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ヒットラー・全共闘・オペラ
2008年8月 6日 01:00
◆━【今岡善次郎のマネジメント・メルマガ】第6回━━━━━━◆
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┃ ★内面を豊かにするマネジメント革命★ ┃
┃~P.F・ドラッカーに学ぶ人生・企業・社会設計のすゝめ~ ┃
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┃ 【配信解除は最後にあります】 ┃
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『ヒトラー・全共闘世代・オペラ』
■こんにちは, 今岡善次郎です。
今日は「ドラッカーの原点」についてお話したいと思います。
■第二次世界大戦の引き金を引いたナチスドイツのヒットラー。
優秀な若者が熱狂する異常な群集心理を、新聞記者をしながら
法律を大学で勉強していた若き日のドラッカーはドイツで身近に
この状況を観察したそうです。
ブルジョア資本主義を否定したマルクス経済学も、
もっとも進んでいると思われていたヨーロッパの科学思想も、
宗教も、政治も全てを否定し、
ヒトラーなど論理的に信じてもいないのに
心酔し絶望して死んでいく若者。
「なぜこうなるのか」「単純な理論になぜ皆が
熱狂するのか」「何が根本原因なのか」
「どうしたらまともな社会ができるのか」
青年ドラッカーの人生の目標はそのときの「問い」から
始まっていました。
■「いつまでも諦めずに目標とビジョンを持って自分の道を歩き続けよう。
失敗し続けるに違いなくても完全を求めよう」とドラッカー
は考えました。
■私、今岡善次郎が学生時代の頃は、
キャンパスはいわゆる全共闘過激派が占拠し、機動隊と激しく衝突し
、「浅間山荘事件」や「よど号事件」世間を騒がせせたいました。
大学は荒れ果てていました。
■人間のために、世の中を良くしたい、と考える純粋な若者は
いつの時代にもいますよね。
例えば、
明治維新で命を投げ出した若い下級武士。
明日の日本を信じて特攻隊となって散った若人。
学生運動に燃えて「権力」と戦った学生。
世界の共産主義革命など多くの学生が信じていないのに、
なぜか信奉者は一般学生にもいる。
多くの過激派が絶望的行動にでる。
「なぜだ?」
「マルクス革命を多くの学生や教師がなぜ歴史の必然とみているか?」
「就職することは体制に埋没することなのか?」
■若い私もいろいろと考えましたが、企業に就職し結婚し家庭を持ち
日常生活のなかで若き時代の「問い」など忘れていました。
ドラッカーが30歳の時に書いた「経済人の終わり」に記述された自分への
問いに、私も若い学生時代に感じた「問い」を思い浮かべました。
全共闘が信奉する共産主義革命を異質な思想だと遠くから
観察しながら思いました。
人間社会の進歩とは何か、どんな世の中が良い社会だろうか、
このような「問い」を、私も持ちました。
私の場合は、そこで中断したままですが。
しかしドラッカーはその「問い」に自分で答えを見つけました。
■人生を通じた一貫性のある課題、そこから導きだされた
人間に関わるマネジメントにこそ、
人類を救う光があると、考えたのです。
■ドラッカーの人生設計に影響を与えた、とても良い話を
紹介しましょう。
ドラッカーが20代の時、とても感動するオペラ、
80才のヴェルデイが作曲したオペラを聴きました。
「なぜ80歳になって並外れたオペラをもう一曲書いたのですか」
と訊かれたヴェルデイは答えました。
■「いつも失敗ばかりしてきた。だからもう一度
挑戦する必要があった」
それを聞いたドラッカーは衝撃が走るほど感動したそうです。
先程のドラッカーの言葉、
■「いつまでも諦めずに目標とビジョンを持って自分の道
を歩き続けよう。失敗し続けるに違いなくても完全を求めよう」
と決心したのはヴェルデイの発言に刺激されたものです。
私はそれを読んで、
ヴェルデイに感激したドラッカーにも
感激してしまいました。
大学が全共闘に封鎖され全学ストライキで授業中断の時期に
出合った妻、、今はアルツハイマー病で入院している妻が
気づかせた「人間が生きていること」の意味。
■時代を経て、つい最近になって、ドラッカーとは何者かを知り、
真摯に人間を救うマネジメントを説いていることを知りました。
ドラッカーは世界の一流企業、GE,GM,フォード、そして恐らく
世界が見習う日本のモノづくりのモデル企業、トヨタにも、
大きな影響を与えました。
それは政治や宗教や哲学や科学という知識人ではなく、
政治に頼らない産業人こそ人間を救うと考えたからです。
むずかしい話はここまでにしておきましょう。
■オペラの話に戻りましょう。
ヴェルデイは若いときからオペラで世に出ていて、
既に成功者だったのに関わらず、
「自分は失敗ばかりしてきた。だから挑戦する必要があった」
と言ったそうです。
それに比べて私、今岡善次郎など
■「今まで挑戦もしてこなかった。このままでは失敗より悪い」
と考えざるを得ません。
■若い頃の私と同じように、人生に目的を見出せないまま、日々悶々とし、
何かをなしたいと思っている若者のみなさん、
そして定年退職で熟年離婚に恐れをなしているか、または残された
長い人生を何かしようと思いあぐねている団塊世代の同輩のみなさん、
その他多くの老若男女の紳士淑女の皆さん、
自己の外の存在にために貢献する、
マネジメントなる技を自分の人生設計の目標にしてみませんか?
あせらずゆっくりとその技をお伝えします。
オペラのヴェルデイのことを考えると遅すぎることはありませんよね?
■企業の目的や成果は、内部の自己満足や利益ではなく、
顧客のいる外の社会にあること、
顧客は誰か自問すること、
利益は目的ではなく、手段であること。
人生の様々な困難な局面にある人々を助け、
人生を有意義に送りたい人を応援するため働くこと。
そんな志しある人々が楽しんで働く場をつくること。
共感し合える人をつくること。
■火炎瓶やゲバ棒で社会を変える革命ではなく、
人に貢献して喜びを感じる「マネジメント」を、働く人が
自ら求めることで、社会は進歩するのじゃないでしょうか。
草の根の活動としてマネジメントが広がること、それが
良い社会を創るのです。
その動きは実は始まっているのです。
すでに起った未来企業としてドラッカーも紹介しています。
民間企業だけではなく、成功している非営利団体も。
日本でもいろんな介護業界など一部で見られます。
■これからの社会はどうなるのか?
ドラッカーさんにまとめてもらいましょう。
「資本主義でもなく、社会主義でもなく、カネやモノ中心ではなく、
人間中心の、知識が資源となる組織が大きな役割を果たす社会・・・
・・・
皆が能動的に働くという近代以前に戻ったような、
新しい市民社会を今我々は創りつつある。
心躍る全く新しい社会である」
(「ポスト資本主義社会」P・F・ドラッカー))
本日のメルマガ第6回、最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
また、次号で。
ドラッカー流マネジメント求道家
今岡 善次郎
追伸:
このメルマガに対するご意見・ご感想があれば、ご遠慮なくお寄せ下さい。
こんなことが知りたい、今こんなことで悩んでいる、
自分もこんなこと考えている、
自分もドラッカー流マネジメント求道家になりたい、
など、何でも結構です。
メッセージお待ちしております。
imaoka@bizdyn.jp 今岡(いまおか)までお送りください。
お待ちしております。
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今岡善次郎 株式会社ビジダイン代表 http://www.bizdyn.jp/
ドラッカー学会 会員 http://drucker-ws.org/
東京農工大大学院客員教授
http://www.tuat.ac.jp/~rmmot/schedule/syllabus_2008/204_08_supply_chain.pdf
NPO法人介護者サポートネットワークセンターアラジン 監事
認知症の人と家族の会 会員
若年認知症家族会「彩星の会」会員
浴風会ケアスクール家族会「よくふう語ろう会」会員
太極気功「胡蝶の会」会員
中野鍋横「サウンドイン」常連客
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