がるというのがなかなか面白いたとえ話でした。
↓
ありがとうございます。
> ・介護経験者が介護殺人などに同調したり、
>批判ができないといった反応を示す点について、
>何事も経験したことがないものを、一般常識
>(と勝手に思っている)をベースに批判することは簡単ですが、
> その背景など良く考える必要があることを痛感させられました。
↓
経験を共有しないコミニケーションは難しいですね。
・・・・
>・顧客以外に収益をもたらしてくれるものはないということは、その
> 通りなので、いかに顧客が受け入れてくれる(買ってくれる)ものを
> 作るかということに注力すべきですが、売り手になるとすっかり
>そのことを忘れてしまうというのも事実としてあるので、
>常に留意する必要がありますね。
> ・ドラッカーの考え方をそのまま事業に適用しただけで会社が
>復活したGEやIBMのことを考えると、
>理解するのは簡単ですが実行することがいか
>に難しいかを考えさせられます。
↓
■はい、理解するのは簡単ですが、実行が難しい、
その通りですね。
実行の大切さをドラッカーさんは力説していますよね。
私が、ドラッカーのメルマガという行動に駆り立てたメッセージを
紹介させてください。
それが、桑島さんや多くの読者に参考になればと思い
以下に紹介しますね。
それは、
■「成果を上げるものは時間から始める。
仕事から始めるのではない」
という言葉でした。
その言葉を読んで、私はハッとして手帳を取り出しました。
ドラッカーは理論や理屈で理解するのではない。
ドラッカーの考えたことが、自分の潜在意識に入らないと
行動につながるような理解に達した
ことにはならないじゃないかと。
■手帳に毎日2時間のドラッカータイムを割り当てました。
そしてドラッカーの著作20冊位を読み直し、
大事なメッセージをノート2冊くらいに記しました。
それをパソコンに入れて似たメッセージを分類しました。
それを毎日朝夕読んで、潜在意識にインプットしました。
■そうすると潜在意識の中のドラッカーさんが
私を鼓舞するように、メルマガを始めていました。
■理屈でドラッカーを理解するのは簡単ですね。
でも行動に移すには、単に言葉を引用するだけではなく、
世の中の動きやマネジメントに関してドラッカーさんと
同じ問いが自然に発生しないかぎり、使いこなせないと
考えました。
■読者の皆さん、
人それぞれのやり方があると思いますが、
参考になりましたでしょうか?
■私のメルマガは、なるべく分りやすく、
皆さんの貴重な時間を効率的に使って頂き、
「なぜ生きるか、なぜ仕事をするか」の自問自答の
ヒントになればと思って発行させていただいています。
次のテーマは、今日最後のテーマ
7.「真摯さ」
です。
■「真摯さより頭脳を重視してはならない。自分の仕事に高い基準を
定めない者を重視してはならない」
「人は無能、無知、頼りなさ、不作法は許すが、
真摯さの欠如は許さない」
「人間性と真摯さが無ければ全てを破壊する」
かなり過激な言葉で真摯さの重要性を訴えていますね。
■企業でも役所でも、非営利法人でも、組織は社会に貢献する
道具ですと言いました。
組織の役割、ミッションを果たすマネジメントの目的が自分の利益
ではなく、自己の外にある社会への貢献だとすれば、最大のエネルギー
になるのは知識や能力よりも真摯さですね。
■どんな能力があっても人への貢献の熱意がなければ、
貢献できない。
「組織の仕事とは、人の仕事である。人は共通の信条に基礎を置く
共通の原則にその結集力を体現する。これなくては活力のない、
挑戦する意思のない、真摯さの欠けた経営である」
■北京オリンピックも後半に入りましたが、人が感動するのは
スポーツ選手の真摯な競技です。
金メダルは長い長い、真摯な自己管理によるトレーニング
の結果です。
力があっても真摯さがなければ成果はでない。
■目的を決め、長い時間軸にのなかで、やるべきことを長期間に
わたって着実に実行するのは真摯さでしかない。
力があっても力を抜いて勝利する選手に人は感動しない。
■スポーツや遊びは真摯に取り組むが、仕事は適当にするのでは
内面の豊かさは得られませんね。
真摯な仕事への取り組みが、組織を活性化し、
辛くても、喜びがある。
しつこいようですが、もう一度引用しましょう。
■「技術や設備やシステムは作ることができる資源だが、
人と言う資源は補うことのできないある資質が要求される。
真摯さである」
ここまで
やや長い、
■週間メルマガ「★内面を豊かにするマネジメント革命★ ┃
┃~P.F・ドラッカーに学ぶ人生・企業・社会設計のすゝめ~
第9回お読み頂きありがとうございます。
また、来週次号で。
ドラッカー流マネジメント求道家
今岡 善次郎
■このメルマガに対するご意見・ご感想があれば、ご遠慮なくお寄せ下さい。
↓
imaoka@bizdyn.jp
こんなことが知りたい、今こんなことで悩んでいる、
自分もこんなこと考えている、
自分もドラッカー流マネジメント求道家になりたい、
など、何でも結構です。
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今岡善次郎 株式会社ビジダイン
http://www.bizdyn.jp/
ドラッカー学会 会員
http://drucker-ws.org/
東京農工大大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/schedule/syllabus_2008/204_08_supply_chain.pdf
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
